北欧

伝統あるフィンランドの工芸品が集結した展示販売イベント開催 伝統あるフィンランドの工芸品が集結した展示販売イベント開催

夏至の日を「Juhannus(ユハンヌス)」と呼び、夏の訪れを盛大にお祝いするフィンランド。街では、アート展や音楽フェスティバルなど、さまざまなイベントが開催されるこの季節。ラプアン カンクリ 表参道では昨年に続き、「Taito Kauppa / フィンランドの工芸」が7月25日(日)まで開催されています。

日本の作家が継承するフィンランドの伝統工芸

フィンランド語で「Taito(工芸、芸術)」「Kauppa(お店)」と名付けられた今回のイベント。国境を越え、日本の作家5名によって継承されているフィンランドの伝統工芸作品が展示、販売されています。

北欧の先住民・サーミ族に伝わる伝統的な刺繍技法による装飾工芸品「Duodje(ドゥオッチ)」に独自の表現を織り交ぜた「YOHEI NOGUCHI(ヨウヘイ ノグチ)」のサーミブレスレット、北欧の伝統工芸「白樺細工」を北海道の材料を使って製作する「Juli(ユーリ)」の作品、麦わらを素材にしたフィンランドの伝統的な装飾品「ヒンメリ」を手がける「Méng talks(モントークス)」の精巧で精密な作品が昨年に引き続き登場。

さらに今年は、「wan(ワン) – made in Gotoislands -」による木製のマグカップ「クササ」、「ocave(オケイヴ)」によるフィンランドの伝統的な織物「リュイユ」が新たにお目見えしました。

木製マグカップ&伝統的な織物が今回新登場!

ククサ:wan – made in Gotoislands -
フィンランド北部の先住民に伝わる木製のマグカップ「ククサ」。「手にする人を幸せにする」という言い伝えがあり、贈り物としても人気です。「wan – made in Gotoislands -」は、長崎県の五島列島にあるアトリエで地元の木材を使ったククサを製作。使い手の幸せを願いながら、丹念に磨き込んで作られています。
リュイユ / ocave
「リュイユ」は、スウェーデン語で「厚い布」を意味する「Ryia」に由来し、麻地に足の長い毛糸で編み込んでいくもの。フィンランド文化に精通し、織物製作の経験を持つ「ocave」が製作するリュイユは、幾何学模様や花柄、自然や動物などの伝統的なモチーフが題材。古い図録や洋書から得たインスピレーションを元に独自の解釈をプラスした作品に仕上げられています。

イベントに合わせた限定アイテムや新商品も展開

フィンランド工芸の伝統を「紡ぐ」「継承」していくという意味合いを込め、フィンランド語で「糸巻き」という意味の「KEHRÄ(ケヘラ)」シリーズのアイテムをイベントと同時に限定販売。テーブルクロス、テーブルランナー、ナプキンのほか、今年はバッグとポーチが新登場。また、白樺柄が人気の「KOIVU(コイヴ)」バッグには新色のブラウンが仲間入りしました。

左から:KEHRÄ バッグ[W28×H33cm]¥4,400、KEHRÄ ポーチ[W28×H22cm]¥4,400、KOIVU バッグ(ブラウン)[W28×H33cm]¥4,620


伝統ある工芸品を実際に手に取ることで、作り手の想いや作品の魅力が感じられる今回のイベント。フィンランドの伝統文化に触れ、フィンランドを身近に感じるひとときが過ごせそうです。


「Taito Kauppa / フィンランドの工芸」

開催期間:7月25日(日)まで

会場:LAPUAN KANKURIT 表参道

東京都渋谷区神宮前5-13-12 1F

営業時間:12:0019:00 ※現在時短営業中

火曜定休

 

ラプアン カンクリ 公式サイト

edit & text : Mina Ota
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