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【妊活の基本を改めて】産婦人科医・高尾美穂先生に聞く、最近の妊活事情と正しい知識 【妊活の基本を改めて】産婦人科医・高尾美穂先生に聞く、最近の妊活事情と正しい知識

いざ妊活を始めるにあたって、不安や疑問がたくさん…一体何をすればいいの? と思っても、なかなか人には聞きづらいこともある妊活の話。最近の妊活事情から基礎知識まで、産婦人科医・高尾美穂先生が詳しく解説します。まずは、妊娠するための知識を知って、始めてみることが大切です。

目次
【妊活の基本を改めて】産婦人科医・高尾美穂先生に聞く、最近の妊活事情と正しい知識
  1. お話を聞いた 産婦人科医 高尾美穂先生 profile
  2. まずは妊娠のための正しい知識を持つことが大事
  3. 知っておきたい妊活の基礎知識5つ

お話を聞いた
産婦人科医 高尾美穂先生 profile

産婦人科医 高尾美穂先生
東京慈恵会医科大学大学院修了後、同大病院産婦人科助教、東京労災病院女性総合外来などを経て現在イーク表参道副院長。スポーツドクターでもあり、ヨガ教室「Gyne Yoga」主宰。

まずは妊娠のための正しい知識を持つことが大事

ここ数年、妊活に入るタイミングが早くなっている印象です。妊娠は遅すぎないのが望ましいのでよい傾向です。そしてその背景には、「仕事だけじゃなく、子どもや家庭を含めた自分自身の人生も大事」と捉えている世代が増えている気がしています。

2015年に不妊症の定義が変わり、カップルが2年妊娠成立しないと不妊症と診断されていたものが1年に短縮されたことや、不妊治療の保険適用も影響しているでしょう。ただ実際に妊娠するための具体的な知識を持っている人は意外と少なく、「排卵日あたりに性交渉をすれば妊娠できるはず」と漠然と捉えているだけの人が多いのです。
妊活をしている世代は仕事が忙しく、性交渉も非常に少ないため、曖昧な知識だけでは自然妊娠しにくいのが現状です。また、いざ妊活を始めたところで仕事をしながらの不妊治療は大変なもの。

さらに年齢が上がれば上がるほど、男女間の温度差は広がっていきます。不妊治療のまえに、まずはどんなタイミングが妊娠しやすいのか、自分の排卵日はいつなのかなど、妊娠のための正確な知識を身につけることが大切です。そして少し早く帰宅して、夫婦でゆっくり過ごす余裕を持つなど、自然妊娠できるような生活習慣を日々心がけましょう。

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