FOOD
:吉祥寺の喫茶店・ゆりあぺむぺるのクリームソーダ:空想喫茶トラノコクさんのあの店この店、喫茶訪問日記 #02
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いつも素敵な喫茶店やカフェへアンテナを張り巡らせている空想喫茶トラノコクさんが、気になるあの店この店を巡る連載。
2回目は、東京・吉祥寺にある「ゆりあぺむぺる」さん。色とりどりで美しい人気のクリームソーダと、西洋アンティークなどの調度品が心地よく調和するお店の歴史について伺いました。
お店を巡るのは…空想喫茶トラノコクさん

\今回訪れたのはこちら!/

shop information
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-1-6
TEL:0422-48-6822
営業時間:火~木・日 11:30~20:00 / 金・土・祝前日 11:30~22:00
定休日:月曜日
詩情豊かな空間に包まれて

壁や棚に飾られた花々や、時代を重ねてきたインテリアからは、豊かな美意識や文化への敬意が感じられる

個性的で温かなアンティークランプが店内に柔らかい光を灯す
1976年の喫茶店ブームのなかで静かに始まったこの店は、宮沢賢治の詩集『春と修羅』に登場するフレーズに由来。
文化豊かな土地柄に溶け込み、文学や詩を愛する落ち着いた世代やレトロ文化に惹かれる若い世代が自然と交わる場所になっている。


窓辺から光が優しく差し込み、古い家具や椅子、テーブルといったお店の歴史と物語をほんのりと映し出す
宝石のような美しさのクリームソーダ

たっぷりとアイスがのっている満足感のあるクリームソーダ
この店を紹介するうえで欠かせないのが、美しい色の上にたっぷりのアイスクリームがのったクリームソーダ。
お店で最初に登場した鮮やかな赤が目を引くザクロのクリームソーダは、その美しい見た目と爽やかな味で人々の心をつかみ、多彩なクリームソーダへと広がっていった。

多くの種類を楽しめるクリームソーダのメニュー
窓際で静かな喫茶時間を味わう

クリームソーダは好きな色合いのラピスラズリとバイオレット、そしてプリンを注文
このお店で密かに注文するのが、固めで濃厚なプリンだ。
簡単にはスプーンが沈まないほどしっかりとしたそのプリンを訪れるたびについ頼んでしまうのだ。

カラメルのほろ苦さとクリームがとても合う
芳醇なバニラビーンズの香りとねっとりとした舌触りの後、甘さが口いっぱいに広がる。

一口目をすくうのが幸せなひととき
忙しない日々のなかで訪れる人の心を柔らかに照らす灯りのような場所。
もしあなたが心の静寂を求めるなら、この店の扉をそっと開けて
明滅する電燈を見ながら穏やかなひとときを過ごしてみてほしい。
本を片手にゆっくりした時間を過ごしたくなるね!

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photograph & illustration & text : toranocoku
※掲載している情報は取材時のものです。変更になる場合があります
※画像・文書の無断転載はご遠慮ください
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今回は吉祥寺に来たら訪れたいお気に入りの場所の紹介です!