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黒木 華さん「作品は一期一会。何よりお芝居が好きだし、欲張りなんです」リンネル9月号表紙に登場! 黒木 華さん「作品は一期一会。何よりお芝居が好きだし、欲張りなんです」リンネル9月号表紙に登場!

今の時代にどう捉えられるんだろう?と楽しみでもあります

リンネル2024年9月号表紙・黒木 華さんインタビュー
水着¥37,400/ランバン オン ブルー(レリアン)、頭に巻いたスカーフ¥22,000/ヴェニット(ハルミ ショールーム)、その他/スタイリスト私物

とはいえ、舞台『ふくすけ2024―歌舞伎町黙示録―』が控える今年の夏は、ひたすらお芝居に専念することに。作品は1991年に初演され、1998年、2012年にも再演されている劇作家・松尾スズキさんの代表作のひとつ。12年ぶり、4度目の上演のニュースを聞いて、沸き立った人も多いはず。
「私も演劇ファンのひとりとしてテンションが上がりました。松尾さんのお芝居にはずっと出たいと思っていましたし、しかもあの『ふくすけ』に出られるの⁉って」

ストーリーは、薬剤被害によって障がいを持った少年「フクスケ」をめぐり、さまざまな境遇の登場人物たちが必死に生きる姿を描いた人間ドラマ。フクスケが入院する病院の警備員コオロギと、盲目の妻サカエの夫婦を軸に、物語は展開していきます。前回は阿部サダヲさんが演じたフクスケ役を務めるのは、岸井ゆきのさん。コオロギを阿部サダヲさん、サカエを黒木さんが演じます。

「私は2012年の公演を観たのですが、とにかく圧というか、エネルギーの波がすごかったですね。悲劇が喜劇になったり、喜劇が悲劇になったり……。感情が行ったり来たりして、エネルギーを持っていかれてしまう。けれども、それがすごく爽快で。演劇というのは自由なものだし、これぞ生で見るべきものだと思ったのを覚えています。不謹慎といわれてしまうような内容ですが、今の時代にそれがどう捉えられるんだろう?と楽しみでもあります」

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