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特集女子旅おすすめスポット 暮らすように心地いいリンネル旅ガイド

【女子旅 三重県】 地域で育まれた食文化に触れるグルメ旅 【女子旅 三重県】 地域で育まれた食文化に触れるグルメ旅

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尾鷲湾に養殖場もあり特産品でもあるブリ
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その土地で育まれた食を楽しみ、食文化に触れることを目的にしたガストロノミーツーリズムに積極的に取り組んでいる三重県。伝統的な製法で作られるかつお節や、古くから続く海女漁でとる魚介、生産者がわずかな希少な伝統野菜など、豊かな食材がたくさんあります。その食材が生まれた背景も一緒に味わうことができるスポットを紹介します。

目次
【女子旅 三重県】 地域で育まれた食文化に触れるグルメ旅
  1. かつお節の歴史を見て食べて体験する「鰹の燻し小屋」
  2. 海女さんの話を聞きながら新鮮な魚介を味わう
  3. 希少野菜「虎の尾」栽培もする絶景キャンプ場

かつお節の歴史を見て食べて体験する「鰹の燻し小屋」

かつお節の歴史を見て食べて体験する「鰹の燻し小屋」
波切という地域は、かつて伊勢神宮への献上物であるかつお節の一大生産地でした

三重県志摩市にある太平洋を遠州灘と熊野灘を分ける岬・大王埼の突端にかつおの天ぱくの「燻し小屋」があります。この波切という地域は、かつて伊勢神宮への献上物であるかつお節の一大生産地でした。今この地でかつお節の生産を続けるのはわずか3軒しかないそうです。

燻し小屋では、火入れをしているタイミングではもくもくと煙がでている様子や、火入れ後にかつお節を休ませている状態を見ることができます
かつお節を休ませている状態

天ぱくは、江戸中期に完成した伝統的な「手火山製法」にこだわり、かつて朝廷や伊勢神宮への献上物だったかつお節の源流ともいえる「波切節」を継承している数少ない生産者です。この古式製法は、かつお節を釜の上にのせて、職人が手で温度を確かめながら、火加減を調整し、ゆっくりと燻していく方法で、手間も時間も大変かかります。この燻し小屋では、火入れをしているタイミングではもくもくと煙が出ている様子や、火入れ後にかつお節を休ませている状態を見ることができます。

かつお節の歴史についてパネルなどをまじえて解説

ツアーではまず、かつお節の歴史についてパネルなどをまじえて解説があります。1500年前から伊勢神宮では、朝夕に天照大神に食事を奉納しており、そのなかに「御食(みけ)つ国」とうたわれた三重県志摩のかつお節があったそう。神々に捧げ、共に食する和食という、日本の食文化のルーツを知ることができます。

土鍋で炊いたごはんにかけ醤油をたらした「おかかごはん」

話を聞いた後には、鰹と昆布の一番出汁が提供されます。芳醇な香りと凝縮された旨みが口いっぱいに広がりました。そして、削りたてのかつお節を、土鍋で炊いたごはんにかけ醤油をたらした「おかかごはん」の試食も。ほかほかの炊き立てご飯の上で踊るかつお節、美味しすぎて何杯も食べたくなります。

軽削りの鰹節「波頭(なみがしら)」

お土産に、こだわりのかつお節を購入することもできます。料理のトッピングにぴったりな軽軽削りの鰹節「波頭(なみがしら)」46g ¥864。

かつおの天ぱく「鰹の燻小屋」
かつおの天ぱく「鰹の燻小屋」

三重県志摩市大王町波切393
TEL : 0599-72-4633
燻し小屋見学は毎週金曜日の午前中
完全予約制で、5名以上で催行
(予約受付は見学日の4日前まで)
燻し小屋の見学予約はこちら

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