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阿佐ヶ谷の喫茶店・gionのクリームソーダ:空想喫茶トラノコクさんのあの店この店、喫茶訪問日記 #04 阿佐ヶ谷の喫茶店・gionのクリームソーダ:空想喫茶トラノコクさんのあの店この店、喫茶訪問日記 #04

連載 #東京おいしいお散歩マップ 連載 #空想喫茶トラノコクさんのあの店この店、喫茶訪問日記

ブランコのある独創的な空間

阿佐ヶ谷の喫茶店 gionの店内

このお店の魅力を語るなら、やっぱり欠かせないのがオーナー・関口さんの“創造性”。内装はすべてご自身で手がけていて、壁の色から照明の位置、小物の配置にいたるまで、その一つひとつにストーリーが宿っています。さらに、店内に並ぶ装飾品の数々は、実際にご自身で足を運んで選び抜いたものばかり。細部にまで宿るセンスのよさに、思わず見惚れてしまう人も多いはず。

青く塗られた天井と優しいピンクの壁が絶妙な色合いを生み出している。
業者に内装を依頼したところ高額な見積もりが出たため、自らペンキを手に取り塗り上げたというエピソードにも、人柄と情熱が感じられる。

阿佐ヶ谷の喫茶店 gionの店内に飾られる雑貨や花
季節の花や植物が空間に瑞々しさを添え、訪れるたびに童話の世界へ迷い込んだ気分になる。

店内には『借りぐらしのアリエッティ』を思わせる小さな時計やミニチュアの家などがさりげなく飾られ、小人がどこかで暮らしているかのような遊び心が詰まっている。

阿佐ヶ谷の喫茶店 gion店内のランプ
特徴の違うランプがお店を灯している
特に20〜30代の女性客から大きな支持を集めているgion。
オーナー自らがデザインした店員の制服もどこかノスタルジックで愛らしく、このお店が人気な理由の一つだ。
阿佐ヶ谷の喫茶店 gion店内
中央線沿線の文化に育まれてきたこの喫茶店には、これまで数多くの文化人や編集者が足繁く通ってきたそう。かの宮崎駿監督も立ち寄ったことがあるというエピソードからは、阿佐ヶ谷という街が持つ奥深い魅力が伝わってくる。

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