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【誕生70周年記念 ミッフィー展 開催中!】 松下奈緒さんが考える、ミッフィーが愛される理由 【誕生70周年記念 ミッフィー展 開催中!】 松下奈緒さんが考える、ミッフィーが愛される理由

大人になっても大好きなミッフィー

子どもの頃からミッフィーがいつも側にいたという松下さん。家の中には今もミッフィーグッズを集めた場所があるのだとか。

「最初の出合いは、文字の描かれていない絵本。どこに出かけるときにも持ち歩いて、母がオリジナルのストーリーを作って聞かせてくれていたと聞きました。鮮やかな色、輪郭がくっきりしていて、絵のインパクトが印象的だったことを覚えています。

家には大人になってから、世界を旅して買ったミッフィーの置物やグッズがたくさんあります。世代関係なく、ミッフィーちゃんって欲しくなりますよね。みなさんきっと、自分の人生のなかにミッフィーがいて、懐かしくもなるし、変わらずにいつも微笑んでくれるミッフィーを手に取ってしまうんでしょうね」

絵本には赤、黄色、緑、青、そして茶色、グレーの6色のみを使用。それぞれの色にメッセージがこめられています。

本展を見て、改めてブルーナさんの絵の魅力を感じたのだといいます。

「ブルーナさんの世界観にどっぷりはまりました。限られた色の中で試行錯誤しながら1ページを仕上げていて、ひとつひとつの作業が本当に細かいし、一筆一筆大事に描かれていることを知って、本当に驚きました。お話もそうですが絵にも温かみを感じましたし、シンプルだけどすごく奥が深い。だからこそ世界中の人に愛されているのだとわかりました。原画の色合いもとてもきれいでかわいい。間近で見られる機会はなかなかないので、それが本展の一番の喜びだと思います」

そんな松下さんが印象的だったのは、今回初来日となる『うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん』だそう。

「ミッフィーの大好きなおばあちゃんが亡くなってしまったところからお話がスタートするのですが、子どものときにおばあちゃんが死んじゃってどうしたらいいんだろうとか、おばあちゃんはどこに行っちゃったんだろうという、子どもの頃の疑問に答えてくれるような絵本で。うれしいことも楽しいこともあるけれど、悲しいことや辛いこともある。ブルーナさんが伝えてくれると、素直に受けいれられる気がして、ちょっと泣きそうになりました」

時代とともに、少しずつフォルムを変えてきたミッフィー。

「ちょっとずつ耳の形や、顔の輪郭も変わっていますが、愛くるしさはずっと変わらない。今日は何回かわいいって言ってるかな(笑)。いくつになってもかわいいですよね」

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