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:【今日の一養生 6月15】日本で使われる鍼(はり)について:漢方養生で毎日上々!
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少しずつ積み重ねていくことで、体も心も健やかになれるだけでなく自分を好きになれるのが漢方養生。
漢方養生とは春夏秋冬、朝昼晩、自然に沿った暮らしをすること。
山梨県で鍼灸院を営む夫婦のユニット、moxies(モクシーズ)さんに教えてもらいました。
毎日更新しますので、琴線に触れるものがあれば実践をしてみてくださいね。
6月15日
日本で使われる鍼(はり)について
2000年以上前に中国で記された、東洋医学の教科書『黄帝内経霊枢(こうていだいけいれいすう)<九鍼十二原篇(きゅうしんじゅうにげんへん)>』には、九種類の鍼(はり)について書かれています。
そのなかから現代も使われている鍼とその特徴をご紹介します。
◎毫鍼(ごうしん)
体内に刺入する鍼で、比較的細い鍼です。
現代で鍼(または針)といったらこちらを指し、世界中で最も一般的に使われています。
日本では、細い鍼が使われる傾向にあり、刺入といってもほんの数ミリというケースもあります。
◎長鍼(ちょうしん)
15cmほどの長めの鍼を筋肉に沿って水平に刺入するもの。
体力に自信があって、強いストレスを感じている人に向いています。
◎太鍼(たいしん)
先は尖っていて、やや太めの鍼。
こちらも刺激が強いため、長鍼と同様体力の充実した方にはよいかもしれません。
◎鍉鍼(ていしん)
刺さらない形状の鍼です。
体の表面をやさしくさすったり、軽く押圧するように用います。
子どもや非常に敏感な方に用い、子どもにはスプーンなどで代用してケアする方法もあります。
2000年以上前から鍼の原型は大きくは変わっておらず、鍼灸師の先生は自分の所属する流派があり、独自の哲学に沿った鍼の治療法を行っています。
日本には多くの鍼灸院があるので、東洋医学に興味を持たれた方は、実際に治療院に伺って未病の治療を行ってください。
初めてだと不安も多いと思いますので、できるだけ通いやすい距離にある治療院に事前に電話をして、どのような治療をされるのかなど詳しく聞いてみるのがよいでしょう。
相性のよい先生に出会えるとベストです。
今日もよい一日をおすごしください。

PROFILE
moxies(モクシーズ)/2014年結成の鍼灸師のユニット。山梨県と長野県にある鍼灸院での治療を主軸にお灸のセルフケアワークショップや勉強会などを不定期に開催。手軽にセルフケアをできるお灸アイテムの開発や漢方薬局とコラボした漢方茶の制作、古材を使用したよもぎ蒸しスツールの開発など、精力的に活動している。
illustration:moxies edit:Nao Yoshida
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