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ジェンダー観を育むきっかけに。学校で活用が広がる小冊子「10代のためのジェンダーの授業」 【こころとからだ御守りフェムテック】 ジェンダー観を育むきっかけに。学校で活用が広がる小冊子「10代のためのジェンダーの授業」 【こころとからだ御守りフェムテック】

10代のためのジェンダーの授業

「男子なのにピンク?」「女の子なら言葉遣いは丁寧に」などと人に言われて、嫌な思いをしたり、違和感を持ったり……。誰もが一度はそんな経験があるのではないでしょうか? こうした性別に対する固定観念「ジェンダー・バイアス」を取り払い、未来を担う子どもたちが自分らしく生きていくためのサポートをする取り組みがあります。株式会社ポーラと朝日学生新聞社が共同で制作し、全国の小・中学校に配布している小冊子「10代のためのジェンダーの授業」です。

2023年に世界経済フォーラム(WEF)が発表した世界各国のジェンダーギャップ指数(※1)によると、日本は146か国中125位。世界から見ても大人たちのジェンダー・バイアスが色濃い社会の中で、学校教育においてもジェンダー教育が進んでいないのが現状です。

10代のためのジェンダーの授業

「10代のためのジェンダーの授業」は、子どもたちへの指導に悩む教育現場の一助になればと製作をスタート。2022年に第1弾が、2023年には第2弾が発行されました。第2弾は学校のキャリア教育に使われている教材「おしごと年鑑」(朝日学生新聞出版)に同梱され、全国の小・中学校約3万校に順次配布されました。

10代のためのジェンダーの授業

第1弾では、職業の男女比を当てる問題や、家事を誰がしているかを記入するワークなどを掲載。

10代のためのジェンダーの授業
10代のためのジェンダーの授業

第2弾では、無意識の思い込み「アンコンシャス・バイアス」をテーマに、考え直すきっかけになる漫画やクイズを掲載。実際に教室で冊子が生徒に配られ、みんなでワークに取り組んで意見を出し合う様子なども紹介されています。

授業のヒントに。先生向けの無料オンラインセミナーを開催

さらに、もう一つの取り組みとして、教育する側の先生が、ジェンダーについて学ぶための機会も用意。2023822日には、全国の小・中学校の先生を対象にした無料のオンライン特別講座「先生のためのジェンダーの授業」が開催されます。

 

日時/2023822日(火) 16001730
形式/オンライン(ウェビナー)
対象/小・中学生の教員、教育関係者
ご応募はこちらから

※参加は事前登録制です。参加人数が準備数の上限に達した場合は、ご応募できないことがあります。あらかじめご了承ください

 

10代のためのジェンダーの授業」を活用した授業例の紹介のほか、冊子を監修したジェンダー専門家の斎藤万里子さんや、ジェンダー平等先進国・フィンランドの大使館よりレーッタ・プロンタカネンさんが講師に迎えられ、授業のヒントになる講義が行われるので、教育関係者の方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。


※1 参照:「Global Gender Gap Report」(世界男女格差報告書)2023年版

text:Liniere.jp

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