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:石井ゆかりさんの【2025年下半期の星占い】7月~12月
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気づけば2025年も後半へ。下半期も石井ゆかりさんからいただいた、星読みのメッセージをお届けします。
これからの星たちの動きは、どんな影響を与えてくれるのでしょう。
自分や社会のことを考えるヒントがたくさんありそうです。
こんにちは、石井ゆかりです。
2025年下半期は「立ち止まる、引き返す」動きが強調されています。
こう聞いて「後ろ向きな、ネガティブな時間なのかな?」「暗い時間なのかな?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、決してそうではありません。
むしろ、2026年という「もうあとに引き返せない、新しい時代の幕開け」を前にして、一度だけ「忘れ物を取りに戻れる」「後悔のタネを解消できる」時間なのです。
とても貴重な時間、大事な時間です。
#「振り返り」の時間
「自分を見つめ直す」「やってきたことを振り返る」。
とても大事な作業ですが、これらのことにしっかり、深く取り組む時間は、忙しい日々の中ではなかなか、確保できません。
でも2025年下半期は、不思議とそうした時間を多めにとれるようです。
振り返り、見つめ直せば、当然「これは間違っていた」「別の選択もあり得た」など、反省点が見つかります。
「自分が正しい」と思って行動したことが、実は誤りだったと気づかされることもあるかもしれません。
そうした「本当の反省」は、とても辛く、苦しい取り組みです。
過去の自分を否定し、新しい自分に変えていくという作業は、自分で自分を傷つけていくような作業なので、敢えてそこに目を向けず、逃げる、という選択肢も存在します。
ただ、本当に反省すべきことから逃げると、そのテーマは未来においても常に、自分を追いかけてきます。
もしここで真剣な振り返りができるなら、未来の展開が大きく変わります。
土星、天王星、海王星。
星占いにおける、この3つの「大立て者」が、2025年下半期はそろって「一つ前の星座に引き返す」時間となっています。
約3年、7年、13年といったロングスパンの時間がここで、切り替わりつつあります。
ゆえに、ここでの「振り返り」は、3年から13年にわたる「振り返り」となります。
非常に本質的な、根の深い問題を「振り返る」「見つめ直す」ことができるときといえます。
ずっと不安だったことはなんでしょうか。
どんどん分解し、分離するような状態だったテーマはあるでしょうか。
原因がどうしても分からないまま、長く悩んできた問題はあったでしょうか。
こうしたテーマに、この下半期、一定の「答え」が見つかるかもしれません。
長いプロセスを遡り、たどり直したとき、深い森の奥に泉を見つけるように「ここに問題の根っこがあったのか!」と、気づかされるかもしれません。
「振り返る」「反省する」ことを、私たちはしばしば「自己否定」とすり替えてしまいます。
自分を責めることで「正しいことをした」という気持ちになり、現実は何も変わらない、といった落とし穴にはまることがあります。
ですがこの時期の「振り返り」はおそらく、そうした落とし穴に落ちずに済みます。
大事なことは「誰が悪かったのか」の犯人捜しをすることではなく、「謎を解くこと」だからです。
謎が解ければ、その先に自然と「では、どうすればいいか」という出口が見えてきます。
#あたたかな世界
木星は蟹座に位置しており、2026年6月まで滞在します。
木星は蟹座では「良い面が出やすい」とされており、とても福々しく、あたたかな雰囲気が感じられます。
前述の通り「一つ手前」に戻った土星と海王星は秋以降、魚座に滞在するので、水の星座に3星が集まります。9月末から11月頭は火星も蠍座に位置し、度数はゆるいものの、星座としては水のグランドトラインの位置関係となります。
火星は元々の蠍座の支配星、海王星は魚座の支配星、そして木星は蟹座で高揚、と、3星座の3星が非常に強い輝きを放ちます。
水は「共感、過去、救済、再生」などと関係の深い世界です。
世界が今、深く深く傷ついているなか、少しでも救いの感じられる時間、再生の時間となってほしい、と切に願います。
「過去の振り返り」が大きなスケールで行われ、これ以上の犠牲を生まないという意志が広く共有されることを祈ります。
蟹座は「内側に守る、囲う」星座です。
ゆえに、ナショナリズムや排外主義と関係が深い星座といえます。
ただ、蟹の甲羅は脱皮によって拡大します。
小さな範囲で「他者」を設定し排除するのではなく、地球全体、宇宙全体を包み込むような「甲羅」を持とうという思いを持ちたいと思います。
個人の生活の中でも、恐怖心や不安感が「他者」への攻撃的な感情につながることに、注意が必要かもしれません。
優しさと攻撃性は、蟹座の世界では表裏一体です。
たとえば子猫や子犬を守ろうとする母猫、母犬は、非常に攻撃的になります。
人間もまた、そういう存在なのだと思います。
だからこそ、自分の中にある優しさと攻撃性とのありようから目をそらさず、人としてどう生きるべきかを改めて、問い直しながら暮らしたいなと思います。
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illustration:Yuka Hiiragi text : Yukari Ishii
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