大人になっても大好きなミッフィー
子どもの頃からミッフィーがいつも側にいたという松下さん。家の中には今もミッフィーグッズを集めた場所があるのだとか。
「最初の出合いは、文字の描かれていない絵本。どこに出かけるときにも持ち歩いて、母がオリジナルのストーリーを作って聞かせてくれていたと聞きました。鮮やかな色、輪郭がくっきりしていて、絵のインパクトが印象的だったことを覚えています。
家には大人になってから、世界を旅して買ったミッフィーの置物やグッズがたくさんあります。世代関係なく、ミッフィーちゃんって欲しくなりますよね。みなさんきっと、自分の人生のなかにミッフィーがいて、懐かしくもなるし、変わらずにいつも微笑んでくれるミッフィーを手に取ってしまうんでしょうね」
本展を見て、改めてブルーナさんの絵の魅力を感じたのだといいます。
「ブルーナさんの世界観にどっぷりはまりました。限られた色の中で試行錯誤しながら1ページを仕上げていて、ひとつひとつの作業が本当に細かいし、一筆一筆大事に描かれていることを知って、本当に驚きました。お話もそうですが絵にも温かみを感じましたし、シンプルだけどすごく奥が深い。だからこそ世界中の人に愛されているのだとわかりました。原画の色合いもとてもきれいでかわいい。間近で見られる機会はなかなかないので、それが本展の一番の喜びだと思います」
そんな松下さんが印象的だったのは、今回初来日となる『うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん』だそう。
「ミッフィーの大好きなおばあちゃんが亡くなってしまったところからお話がスタートするのですが、子どものときにおばあちゃんが死んじゃってどうしたらいいんだろうとか、おばあちゃんはどこに行っちゃったんだろうという、子どもの頃の疑問に答えてくれるような絵本で。うれしいことも楽しいこともあるけれど、悲しいことや辛いこともある。ブルーナさんが伝えてくれると、素直に受けいれられる気がして、ちょっと泣きそうになりました」
時代とともに、少しずつフォルムを変えてきたミッフィー。
「ちょっとずつ耳の形や、顔の輪郭も変わっていますが、愛くるしさはずっと変わらない。今日は何回かわいいって言ってるかな(笑)。いくつになってもかわいいですよね」
Related Article おすすめ記事
-
料理人・竹花いち子さんへの「お皿のリクエスト」を募集します!
料理人・竹花いち子さんへの「お皿のリクエスト」を募集します!
-
浜島直子さん新刊インタビュー! 読むほどに心が整う、喜怒哀楽36篇のエッセイ集『キドアイラク譚』発売 浜島直子さん新刊インタビュー! 読むほどに心が整う、喜怒哀楽36篇のエッセイ集『キドアイラク譚』発売
-
ヨシタケシンスケさん「子どもの頃の自分が言ってほしかったことを描きたい」/展覧会『ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ』インタビュー前編 ヨシタケシンスケさん「子どもの頃の自分が言ってほしかったことを描きたい」/展覧会『ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ』インタビュー前編
-
北村匠海さん・河合優実さんインタビュー/映画『悪い夏』に込めた思いとは 北村匠海さん・河合優実さんインタビュー/映画『悪い夏』に込めた思いとは
-
長澤まさみさん、森山未來さんが考える、新しい関係の夫婦とは? 舞台『おどる夫婦』インタビュー 長澤まさみさん、森山未來さんが考える、新しい関係の夫婦とは? 舞台『おどる夫婦』インタビュー
-
原田知世さん「夫婦の絆の尊さに胸を打たれました」/映画『35年目のラブレター』インタビュー 原田知世さん「夫婦の絆の尊さに胸を打たれました」/映画『35年目のラブレター』インタビュー
-
中島健人さん「常に新しい自分を表現したい。 だから“アウェイな空間”が 好きなんです」/映画 『知らないカノジョ』インタビュー 中島健人さん「常に新しい自分を表現したい。 だから“アウェイな空間”が 好きなんです」/映画 『知らないカノジョ』インタビュー
-
【リンネル2025年2月号 増刊付録】 一緒におでかけしたくなる! 豪華3点セットのショルダーポシェット(12/19発売リンネル2025年2月号増刊) 【リンネル2025年2月号 増刊付録】 一緒におでかけしたくなる! 豪華3点セットのショルダーポシェット(12/19発売リンネル2025年2月号増刊)
リンネル最新号&付録
2025年6月号
買うべき理由のある春服
- 付録
- 紀ノ国屋
刺しゅうロゴがおしゃれ
大容量おでかけショッピングトート
特別価格:1,480円(税込) / 表紙:奈緒 /
2025年4月18日(金)発売 ※一部の地域では発売日が異なります