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住宅ローンの金利が上昇! 借りている人、これから借りる人はどうしたらいい?【マネー講座】 住宅ローンの金利が上昇! 借りている人、これから借りる人はどうしたらいい?【マネー講座】

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住宅ローンの繰り上げ返済や借り換えをしたほうがいい?

【繰り上げ返済をしたほうがいい場合】

住宅ローン減税を受けている期間(10年間、13年間等)は、繰り上げ返済しないほうがいいとよく言われますが、すべての人に当てはまるわけではありません。
現在、住宅ローン減税の0.7%適用を超える金利で住宅ローンを組んでいる場合は、積極的に繰り上げ返済したほうがいいでしょう。
逆に0.7%より低い金利で借りているなら、金利差分は住宅ローン減税による還付金のほうが多くなるので、住宅ローン減税を終えてから繰り上げ返済するのがセオリーです。

ただし、実際には住宅ローン減税で例示されている金額はあくまで上限額であり、実際は支払った所得税・住民税(一定金額内)の範囲内で還付される仕組み。
住宅ローン減税の控除額を超える額に関しては、住宅ローン減税中であっても繰り上げ返済したほうが合理的。貯蓄の余剰金があるのなら、繰り上げ返済によって元金を減らし、利息負担を減らすに越したことはありません。

【借り換えをしたほうがいい場合】

「金利が低いうちは変動金利で借り続けて、金利が上昇してきたら固定金利に借り換えればよい」と考える人もいるでしょう。しかし、借入状況などによって、必ずしもメリットがあるとは限りません。
借り換えによって総支払額にメリットがあるかどうかは、金利差、残債、返済期間、諸費用の金額などによって変わってきます。まずは借り換え先候補の金融機関に相談して、借り換えの効果を試算してもらうのがいいでしょう。

また、住宅ローンの借り換えには、事務手数料、印紙税などの諸経費、返済中の住宅ローンを一括返済する際の諸費用がかかります。借り換えの手続きには1か月以上かかることもあり、場合によっては、借り換えのメリットをあまり得られないこともあるのでじっくり検討して。

  • 「住宅ローンの繰り上げ返済や借り換えの対策をとるには、一般的にまとまった資金が必要です。そのための資金をしっかり貯蓄しておくことが大事!」

    ※このページで紹介している情報は、2025年4月24日現在のものです

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