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【肝斑治療の最前線! 50代美容ライターが体験】 未来の肝斑をつくらせない「肝斑ポテンツァ」をやってみました 【肝斑治療の最前線! 50代美容ライターが体験】 未来の肝斑をつくらせない「肝斑ポテンツァ」をやってみました

森本奈穂子

30代中ごろから、ポツポツと顔まわりにあらわれ始める肝斑(かんぱん)。目立つ場所にあるから気になるものの、スキンケアでは改善されないため、服薬やトーニング治療などで対処するしかありませんでした。

ところが今回、「これからできるであろう肝斑」を事前にくいとめるという抜本的な治療メニューが「ウォブ クリニック 中目黒」で新導入。その効果について総院長の髙瀬聡子先生に教えてもらいながら、さっそく試してみました。

目次
  1. 肝斑とは?
  2. 肝斑の根本治療が叶う「肝斑ポテンツァ」とは?
  3. まずは未来のシミを肌診断機で確認
  4. いよいよ施術! 気になる痛みは?
  5. 1週間後。肌が少し明るくなったみたい♪
  6. 今回治療を受けた皮膚科

肝斑とは?

そもそも肝斑ってどういうもので、なぜできてしまうのでしょうか?

「肝斑の特徴としては、薄褐色で境界不明瞭のものが左右対称にできることが挙げられます。目のまわりにできることが多いですが、鼻の下や額、耳の前などにできることも。原因はさまざまで、紫外線や摩擦、ホルモンなどによってできるとされています。これまではピーリングや飲み薬、つけ薬が治療のベースとなっていましたが、20年ほど前から弱い出力でレーザーを当てるレーザートーニングという施術が主流になっています」(髙瀬先生)

肝斑の根本治療が叶う「肝斑ポテンツァ」とは?

今まではできてしまった肝斑を治療するしか術はなかったということですが、そんななか、今回新導入された「肝斑ポテンツァ」とはどういう治療なのですか?

「皮膚には表皮、真皮とあってその奥に基底膜があります。基底膜は波型の形状になっていて、その上にメラノサイトというメラニンをつくる細胞がくっついています。その接合部が弱まってくることでメラノサイトが活性化し、メラニンを過剰につくるということがわかっているので、じゃあその接着面をより強化しましょう、というのが今回の肝斑ポテンツァ。基底膜の深さにニードル(針)をさし、熱ダメージを与えて細胞をつくりなおすことでメラニンをつくらせにくくする治療です」(髙瀬先生)

新たなメラニンが生成されにくくなるということは、多少摩擦やホルモンバランスなどの悪化原因があっても肝斑ができにくい肌になるということですね!

「そうですね。肝斑は通常35歳くらいででき始め、65歳くらいまで続きます。一度出てきてしまったら10年20年単位で付き合っていかないといけないので、30~40代の女性にはとくにおすすめの治療です。ただしどの美容施術も同じですが、一度きりでは効果が続きません。2年後3年後、さらには5年後10年後も肝斑のできにくい肌になるには、繰り返し受けることが大切です」(髙瀬先生)

まずは未来のシミを肌診断機で確認

肌診断機VISIA®

施術前に、肌診断機を使ってシミドック(肌診断)を受診。肉眼では見みることができない隠れたシミ、角栓、皮脂、毛穴の状態を見ることができるほか、肌年齢チェックや未来の顔を見ることも可能。結果をもとに皮膚科専門医が診察し、一人ひとりに合った最善の治療法を提案してくれます。

現実を直視するのは怖いですが、未来の美肌のため! 肌診断を受けることで、「くすみだと思っていたモヤモヤは、実は肝斑が原因だった」なんてこともあるのだそう。原因をしっかりと把握することで、適切な治療を選択することができるのですね。

シミドックの金額は¥5,500。

いよいよ施術! 気になる痛みは?

いよいよ施術をスタート。
「肝斑ポテンツァ」で使うマイクロニードルのチップには19本の針がついていて、針を挿入すると同時に高周波(RF)が照射され、真皮内に熱が届くというもの。顔全体に、チップをずらしながら針を挿入していきます。針をさすというと「すごく痛いのでは?」と思われますが、感想としては「耐えられる痛み」という感じ。麻酔をするほどの痛みではありませんが、皮下脂肪が少ない部分は痛みを感じやすいようで、額や鼻はやや強めの痛みでした。

肌状態により施術時間は前後するようですが、施術時間そのものは10分程度でした。熱を与える治療なので、施術後のクールダウンはなし。
敏感肌の私は赤みがそこそこ出て、施術直後は多少ヒリヒリしましたが、1~2時間後にはかなり治まりました。先生によると、赤みが出やすい人は炎症が起きやすいので、普段から摩擦を避けるように意識した方がよいのだそう。

当日はメイクができないので、すぐ帰宅できる日に受けることをおすすめします。

1週間後。肌が少し明るくなったみたい♪

ビフォア
アフター(1週間後)

施術自体、未来の肝斑をできにくくするというものなので当然すぐに劇的な変化はないのですが、メラニンがつくられにくくなることでくすみもとれてくるとのこと。ただ実感としては、治療した夜くらいから「あれ? なんだかハリが出た?」と感じるほど、肌当たりがぷるんとなめらかになった気がしました。治療後1か月後くらいが最も効果を実感できるということで、これからの肌が楽しみです!

肝斑ポテンツァ ¥33,000(全顔1回)

今回治療を受けた皮膚科

ウォブ クリニック 中目黒
東京都目黒区中目黒1-10-23
シティホームズ中目黒 アネックス2F
東急東横線 東京メトロ「中目黒駅」正面改札 徒歩3分
電話:0120-411-281(はじめての方専用) 
https://wove.jp/

できてしまった肝斑をなくすのはかなり大変。ならばできる前にブロックしてしまおうというポテンツァは、とても画期的な治療法だと感じました。今できてしまっている肝斑はレーザートーニングで治療しながら、これからの肝斑はポテンツァでつくらせなくすることが理想。年齢を重ねても透明感のある美肌を手に入れるために、繰り返し治療していきたいと思いました。

text:Nahoko Morimoto
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

美容ライター

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美容やヘルスケアに関する記事をメインに、女性誌やWEBで執筆。自身の更年期の経験から、フェムテック関連の資格も複数取得。趣味は愛犬との旅行や散歩。

連載 豆柴・まもるくんの旅日記

森本奈穂子

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