CULTURE

【平和を考える絵本】 読んで、話して、考えたくなる。絵本作家・松本春野さんが選ぶ、今読みたい絵本 【平和を考える絵本】 読んで、話して、考えたくなる。絵本作家・松本春野さんが選ぶ、今読みたい絵本

世界のこと、争うことを描いた絵本

右から、二見正直 作『もっと おおきな たいほうを』(福音館書店)、ニコライ・ポポフ 作『なぜ あらそうの?』(BL出版)、ソフィー・ブラッコール 作・横山和江 訳 『地球のことをおしえてあげる』(鈴木出版)、ピーター・スピアー 作・松川真弓 訳『せかいのひとびと』(評論社)

小学生の娘さんと一緒に、地球儀を回しながら世界の話をいろいろとするという松本さん。絵本が好きという娘さんがいつでも手に取れるよう、自宅にも絵本がたくさんあるのだとか。

「小さい頃から何回も繰り返し読んでいる『地球のことをおしえてあげる』は、主人公の男の子が、”宇宙からやってくるだれかさん”に“地球ってこんな場所なんだよ”と教えてあげるというお話。文字が少なく、絵がきれいで、貧困、戦争、豊かさにおかしさ、あらゆるものが描かれていて、子どもといろいろなおしゃべりがふくらみます。同様に『せかいのひとびと』も世界のさまざまな国の文化や暮らしのほか、手話も含む言語も描いていて。こういう会話ができる絵本がすごくいいなと思います」

自慢の大砲を持つ王様とキツネの、大砲くらべがエスカレートしていく様子をユーモアを持って描く『もっと おおきな たいほうを』や、カエルが持つ美しい花をねずみが奪い取ることから始まる『なぜ あらそうの?』など、戦争がなぜ起こるのかについて考えられる本もおすすめだそう。

次のページこうでなくちゃいけない、という固定観念を壊してくれる絵本

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