銀行口座は3つを使い分け！貯蓄のための流れを整えて、自然と貯まる家計に！：将来の不安を解消するマネープラン③ 銀行口座は3つを使い分け！貯蓄のための流れを整えて、自然と貯まる家計に！：将来の不安を解消するマネープラン③

着実に貯めるための秘訣は？

目的別に口座を使い分ける以外で、貯蓄を増やす秘訣を丸山さんがアドバイス！

【貯める秘訣➀】
固定費などのムダを見直して、貯蓄予算を作る

生活費で手一杯で貯蓄に回す余裕がないという場合でも、まず今の支出をすべて洗い出してみましょう。
「これはなくてもよかった」「ここはもう少し削れるかも」といったムダが見つかる可能性があります。

「使っていないサブスクのサービスを見直したり、スマホの通信費や電気、ガスの光熱費を格安のプランに乗り換えたりすることで、余剰金を生み出すことができます。
例えば、今大手キャリアを使っている人が、格安スマホに換えると年５万円以上節約できる場合も！節約した分を先取りで貯めるようにしましょう」

【貯める秘訣②】
保険や投資商品を利用して積み立てる

毎月積み立てていくなら、万一の保障と満期時や解約時にお金が受け取れる貯蓄型保険、NISA、iDeCoなどの投資商品を利用するのもおすすめです。

「銀行預金に比べてお金がすぐに下ろせないので、着実に貯められるのがメリット。教育資金や老後資金など、目的に応じて積み立てる商品を分けて、貯蓄プランを立てるといいでしょう」

【貯める秘訣③】
共働きの場合は、貯蓄用口座を一つに

共働きで夫婦別々の口座を使っている場合でも、目的別貯蓄は１つにまとめて共有するのがベストです。

「例えば、『目的別貯蓄』には、夫婦で決めた金額をそれぞれ入金。それ以外の支出は、夫が住居費と固定費担当、妻は生活費担当など、家庭によってやり方を決めて、貯蓄をキープして。
月１回は、夫婦で家計を共有する時間を持つようにすると、貯蓄へのモチベーションが上がります」

リポートした人 Profile
マネーライター　みともはやみ
編集プロダクション、出版社の勤務を経て、2011年よりフリーランスで活動。
20年以上、生活情報誌を中心に家計やりくりにまつわる記事の編集・取材・執筆に携わる。これまでに取材した実例は、延べ1000件以上。

Illustration:Kayo Yamaguchi　text ＆ edit：Hayami Mitomo
※写真・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください

リンネル2025年３月号より

編集プロダクション、出版社の勤務を経て、2011年よりフリーランスで活動。20年以上、生活情報誌を中心に家計やりくりにまつわる記事の編集・取材・執筆に携わる。これまでに取材した実例は、延べ1000件以上。

2025年4月号

おうちごはんをどう美味しくする？

特別価格：1,520円（税込） / 表紙：高畑充希 /
2025年2月19日(水)発売　※一部の地域では発売日が異なります