つらい時季を上手に乗り切る 花粉症対策のニューノーマル つらい時季を上手に乗り切る 花粉症対策のニューノーマル

今年もやってくる憂鬱な花粉シーズン。マスク生活で症状は緩和? と思いきや、飛散量が多いという予想も。 この機会に花粉対策もバージョンアップしましょう。
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押さえておきたい最新花粉対策
効率的な花粉対策の要は、目に見えない花粉がどう動いているかをイメージすること。
いつ花粉が飛ぶのか、家の中でどう動いているのかをチェック。
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外出時
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花粉が多い時間帯を避ける

「杉の花は日の出とともに開いて花粉を飛ばし始め、その花粉が山から吹き下りる風とともに都市部に届きます。なので、都市部で花粉がいちばん多いのが、12〜13時くらいの時間です。」出歩いたり、屋外の活動をするなら、この時間を避けるのがおすすめ。
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花粉がつかない服装にする

メガネをかける、花粉がついても落としやすいアウターをはおるのは基本。さらに、髪の毛は花粉がつきやすいので、長い髪は下ろすのではなく縛るかまとめ髪がおすすめ。「マスクをつけるときは、鼻や顔まわりをフィットさせることも大切です」
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強風の日や、雨の前後に要注意
「雨が降っている日は、花粉は湿気を吸ってすぐに落ちるので少なくなります。ただし、雨の後は花粉量が多い傾向があるので注意が必要」。さらに、雨の前も下降気流の影響で花粉飛散量が増えます。風が強い日も同様なので、天気予報はマメにチェックを。
INSIDE
家の中で
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帰宅後はバスルームに直行が◎

帰宅後は、リビングや寝室など、長時間過ごす場所に花粉を持ち込まないことがカギ。そのため、帰宅後は洗面所に直行して衣類を着替えるのがおすすめ。「花粉は顔や髪の毛にもついています。可能ならばすぐにお風呂に入って洗い流すのがいちばんです」
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リビングには空気清浄機、寝室には加湿器を

「花粉は湿気を吸うと床に落ちますが、人が動くとそれに合わせて舞い上がります。だから、人の動きが多いリビングは、舞っている花粉を吸う空気清浄機を。長時間過ごすけれどあまり動かない寝室では加湿器を使えば、寝ている間に吸い込む花粉は少なくなります」
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食べすぎとアルコールを控える

アルコールは血管を拡張させるので、鼻づまりや目の充血が起こりやすくなります。花粉のシーズンは、アルコールは控えたほうが無難です。タバコの煙も鼻の粘膜を刺激します。食べすぎを控えて、バランスのよい食生活を送ることで免疫が整います。
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部屋の四隅にものを置かない

部屋のほこりがたまりやすいところ=花粉がたまりやすい場所と考えてOK。積んである雑誌や新聞は、ちゃんと収納したり処分したりするほうがいいでしょう。さらに、ほこりがたまりやすい部屋の四隅には、ものを置かないことで、掃除がしやすくなります。
教えてくれたのは…日本医科大学耳鼻咽喉科 大久保公裕先生

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illustration:Mariko Fukuoka text:Ema Tanaka web edit:Mina Ota
リンネル 2022年2月号より
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