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特集私の住むまち、好きな場所。LOCAL LIFE REPORT

【私の住むまち、好きな場所。熊本城下町】 童謡「あんたがたどこさ」の舞台へ! ノスタルジックな城下町めぐり 【私の住むまち、好きな場所。熊本城下町】 童謡「あんたがたどこさ」の舞台へ! ノスタルジックな城下町めぐり

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文豪・夏目漱石を感じるノスタルジックな市電通りへ

江戸末期から現在も続く老舗の薬屋「吉田松花堂」

市電通り沿いに戻ると、古い街並みが残っており、思わず足を止めたくなる建物が並んでいます。

市電通りに面した「吉田松花堂」は、なんと江戸末期から現在も続く老舗の薬屋さん。敷地が広すぎて写真に収まりきらないほどです。販売されている伝統薬の諸毒消丸(ショドクケシガン)は、昔から熊本県民の常備薬・携行薬だったそう。

「しぼりや」の漱石まんじゅう

しぼりやの漱石まんじゅう

小腹が空いたので、ちょうど裏通りにある「しぼりや」というお菓子屋さんへ寄ることに。熊本土産として喜ばれる和菓子が購入できる人気のお店です。今回購入したのは「漱石まんじゅう」。皮の中にたっぷりの白あんが入っていて、甘さが体じゅうに染みわたる!歩く力が湧いてきます。

ちなみに、なぜ夏目漱石なのかというと、漱石は英語教師として熊本に住んでいたことがあり、熊本にもゆかりが深いのです。県内のあちこちに漱石ゆかりの地があるのですが、いつか漱石の軌跡もたどってみたいな、と思ったりします。

登録有形文化財「長崎次郎書店・喫茶室」

長崎次郎書店・喫茶室

少し歩くと見えてくる「長崎次郎書店・喫茶室」は圧巻の建物。国の登録有形文化財にもなっています。まるでタイムスリップしたかのような、ノスタルジックな気分になります。

1階の書店は2024年6月に惜しまれながら休業となりましたが、夏目漱石や森鴎外も訪れたとされる、すごい書店なんです。いつかまた再開されることを切に願います。
2階の喫茶室は現在も営業中なので、文豪たちに思いを馳せながら、食事やスイーツを楽しむのもおすすめです。

町を走る市電に乗っても楽しい!

市電のCOCORO車両

長崎次郎書店を眺めていると、ちょうど「COCORO」の市電が走っていました。
市電は10〜20分間隔で走っていますが、COCORO車両に出会えたらラッキー!熊本城の城壁をイメージしたデザインが、城下町の雰囲気にぴったりです。ちょうど漱石に思いを馳せているときに「こころ」というのも運命を感じます。

もし散策して疲れたら、帰りは市電に乗って、車窓から城下町の風景を楽しむのもいいですね。市電の運賃は大人180円、子ども90円、どこまで乗っても一律料金です。

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