毎日が豊かになる小さな気づきって? エッセイスト古賀及子さん『よくわからないまま輝き続ける世界と~気がつくための日記集』発売 毎日が豊かになる小さな気づきって? エッセイスト古賀及子さん『よくわからないまま輝き続ける世界と~気がつくための日記集』発売
待望の第三弾! エッセイスト古賀及子さんの日記集『よくわからないまま輝き続ける世界と~気がつくための日記集』が発売。
実は気になっていたけどずっと手を出せなかったあれやこれを、軽やかに“やってみる”ことで得られる日常の輝きと気付きを描いた、やさしいエッセイ日記集です。いつもの日常に少しだけ変化を加えたいときや小さな発見を大事に思う気持ちにきっと寄り添ってくれるはず。
肩の力が抜けて読みやすく仕上がっているので、ぜひ手にとっておうち時間を楽しんでくださいね。
ウェブのテンションを紙にそのまま持ってくるのが 、案外おもしろいんじゃないかなって
「おもしろすぎる!」2023年に出版した初の日記本『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』に対し絶賛の声がぞくぞくと集まり、文学界に突風を巻き起こしたエッセイストの古賀及子さん。待望の第三弾日記本『よくわからないまま輝き続ける世界と〜気がつくための日記集』が発売となりました。
「私はウェブライターだったので、最後までなんとか興味を持ち続けてもらえるように、テンション高く書くのは当然でしたから。本当にコバンザメのように読者に食らいつく(笑)。その意欲が高いという意味で、“おもしろすぎる”って言っていただいたんですけど、それを紙にそのまま持ってくるのが案外おもしろいんじゃないかなって、今は思ってます」
そもそも、個人的な日常のよしなしごとをとりとめもなく綴るのが「日記」。エッセイよりも肩の力が抜きやすいフォーマットながら「おもしろすぎる」仕上げにするための、さまざまな工夫が凝らされています。
まず光るのはタイトル。「あまりにもなまなましい生活の迫力」「漏れ出て立ち上がる殺しきれない人々の気配」などグッと惹きつけられるもののオン・パレードです。
「タイトルめっちゃ好きなんですよ。得意だって自負もある。ただそのために考えるというより、書き終わったあとで、パワーのある言葉の一部を抜く感じでつけている。そうして文章からタイトルがリプレイスすることによって、立ち上がる可笑しみってありますよね。その違和感が、うれしいんです」
なんでもないことから、不意に意味とおもしろみが立ち上がる瞬間。それはまさに本書ならではの魅力でもあります。
「今回は『ひまを防ぐ』というテーマなので、ちょっと変わったことも試してはいますけれども、ただの一日であることには変わりない。みなさんの暮らしも絶対にそういうものですし、珍しくも特別でもない。それがエッセイではなく、日記として書いてよかったこと」
また忘れてはならないのが、たびたび登場するティーンエイジャーの子どもたちの存在。発するコメントがなんとも鋭く、賢く愛おしいキャラクターの持ち主なのです。
「子どもたちがおもしろくてよかったね、というだけの本なのでは?と思うほどで。特別何か教育をしたわけではなく、ただ一緒にいただけで。ひとつ言えるのは、私が彼らに対して憧れを抱いてるんですよね。『こんなことをよく考えつくな』って」
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