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特集女子旅おすすめスポット 暮らすように心地いいリンネル旅ガイド

【女子旅 大分県・後編】朝霧に包まれた神秘の湖と、伝統に出合う旅 【女子旅 大分県・後編】朝霧に包まれた神秘の湖と、伝統に出合う旅

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のどかな田園風景や、昭和の香りが漂う街並みなど、時の流れが緩やかになったような場所が、国東半島です。ここで、全国でも珍しい工芸品を作り続けているのが、七島藺工房 ななつむぎです。七島藺(しちとうい)は今では国東半島の6軒の農家でのみ、栽培されている植物です。畳の原料としてはいぐさが有名ですが、七島藺もいぐさ同様に使われ、丈夫な繊維であることから琉球畳や柔道の畳に重宝されてきました。その七島藺の伝統を絶やさぬために、このななつむぎでは、七島藺で工芸品やアクセサリーを作って販売しています。

七島藺は、三角形の丈夫な茎が特長。素材にするために茎を手で割くところや、畳を織る機械を見学しました。七島藺を畳表にする作業は生産する農家が担っており、その畳表は1日に2畳ほどしか織れないという手間がかかるものです。
七島藺でミサンガをつくるワークショップにも参加しました。着色された七島藺を、三つ編みにして編んでいきます。七島藺は固いので、たるまないよう束の端を固定してぎゅっと引っ張りながら編むのがコツ。
15分ほどで、ちょっとエキゾチックな雰囲気のミサンガが完成します。七島藺は水にも強いので、入浴時でもつけたままでOKだそう。

七島藺工房 ななつむぎ
大分県国東市安岐町明治522
ワークショップ不定期開催。Face book「七島藺工房ななつむぎ」より問い合わせ
アクセス/【車】大分空港より車で約30分

伝統の味や工芸品、体験など、盛りだくさんな旅となった大分。1泊では足りないほどの見どころや美味しいものとの出合いがありました。東京から飛行機で2時間弱。温泉だけじゃない大分の魅力に触れてみませんか?

text&photograph:Ema Tanaka
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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