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:【世界のサンタさんファッションスナップ】実はファッショニスタだった! 個性とセンスが光るおしゃれな装い
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サンタクロースの世界を撮影することをライフワークとしている写真家・角田明子さんが、これまでに出会った世界各国のサンタさんたちをご紹介。国や文化によって異なる、個性豊かなおしゃれスタイルにも注目です。
サンタさんのファッションについて
教えてくれたのは……
フォトグラファー・角田明子さん

「穏やかでやさしい時間と希望の光」をテーマに広告、雑誌などさまざまな分野で幅広く活動中。サンタの世界に魅了され、サンタクロースたちの撮影をライフワークにしている。Instagram(@akiko_tsunoda)では、サンタクロースの愛らしい写真を定期的に更新中!
世界のサンタさんのファッションスナップ

世界中の国々で子どもたちのために活躍しているサンタさんたち。

その装いには、それぞれのサンタさんのこだわりが感じられます。みんな少しずつスタイルが違うのもまた魅力のひとつ。




どのサンタさんも、クリスマスの正装(オンスタイル)でも、普段着のような装いでも、とてもおしゃれ。
不思議なことに、カジュアルな服を着ていても、その雰囲気ですぐに「サンタさんだ!」と気づかれてしまうこともあります。

少し離れたところから子どもたちがキラキラした目で見つめていたり、「サンタさーん!」と声をかけられたり。写真をお願いされることもあるようです。
そんなときのサンタさんは、少し嬉しそうに優しく手を振り、丁寧に挨拶を返しています。
どんなときも人を笑顔にするサンタさんたち。装いにも、それぞれの個性やあたたかさが表れています。

私も普段の装いに“ニッセスタイル”を取り入れるほど、サンタさんたちは立派なファッションリーダーなんです。
今回は、そんな世界のサンタさんたちのファッションスタイルを、国ごとの特徴や小物づかいのこだわりとともにご紹介します。

国別で紹介! 北欧のサンタさん
北欧のサンタスタイル 1
デンマークのサンタさん

ヨーロッパ大陸の影響もあり、アメリカや西欧のサンタさんに近いスタイルが多く見られるデンマークのサンタさん「ユールマン(Julemanden)」。
デンマークでは、腰にたくさんのおしゃぶりをぶら下げているサンタさんが多いです。
その理由は、子どもたちがおしゃぶりを卒業するとき、クリスマスの手紙と一緒にサンタさんに預ける習慣があるからだそう!

また、大きなスプーンを持っているサンタさんも。

「大好物のミルク粥(リスアラマン)をたっぷり食べるため」と、ニコニコしながら教えてくれました。
北欧のサンタスタイル 2
ノルウェーのサンタさん

森や納屋を守る精霊とされる、ノルウェーのサンタさん「ユーレニッセ(Julenisse)」は、精霊らしい素朴であたたかなカントリースタイルが特徴です。

着古したシャツやノルディックセーターに、短めのズボンと長い靴下を合わせた、温もりと実用性を兼ね備えたスタイルです。


北欧のサンタスタイル 3
スウェーデンのサンタさん

赤いとんがり帽子がかわいいスウェーデンのサンタさん、「ユールトムテ(Jultomten)」。

「帽子が三角だから雪が積もらないよ」と北極圏に住むユールトムテが教えてくれました。
北欧のサンタスタイル 4
フィンランドのサンタさん

フィンランドのサンタさん「ヨウルプッキ(Joulupukki)」はラップランド地方発祥です。
赤いガウンに長い白ひげ、しっかりとした革靴をはいたその姿は、とてもエレガントで風格があります。
日本のサンタスタイル
日本でも、多くの人が思い描く“ザ・サンタスタイル”を貫いているのが、グリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロースのパラダイス山元さんです。

