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もっと心地よくアップデート! 新・冷えとりルーティンでプチ不調を改善! もっと心地よくアップデート! 新・冷えとりルーティンでプチ不調を改善!

肩こりやむくみ、頭痛など、寒くなるにつれてプチ不調が増えていませんか? 背景には、在宅で生活リズムが乱れた今だからこその、冷えの問題があるようです。

目次
もっと心地よくアップデート! 新・冷えとりルーティンでプチ不調を改善!
  1. 教えていただいたのは……大平医院 副院長 田邉真帆先生
  2. 冷えとり方法を教えてくださった目利きさんたち①
    モデル AYUMIさん
  3. 冷えとり方法を教えてくださった目利きさんたち②
    文筆家・コピーライター 青木美詠子さん
  4. 見過ごされがちな生活リズムの乱れが低体温や冷えの背景に
  5. CHECK! 時代と自分に合った冷えとりができている?
  6. 【“冷え”の基本を知るQ&A】
  7. まずはできることから新ルーティンを取り入れましょう!

教えていただいたのは……大平医院 副院長 田邉真帆先生

PROFILE

順天堂大学医学部卒。家庭医療専門医、総合内科専門医。日本東洋医学界に所属。内科を主軸にかかりつけ医として健康長寿を考え、漢方外来にも対応。

冷えとり方法を教えてくださった目利きさんたち①
モデル AYUMIさん

モデルAYUMIさん

PROFILE

ファッション誌、ライフスタイル誌で活躍。ナチュラルなライフスタイルが魅力。スーパーフードマイスターなどの資格を持つ。Instagram:@ayumiayunco

冷えとり方法を教えてくださった目利きさんたち②
文筆家・コピーライター 青木美詠子さん

文筆家・コピーライター 青木美詠子さん

PROFILE

冷えとり歴は、約28年。『ずぼらな青木さんの冷えとり毎日』(KADOKAWA)をはじめ、冷えとりの著書多数。オンラインで冷えとりの相談も行っている。


見過ごされがちな生活リズムの乱れが
低体温や冷えの背景に

在宅が増えた環境が、冷えにも悪影響を及ぼしていると田邉先生。「人間の体温は朝起きるころ自然に上昇し、夜眠るころには下がるというリズムがあります。朝食をとり、通勤や通学することでもリズムを作っていたのですが、自粛であまり陽にあたらないこと、朝食を食べずに仕事を始めることなどもリズムが崩れる原因に。食べることで総カロリーの10%が熱を作り出すので、朝食は特に体温を上げるうえで重要です」。今の時代にあった冷えとりは、外からあたためるだけでなく、生活のリズムを整えることも大切です。

CHECK!
時代と自分に合った冷えとりができている?

□寒いので、寝るときも靴下をはいている
□テレワークで生活リズムが乱れている
□食べすぎないよう、朝昼兼用でごはんを食べる
□以前に比べて歩くことが減った
□熱いお風呂に入って汗を流す
□冬になると冷えとりをがんばるが続かない
        ↓
ひとつでも当てはまったら、今こそ冷えとりをアップデートしましょう!


【“冷え”の基本を知るQ&A】

Q.そもそも体が冷えているってどんな状態?

A.体温が低い状態が続いていることです

文明のおかげで、50年前に比べて日本人の体温が約1℃下がっており、体温を作り出す力が衰えています。筋肉がかたくなったり、血流が悪くなることがさまざまな不調の原因に。さらに低体温になり悪循環に陥ることも。

Q.冷えているとなぜよくないの?

A.昼夜のリズムが乱れて体調不良の原因に

朝から夕方にかけて体温が上がり、夜は徐々に体温が下がっていくのが正しいサイクル。冷えによってサイクルが乱れると血流が悪くなり、頭痛、肩こり、便秘などになりやすくなります。寝つきも悪くなり、不眠にもつながります。

Q.自分が冷えているか知る方法は?

A.布団の中でわきとおなかをさわる

冷えている場所は人それぞれ。朝目覚めてすぐ、わきの下に手を入れ温度を確かめます。続いて、おなかや背中などもさわってみましょう。わきの下より冷たい場所があれば、その部分が冷えているかも。その部分を中心にあたためて。


まずはできることから
新ルーティンを取り入れましょう!

生活リズム改善にくわえて、心地よいインナーやおいしいあたためドリンクで、楽しく冷えとりをアップデートして。

下半身を意識した運動を
取り入れる

「冷えを解消するには、大きな筋肉のある下半身をきたえることが大切」(田邉先生)。ウォーキング、階段の上り下りやスクワットなどが有効です。意外なところでは、片足立ちや、立ったままかかとを上げ下ろしする運動も、ふくらはぎの筋肉に負荷をかけられます。ふくらはぎは第二の心臓といわれており、血流アップにつながります。

朝食はタンパク質・
脂質・糖質をしっかりとる

「一日の体温を上げるために大切なのは、朝食をしっかり食べること。パンだけなど主食に偏るのではなく、卵や肉などタンパク質も欠かさずとりましょう」(田邉先生)。パンにバターを塗ってハムやチーズを挟んで食べる、明太子おにぎりにするなど簡単なメニューで三大栄養素を毎食取り入れて。

【COLUMN】 和食派におすすめ! 簡単味噌汁

「いつも昆布と干し椎茸で出汁をとっています。水に一晩漬けて翌日沸かすだけ。水を足して、二番出汁、三番出汁にするので手間はかかりません。それにかつおぶしと自家製味噌で、お味噌汁にします」(青木さん)

