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東京・谷中の喫茶店「喫茶ニカイ」のクリームソーダとフレンチトースト:空想喫茶トラノコクさんのあの店この店、喫茶訪問日記 #05 東京・谷中の喫茶店「喫茶ニカイ」のクリームソーダとフレンチトースト:空想喫茶トラノコクさんのあの店この店、喫茶訪問日記 #05

連載 #東京おいしいお散歩マップ 連載 #空想喫茶トラノコクさんのあの店この店、喫茶訪問日記

ニカイへと繋がる階段を登る

谷中・日暮里にあるカフェ「喫茶ニカイ」に上がる階段

千駄木駅、日暮里駅から歩いて辿り着く器屋「kokonn」さん。
お店の方に声をかけると、その2階(ニカイ)に続く階段へと誘われる。
階段を上り部屋に入ると瞬く間に目を奪われる、「喫茶ニカイ」という青い喫茶店の世界が広がっている。

谷中・日暮里にあるカフェ「喫茶ニカイ」の内観
青の壁一面に額縁や鏡などが掛けられている。

ステンドグラスのランプからは深い青や緑の光、そして心和らぐ柔らかなオレンジがふんわりと広がり、青の壁一面に並んだ額縁の中を照らしている。
絵も写真もないその空白には、目には見えないあの頃の記憶が映し出される。

谷中・日暮里にあるカフェ「喫茶ニカイ」の内観
どこか懐かしくて、けれど見たことのない空間
店内には、松田聖子の赤いスイートピーがアナログレコードで流れている。
壁にかかる時計は6時を示したまま動かない。
今この場所も、ここにいる自分も、針が止まったその瞬間に閉じ込められたかのような感覚になる。
谷中・日暮里にあるカフェ「喫茶ニカイ」の注文用ベル

注文の合図は、声ではなく、そっとベルを鳴らすこと。
店員さんを呼ぶこの静かなやりとりから、喫茶ニカイの世界が始まっている。
どこか懐かしくて、だけどわくわくしてしまうそのスタイルに感動しながら、少し重みのあるベルを振ってみる。

次のページお店のテーマカラーと同じ、透き通る青の一杯

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