日本でたった1人の公認サンタクロース、パラダイス山元さん
おしゃれのポイントにもなっている、腰につけたたくさんの鍵の束は、よい子の家に入るためのマスターキー。

オートロックや生体認証の鍵にも対応しているそうで、「クリスマスは玄関から入るので、鍵を閉めて靴を揃えて待っていてくださいね」とのことです。
また、グリーンランドと日本の国旗などが描かれたレザーベルトポーチは、デンマークのサンタさんからの贈りものだそう。

極寒の旅でも足元をしっかりと守る大きな靴もサンタさんならではの必須アイテムです。

まだまだ素敵なサンタスタイルがいっぱい!
北欧のほかにも、ドイツやアメリカなど、国によって少しずつ異なるサンタさんの装い。
さらに小物づかいにも、それぞれの文化や遊び心が感じられます。

エプロン姿がよく似合うデンマークのサンタさんと、緑のベストを重ねたエレガントなシャツスタイルのカナダのサンタさんの素敵な2ショット。

いつも正装はホワイトサンタだという、アメリカのサンタさん。赤にこだわらず、自分らしいスタイルを楽しんでいます。

こちらは、ドイツのサンタさん。
悪い子の元にやってくるブラックサンタ「クネヒト・ループレヒト(Knecht Ruprecht)」とのリンクコーデだそう。二人が並んだ姿は、どこか愛らしく少しユーモラスです。
どの国のサンタさんも、個性を引き立てる小物づかいがとても上手。

なかでもカナダのサンタさんは、メガネのデザインにまで遊び心があふれています。
こちらは、帽子屋さんで帽子を選んでいるサンタさん。やっぱり選ぶのは“赤色”のようです。


さらに、デンマークのサンタさんがはいている木靴にも注目です。

一度はかせてもらったことがありますが、重いしすぐに脱げてしまうし、私は歩けませんでした。
サンタさんが自慢げに見せてくれたクリスマスカラーに光るスニーカーや、サンタ柄の靴下など足元にもそれぞれの個性が光ります。


サンタさんの水着スタイル
夏の水着スタイルでは、赤と白のボーダー柄が定番の人気です。
こちらは、コペンハーゲンの世界サンタクロース会議で訪れたデンマークのアルネヤコブセンがデザインしたベルビュービーチにて。

お揃いコーデのアメリカのサンタさんご夫妻。頭にはいつものサンタ帽子はかぶっていないのに、やっぱりサンタさんだとすぐに分かっちゃいます。
プールではしゃぐサンタさんは、トップスとお揃いのボーダーメガネがおしゃれです。走っちゃだめですよ〜。


お馴染みのサンタさんカラー、赤と白。デザインや着こなしはそれぞれ個性豊かで、みんな違う水着コレクションに!
こんな感じで季節を問わず、それぞれのスタイルでおしゃれを楽しむ、サンタさん。
街でサンタさんを見かけたら、ぜひその素敵なスタイルにも注目してみてください。


ライフスタイルブランド「Afternoon Tea LIVING(アフタヌーンティー・リビング)」では、4店舗限定のスペシャルイベント「どこよりも早くサンタクロースがやってくる!」を開催中。
日本唯一の公認サンタクロース・パラダイス山元さんとの記念撮影や、参加者限定のチェンジングカードプレゼントなど、ご家族や大切な人と一緒に楽しめる内容が盛りだくさん。角田さんは“お手伝いニッセ”として、記録と撮影サポートで参加しています。予約はすでに満席となりましたが、当日“ばったり”サンタさんに会えるチャンスもあるかも…?
また、会場には「サンタポスト」も登場!想いを込めたお手紙を、ぜひサンタさんへ届けてくださいね。
詳しくはこちらから
photograph & text:Akiko Tsunoda edit:Riho Abe Special Thanks:グリーンランド国際サンタクロース協会、Dansk Julemands Laug、The Santa Family、 Julenisselauget i Norge 、Julenisse Egil&Julenisse Bent i Norge、All Santa family
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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小物や靴も個性たっぷり!