FASHION
:画家・平澤まりこさんの「一生もの銘品」バーバリーのトレンチコートやロレックスの腕時計など愛用品
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:
              
              長く、大切に使いたい「私の一生もの銘品」。画家の平澤まりこさんから「人生の節目に舞い込んだ、私の大切なアイテムたち」を教えていただきました。
お話を聞いたのは…
平澤まりこさん
PROFILE
イラストレーター、エッセイスト、アーティスト。描版画という手法で作品を手がけ、陶作家と共作の「陶彫画」の展示発表も行う。昨年版画では初の海外個展を行う。旅や暮らしにまつわる著書も多数。
「人生の転機や思い出の景色が刻まれた
自分だけの銘品がパートナーです」

すべて私物
「世の中には数多くの銘品と呼ばれるブランドがありますが、自分の銘品を考えたとき、それはすべて忘れられない記憶と共にあります。
たとえば、今、私はロレックスの時計を愛用していますが、これは父から譲り受けたもの。大学受験のとき、文字盤が見やすいようにと父からオメガの時計を借りたのですが、ポケットに入れていたらどこかで落としてしまって。父も祖父から受け継いだものだったので、言い出せないまま長い時間が過ぎたんです。何年後かに思い切って謝ったら、実は父も気づいていて(笑)。“代わりに“とこの時計を渡されたときは胸が熱くなりました。
そういう父とのやりとりが詰まった時計は、これからも私の人生のパートナーです」
#01 ドーサのダイヤネックレス

すべて私物
「dosaのネックレスは、昨年秋にアメリカで個展を開いたときに購入したもの。初の海外進出だったため、“予祝”の意味も込めて展示会前に成功の前祝いとして買いました。
お店にデザイナーのクリスティーナ・キム本人もいて、彼女から“あなたにはこれが似合うわよ”って、おすすめされたのもいい思い出です」
#02 バーバリーのトレンチコート

すべて私物
「私は29歳で初めて自分の書籍を手がけ、その記念に30歳のパリ旅でバーバリーのコートを買いました。
それまではイラストレーターとして依頼されたカットを描くことが多かったのですが、自分の名前で作品を手がけるようになり、仕事のステージが変わった節目というか。自分でがんばった証しのような1枚ですね」
#03 ロレックスのエアキング

すべて私物
「時計の年代など詳細はわかりませんが、父から譲り受けたロレックスのエアキングは私の大切な宝物です。
メンズらしい大きめの文字盤ですが、シンプルな配色で華奢なリングとも相性がよく、きれいめな装いにも寄り添ってくれます。ふとしたときに昔の父とのやりとりがよみがえる、愛すべきお守りです」
こちらもチェック!
※掲載されているアイテムは私物となります。現時点で購入ができないものもあります。あらかじめご了承ください。
photograph:Kosuke Matsuki text:Tokiko Nitta
リンネル2025年3月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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