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疲れていても毎日作りたくなるごはん作りのワザ 編集者・ライター 一田憲子さん 疲れていても毎日作りたくなるごはん作りのワザ 編集者・ライター 一田憲子さん

一田憲子さん 台所 レシピ
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毎日、夕飯の時間が迫る中、できるだけスムーズに、おいしいごはんを作り続けるには? これまでの経験をもとに、日々のごはん作りの形を築いてきた方々に伺いました。今回は編集者・ライター 一田憲子さんの毎日のごはんを紹介します。

目次
疲れていても毎日作りたくなるごはん作りのワザ 編集者・ライター 一田憲子さん
  1. 定番だけをおいしくラクに作れればそれでいい
  2. 【試行錯誤してたどり着いたごはん作りのMYルール】どんな日でも満足いく夕食に
  3. 【絶対に失敗しない味わいアップ術】
  4. 【ずっと続けたいひと手間】だしをたっぷりとっておく
  5. 【面倒くさい気持ちに寄り添う一皿】手間をかけずにごちそう感を出す
  6. 【一田さんのごはん作りQ&A】

定番だけをおいしく
ラクに作れればそれでいい

暮らしにまつわる、多くの記事を手掛ける、一田憲子さん。
取材や執筆で忙しくても、作りたてのおいしさを味わいたくて、仕事終わりはキッチンに急ぎます。当然、時間の余裕はなし。でも作るからには、夫婦共々、絶対においしいものが食べたい。だから食卓に上るのは、何度作っても味が決まる、定番のヒットおかずばかりだそう。

「30代の頃は張り切って、新作を何品も作ったりしていました。でも、小洒落たメニューは夫の反応がイマイチ。決まって喜ぶのは、何でもない『いつものあれ』。結局、飾らない、普段のごはんが一番おいしいしラクだと気づきました」

面倒な日でもごはん作りが続くのは、キッチンに立つハードルを極力下げる仕組みを作ったから、と一田さん。メニューの定番化やレシピのシンプル化、一皿だけ作ればいい日を設けるなど……。

「『それだったらやれるかも』と、気持ちがラクになりませんか? それでもおっくうな日は外食もしますが、数日続くと、心がすさんできてしまって。仕事のことでいっぱいになりがちな頭を、暮らしに引き戻してくれるのも、料理をすることのよさだと思います」


【試行錯誤してたどり着いたごはん作りのMYルール】
どんな日でも満足いく夕食に

●RULE 01
目新しいおかずに張り切るよりも確実においしい定番をくり返す

家庭で求めるのは、「いつもの、あの味」。絶対においしく作れる定番のレパートリーが何品かあれば、満足。


●RULE 02

計量がラクになるようにレシピの分量を単純化する

失敗したくないから、調味料は毎回計量。ただし、はかりやすい、キリのいい調味料の黄金比を自己流に調整。

 

●RULE 03

忙しい日は“ 一皿でOK” と割り切って

「作らなきゃ」の心の負担を軽く

何品も作りたいのは山々。できない日は、一皿だけしか作らないと決めてしまえば、前向きに台所に立てる。

 


【絶対に失敗しない味わいアップ術】

1.おいしい味付けの引き出しを豊富に
気のきいた味になる組み合わせをいくつか覚えておくと、野菜と和えるだけで満足な一品に。たとえばごま油と塩麹は、ドレッシングに。
2.定番レシピは備忘録として張る
定番レシピは、大さじ1と1/2は大さじ1、小さじ1/2は小さじ1など、調味料の分量を単純化。1行にまとめ、冷蔵庫に張っておく。
3.合わせ調味料を作るとラク
たとえば、大根とニラと豚バラ肉の炒め物は、酒、みりん、甜麺醤、オイスターソース、しょうゆの合わせ調味料で炒めるとすぐ完成。

【ずっと続けたいひと手間】
だしをたっぷりとっておく

2週間に1回ぐらい、まとめてとっただしを、保存容器に小分けして冷凍保存。「これがあれば、大好きな大根の煮物も作ろうという気分になり、驚くほどおいしくできるから」と一田さん。たっぷりのかつお節で引くのが、おいしさの秘訣。

【面倒くさい気持ちに寄り添う一皿】
手間をかけずにごちそう感を出す

おいしくて、見栄えもボリューム感もよければ、一皿でも大満足! 疲れた日でも迷いなく作れるという、手のかからないレシピをご紹介。

最低限の野菜にうずらの卵があればいい。
野菜は3種だけ! 簡単“三宝菜”

●三宝菜
作り方
豚バラ肉100gを炒め、食べやすく切った白菜3~4枚、小松菜1/2束、白ねぎ1本を加えて軽く炒めたら、合わせ調味料( 水1カップ、鶏がらスープの素小さじ2、酒、薄口しょうゆ各大さじ2)を加える。煮立ったら、水で戻したきくらげひとつかみ、うずらの卵(缶詰)6個ほどを加えてふたをし、火が通ったらおろししょうが適量を入れ、水溶き片栗粉適量でとろみをつける。

巻くだけ、つぶすだけでごちそうに。
野菜豚肉巻き&マッシュポテトプレート

新玉ねぎとアスパラの豚肉巻き

作り方
縦に8等分に切った新玉ねぎ、長さ3等分に切ったアスパラガス3本を、それぞれ豚バラ肉1枚で巻いてフライパンに並べ、ふたをして弱火で両面焼く。しっかり焼き色がついたら、しょうゆ、みりんを11の割合で味をつける。

●マッシュポテト

作り方
じゃがいも3個の皮をむいて4等分に切り、鍋で水からゆでて、マッシャーでつぶす。熱いうちにバター30gを加えてよく混ぜ、豆乳適量を少しずつ加えながら好みのかたさに練る。塩少々で味を調える。


【一田さんのごはん作りQ&A】

Q1.毎日の献立はいつ考えていますか?

A.食べたいものは、その日の気分で決めたいタイプ。あらかじめ献立は決めず、毎日、仕事終わりの道すがらなどに考えます。買い物も買い込まず、帰りにその都度。

Q2.作り置きをすることはありますか?

A.凝ったものは作らないから、作りたてのおいしさが一番。マリネや煮物など、味の染みが深くなるもの以外、作り置きはしません。食べ切るための技術も必要なので。

Q3.おいしい簡単レシピのヒントはどこから?

A.取材先のごはんや、美容院で読んだ雑誌の中のレシピなど、ピンときたら試します。それが定番メニュー入りしたら、何度か作って自分の作りやすいように調整。

Q4.簡単でもおいしそうに見せるコツは?

A.大皿でドーンと出すこと。具材に対して大きすぎるかもと思うくらいのサイズの器に盛ると、器にできる余白が料理を引き立てて、おいしそうに見えるんです。

Q5.日々の料理によく使う、あると便利な鍋は?

A.ストウブの大小のオーバル鍋。底の面積が広くて、大は、鶏もも肉2枚分を広げられるのが便利。小は、ブロッコリーやキャベツなどを蒸したりするのに重宝します。


教えていただいたのは……一田憲子さん

夫と二人暮らし。近著に、日々の料理をまとめた『面倒くさい日も、おいしく食べたい!』(SBクリエイティブ)や、『暮らしに必要なものは、自分で決めていい』(秀和システム)など。


photo:Aya Sunahara text:Kaori Akiyama web edit:Masako Serizawa
※写真・文章の無断転載はご遠慮ください
リンネル2019年3月号より

※レシピの分量はすべて各家庭の作りやすい量です

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