肌に触れるものは季節に合った素材で

「もちろん、服装で体温を逃さないことも大切。寒い時期は熱を逃さないために、はらまきをしましょう」(田邉先生)。ウールもいいけれど、シルクなら寒いときは保温性が高く、暑くなったら吸湿してくれるのでおすすめです。

シルクのはらまきで、
体幹の熱を逃さない
「シルクなどの天然素材を身につけて下半身をよりあたためるのが、冷えとりの基本です」(青木さん)。表がオーガニックコットン、内側がシルク製。シルクコットン チューブ腹巻¥3,960/プリスティン(プリスティン本店)
スタイリッシュな肌着で
ヒップまであたたかく
「ヌーディロールはワンピースのように着られるロング腹巻。やわらかくてきもちいいです」(AYUMIさん)。ストラップは取り外し可能で、胸からお尻まであたたか。ヌーディロール¥9,900/プントゥ(プントゥ)

レッグウォーマーをはいて寝る

「眠る前は、手のひらや足の裏から体温が放出されます。靴下をはいたまま布団に入ると、入眠が妨げられてしまう場合が。体の浅い場所に太い血管が通っている首、手首、足首をあたためると保温効果があり、足先が冷えるならレッグウォーマーを使うほうがおすすめです」(田邉先生)

海底火山から誕生した
蓄熱性の高い繊維を使用
二重編みで、遠赤外線・蓄熱効果が高いαオーラ®繊維と、吸湿・保温性のあるシルクを合わせ快適なあたたかさに。睡眠中にもぴったりです。足スパ®もこもこウォーマー¥5,280/オーラ(メカニカルプラネット)

砂糖をほかのもので代用

「白砂糖は体を冷やす食べ物の代表。砂糖を使いたいときは、甜菜糖や黒砂糖など、ミネラルを含む砂糖類で代用しましょう」(田邉先生)、「冷えにつながるほか、体調が悪いときに甘いものを食べると頭や喉が痛くなるので、少し控えるように」(青木さん)。

【EDITOR’s RECOMMEND】
料理にも使いやすい
カロリーゼロの自然派甘味料で
天然素材でカロリーゼロ。トウモロコシ由来の天然甘味成分エリスリトールに、中国産の植物・羅漢果の高純度エキスを配合し、砂糖と同じ甘味度にした製品。ラカントS顆粒 130g オープン価格/ラカント(サラヤ)

深呼吸や瞑想をする

「日常の中で深い呼吸を意識します。ゆっくり吐きながら、瞑想したりヨガのポーズをとることも」(AYUMIさん)、「緊張することが多い世の中なので、寝る前に深く呼吸することで副交感神経を優位にすると、眠りにつきやすくなります」(田邉先生)。

マイボトルには、スパイシーなお茶を

「生姜やシナモンなどをお茶にプラスして、マイボトルに入れて飲んでいます」(AYUMIさん)、「冬は、大きめのマイボトルにゴボウ茶や生姜紅茶を入れて、職場に持って行きます」(田邉先生)。水分補給しつつスパイスの効果でポカポカに。
【EDITOR’s RECOMMEND】
台湾漢方の知恵が詰まったお茶
黒糖と乾燥させた生姜をベースに、8種の和漢植物から生まれたシロップタイプのお茶。一口飲むだけで全身がポカポカに。Uplift Herbal syrup 暖活薑棗飲 24g×7パック ¥2,980/DAYLILY(デイリリー)

せめて寝る1時間前は
好きなことをする

「テレワークで、仕事とプライベートを区別できない人が増えています。緊張感のある日々が続いているなら、せめて寝る前にはリラックスを。パソコンやスマホはオフにして、好きな音楽を聴いたり本を読んだりしてリラックスする時間にしましょう」(田邉先生)。

心地よい
あったかアイテムを取り入れる

「あたためアイテムを活用して、無理なく冷えとりを続けています」(AYUMIさん)、「陶器の湯たんぽをデスクの下において、膝に毛布をかけて仕事をするとこたつのようになります。とっても簡単なので、冬のテレワークにおすすめです」(青木さん)。

【EDITOR’s RECOMMEND】
生薬の力で内側からあたためる
ドリンク剤
奈良県産の大和当帰など、生薬の力で不調を予防、改善。手軽に飲みやすいドリンクタイプ。ワームルーティンショット[指定医薬部外品]70mL ¥275/ビープル バイ コスメキッチン(ビープル バイ コスメキッチン)
【AYUMI’s RECOMMEND】
ストレッチ性のあるフリースで
熱を逃さない
「フリース素材がやわらかく、足もとがあったか。家の中で、スリッパ代わりにはいています」(AYUMIさん)。クリマプラス100 キャンプシューズ¥2,970/モンベル(モンベル・カスタマー・サービス)
よもぎ温座パット
【EDITOR’s RECOMMEND】
骨盤まわりがあたたまり
ホッとリラックス
骨盤まわりをあたためる韓国のよもぎ蒸しに発想を得たアイテム。専用発熱体と薄型パットをショーツにつけるだけ。家にいるときも、外出中にも◎。よもぎ温座パット6個入り ¥1,037/優月美人(グラフィコ)

illustration:Misa Itoi text:Ema Tanaka web edit:Masako Serizawa

※写真・文章の無断転載はご遠慮ください
リンネル2022年1月号より

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