LIFESTYLE
:【中古マンションリノベ】キッチンとリビング洗面台に暮らしやすい工夫を詰め込んで:素敵なおうち訪問 ハルナさん宅 後編
LIFESTYLE
:素敵なおうちを訪ね、家づくりにおいてこだわったところやお気に入りのポイントなどをお聞きする連載「素敵なおうち訪問」。
今回訪れたのは、都内の中古マンションを購入し、自分たちらしいリノベーションを叶えたハルナさんご夫婦の住まいです。
こちらの後編では、お気に入りのキッチンやリビングダイニングの工夫やこだわりについてのお話をお届け。さらに、気になる“リビング洗面台”についても伺いました。
ハルナさんのおうちDATA
・間取り:1LDK(65㎡)
・世帯人数:夫婦+猫のこむちゃん
PROFILE
ハルナさん(介護職)
結婚式を終えたことを機に、都内築47年の中古マンションを購入してフルリノベーション。インテリアや雑貨、ファッションが好き。暮らしについて発信する自身のInstagram(@______halna)はもちろん、愛猫・こむちゃんのアカウント(@taro.comusubi)も人気。
POINT
1
こだわりを詰め込んだ、見せるキッチン
ハルナさんがリノベーションで最も細部までこだわり、お家の中でいちばん好きな場所だと話すのがキッチン。
「料理することが大好きで、毎日立つ場所でもあるので、パーツ一つひとつの素材選びからサイズ感までこだわりました。これはキッチンに限らずおうち全体の話ですが、“赤みのある木×ステンレス×白”で統一することで、色のバランスを整えています」
キッチンを壁付けにしたことで、リビング側から見たときの印象もすっきりとし、“見せるキッチン”としても楽しめる空間に仕上がっています。
木板の棚もあえて金具を見せずに壁から生えるように設置。見た目もすっきりし、抜け感が生まれています
段差をつけて、調理器具や調味料を置けるスペースを設けました。白のタイルも清潔感があります。
「調理器具やキッチン小物が好きなので、こんなふうに並べておけることがうれしいんです。コンセントもつけてもらい、見た目も使い勝手も大満足。料理のモチベーションも自然と上がります」
また、キッチンからパントリーにつながる壁には、やわらかなアールを取り入れて。角度や丸みの加減は、ハルナさん自身が細かくこだわって決めたそうです。
パントリーにつながるアールは一番のお気に入り
「ずっと憧れていたパントリーをつくることができて、本当に幸せです!特にわが家は仕切りが少ない間取りなので、生活感のあるものをまとめてしまっておける場所があるだけで、家全体がすっきり見える気がします。もちろん日々の動線や使いやすさにも大満足です」
水にも汚れにも強い「塩ビタイル」で床すっきり
キッチンマットがないだけでも空間に余白が生まれます
「水にも強いですし、汚れてもすぐに拭けるところも便利です。この部分に取り入れたアールもさりげないこだわりポイントです」
業務用のステンレス作業台が名脇役
さらに、キッチン前には、業務用調理器具メーカーKIPROSTAR(キプロスター)のステンレス作業台を設置。
「三段棚の作業台は、シンプルなステンレスのデザインがおしゃれで気に入っています。ちょっとした作業をしたり、食材を置いたりするスペースとして大活躍してくれています」
陶器を集めることが大好きなハルナさん。お気に入りの器は、オープン収納でいつでも見えるように。
幅120×奥行き60×高さ80cmのものを愛用中
奥にあるカプセル式ドリップコーヒーマシンはUCC上島珈琲のもの
POINT
2
使い勝手も◎なリビング洗面台
洗面台の床もキッチンと同素材。また、木×ステンレス×白の法則はここにも
ハルナさん宅の大きな特徴のひとつが、リビングに設置された洗面台。もともとは土間に置きたいという希望があったものの、間取り的に難しかったため、設計士さんの提案で現在のかたちに。思い切って取り入れてみたところ、大正解だったそうです。
「洗面所をこだわってつくりたい!と思う方は多いと思うのですが、バスルームにあると、普段あまり目に入らないですよね。でもリビングにあれば、いつでも見えるところにあるので、おしゃれにしたいという方こそおすすめしたいです(笑)」
普段も来客時にも便利なリビング洗面台
「実際に使ってみても、夏は涼しくて冬は暖かいし、スキンケアやメイクするのも楽なんです。家族とのコミュニケーションも取りやすいので、リビングに設置してよかったです」
洗面台には、やわらかなベージュのモールテックスを採用。質感と色味のバランスが、空間にやさしい表情を添えています。シンクには、学校などで使われている大きな実験用シンクを合わせると決めていたそうで、使い勝手もお掃除のしやすさも抜群だとか。
ブラックの水栓が空間を引き締める
POINT
3
家族が自然と集う
22畳のリビングダイニング
キッチンの横にはリビングダイニングが続いています。
家族の憩いの場の一つでもあるダイニングを象徴するのは、ヴィンテージのダイニングテーブル。オンラインショップ『rocca rocca』で購入した、『ドレクセル・ヘリテイジ』のものだそう。
「わが家では、キッチンやワークスペースの小窓、ベンチなどで赤みのある木材を使用しているので、似た色味で揃えました。珍しい楕円形とクラシカルなかわいらしさがお気に入りです。友人が家に来ることも多いので、拡張して最大8〜9人座れるところも頼もしいです」
また、チェアとベンチは『ジャーナルスタンダード ファニチャー』で購入。片側を背もたれのないベンチにするだけで、空間が広く見えます。
自由なレイアウトとリラックス感重視で低めのソファに
リビングには大きなソファを置かず、一人掛けのビーズソファとビーズクッションを二つ配置。圧迫感が少なく、よりリラックスして過ごせるスタイルです。
「『LOOSY(ルージー)』のビーズソファにオットマンを組み合わせています。カラーバリエーションが豊富なので、気分でカバーを替えて楽しんでいます。リモコンを収納できるポケットもあります」
来客時にテーブルを拡張する際、ソファを自由に動かして空間を広々と使えるのも、このレイアウトならではの魅力です。
POINT
4
かわいさと心地よさ
どちらも叶える猫インテリア
5歳になる愛猫・こむちゃんのためのインテリアにも、さりげないこだわりが。使用しているアイテムの多くは、『オルネ ド フォイユ』が手がける猫グッズブランド「Orneko(オルネコ)」のもの。
インテリアになじむおしゃれなデザインで、こむちゃんものびのびと過ごせるようになっています。
フードボウルやトレイも「Orneko」。魚の器は、夫・ホマレさんの手作り
爪とぎスタンドもシンプルなデザインが素敵
ハルナさんご夫婦がリノベーションで叶えた住まいには、夫婦それぞれの好きなものと、家族への愛がたっぷりと詰まっていました。
「今では、家に帰ってくるたびに、夫婦そろって『いい家だなぁ〜』と言い合っています。家で過ごす時間や、家の中から見える景色が、さらに大好きになりました。家の経年変化も楽しみながら、これから先、もし家族が増えたりして、暮らしがどう変わっていくのか。そんな未来も楽しみにしています」
インテリアになじむシェーカーボックスのキャットベッド
photograph:Tsubottle edit & text:Riho Abe illustration(間取り):Kayo Yamaguchi
※画像・文章・イラストの無断転載はご遠慮ください
おすすめ記事 RELATED ARTICLES
Recommend
SNAPRanking
DAILY
/
WEEKLY
季節のおすすめSEASON TOPICS
暮らしのいいこと大集合!Special Feature