LIFESTYLE

2LDK 63㎡ 都内ヴィンテージマンションに3人暮らし。趣あるインテリアと余白を大切にした空間づくり(素敵なおうち訪問:長野宏美さん宅前編) 2LDK 63㎡ 都内ヴィンテージマンションに3人暮らし。趣あるインテリアと余白を大切にした空間づくり(素敵なおうち訪問:長野宏美さん宅前編)

連載 #素敵なおうち訪問

異素材を取り入れて、空間にリズム感を

リビングの壁には木目調の剥がせる壁紙、床には茶色のフロアタイルが敷かれていて、全体的に統一感のある配色と木の温もりが感じられる長野さんのお宅。落ち着いたなかにも、どこかモダンな印象が漂います。

「木製のものだけでまとめるのではなく、シルバーやガラスなど、異素材を意識的に取り入れて、空間を引き締めるようにしています」

編集者・長野宏美さんのヴィンテージマンションのインテリア
ル・コルビジェのテーブルはガラス製

パートナーがDIYで作ったという壁付の棚も、白っぽいタイル調のデザインに。脚もシルバーを選びました。ラグのオレンジもちょうどいいアクセントになっています。

「床も壁も茶色が強めなので、少しやわらかい雰囲気も取り入れたいと、棚やソファは白っぽいものを選びました。イケアで見つけた大判ラグも、空間が重くならないよう明るい色に。インドの手仕事による限定コレクションで、店頭で見かけて一目惚れしました」

編集者・長野宏美さんのヴィンテージマンションのインテリア

そして、結婚記念に買ったというお気に入りのソファはアイボリー系の色味。ふっくらとしたフォルムが特徴です。大きなメタルの留め具が、上品なデザインのアクセントに。

「汚れを気にしながらも、思い切ってこの色を選びました。ヴィンテージ感とモダンな雰囲気を両立しているデザインで、家の佇まいになじんでくれていると思います。家具は時代を超えて愛されるような普遍的なデザインのものが好きです」

カッシーナのソリアナ
カッシーナのソリアナは、1969年にデザインされたミッドセンチュリーの名品

空間になじむ、子どものもの

お子さんがちょうど1歳になる長野さん。子ども用の家具は近所のリサイクルショップやメルカリでセカンドハンドのものを手に入れることが多いそう。

「子どもの成長はとても早く、すぐに使えなくなってしまうことも。だからこそ、本当に必要なときにだけ購入して、手放すときは潔く。そんなふうにものが気持ちよく巡っていくような、好循環が生まれたらいいなと思っています」

編集者・長野宏美さんのヴィンテージマンションのインテリア

「子どものものは、これからどんどん増えていくと思いますが、できるだけひとつの収納箱やワゴンの中に集約するようにしています。一日の終わりにはきちんと片づける習慣をつけて、すっきりまとめられる仕組みを心がけています」

次のページ大切に選んだ手仕事のものやアート

連載 #素敵なおうち訪問

Related Article
おすすめ記事

リンネル最新号&付録

  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号
  • リンネル 最新号

2025年6月号

買うべき理由のある春服

付録
紀ノ国屋
刺しゅうロゴがおしゃれ
大容量おでかけショッピングトート

特別価格:1,480円(税込) / 表紙:奈緒 /
2025年4月18日(金)発売 ※一部の地域では発売日が異なります

VIEW MORE