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特集女子旅おすすめスポット 暮らすように心地いいリンネル旅ガイド

【長崎県 雲仙旅 おすすめスポット6選】 俳優・小関裕太さんと行く、癒やしの五感旅 【長崎県 雲仙旅 おすすめスポット6選】 俳優・小関裕太さんと行く、癒やしの五感旅

特集女子旅おすすめスポット 暮らすように心地いいリンネル旅ガイド
目次
  1. おすすめスポット #01 雲仙地獄
  2. おすすめスポット #02 タネト
  3. おすすめスポット #03 刈水庵
  4. おすすめスポット #04 カレーライフ
  5. おすすめスポット #05 yolo.
  6. おすすめスポット #06 locanda del campo

知れば知るほど好きになる
魅力あふれる雲仙

雲仙だけでなく、長崎県を旅するのも初めてだという小関さん。いたるところで白い煙を上げ、硫黄の香りに包まれる雲仙地獄では、非日常の光景に驚いたそう。

「かわいい音がする雀地獄など、噴気する音が楽しくて。写真を撮ったり、散策も楽しみました」

また豊かな食材から食通の間でも注目される、雲仙ならではの美食も堪能。そのおいしさに感動したのだとか。

「この旅を通じてこだわりを持つ方々に出会えて、この土地を愛し、人との繋がりを大切にしていると感じました。雲仙がもっと知りたい場所になりました」

おすすめスポット #01
雲仙地獄

ジャケット¥93,500/ホワイトマウンテニアリング(ホワイトマウンテニアリング)、ニット¥24,970/MHL.(MHL.)、パンツ¥69,300/SARTO(シアン PR)、シューズ¥35,200/YOAK(ヘムト PR)、バッグ¥26,400/Nine Tailor(スタジオ ファブワーク)

日本で初めての国立公園に選ばれた雲仙地獄。
いたるところで高温の温泉と噴気が激しく噴出し、湯けむりがたちこめる雲仙地獄は、まるで地獄のような景観が特徴。強い硫黄臭が漂うなかで散策を楽しみながら、大地のエネルギーをしっかり感じられます。

“地獄”の近くに整備された遊歩道を歩いて、地獄めぐりを楽しめます。

地熱のあたたかさで猫たちが集まってくる、猫好きにはたまらないスポット。見ると幸運が訪れるという、鍵しっぽを持つ猫を探してみて。

雲仙地獄

 

長崎県雲仙市小浜町雲仙320

0957-73-3434

入場無料

https://unzenonsen.unzen.org/watch/jigoku/

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おすすめスポット #02
タネト

東京から移住し、雲仙に根づく在来種野菜の種を守り継ぐ活動を続ける奥津爾さんと典子さん夫妻が、2019年にオープンしたオーガニック直売所「タネト」。半径20キロ圏内の、農薬や化学肥料はほぼ使わない自家採種の在来種野菜を販売。おいしいものとおいしいものが好きな人が集まる場所です。

また、料理人と暮らす人を繋ぐイベントも開催。県内外から訪れた、たくさんの人で賑わいます。

「大根の多様性が雲仙らしさ」と奥津さん。希少な在来種の新鮮な野菜も並びます。
  • 「誰が作ったものなのか、なぜお店で扱っているのかを、きちんと説明できるものだけ並べています」

    • タネト 奥津さん
農家さんたちが自家採取した、誰が作ったかわかる在来種の種も販売。
店内には、町の唯一の書店「ちぢわ書店」も。
奥津さんが太鼓判を押す、おすすめ商品。左から菜種油 300mL ¥700、胡麻油200mL ¥900、在来夏摘み紅茶¥648、タネトオリジナルみかんジャム 200g ¥520、はちみつ¥2,160、しまばら手延べラーメン¥440、韓国風味付塩焼海苔¥648
タネト
長崎県雲仙市千々石町丙2138-1
0957-37-2238
10:00〜16:00
水曜定休
https://www.organic-base.com/taneto/
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おすすめスポット #03
刈水庵

城谷さんの師匠だったという、エンツォ・マーリなどの作品やアイテムも。

ベスト¥46,200/DISCOVERED(DISCOVERED)、シャツ¥41,800(SHEIK YERBOUTI/スタジオファブワーク)、その他/スタイリスト私物

小浜温泉街からすぐの過疎集落・刈水地区に立つ、築100年の古民家を改装した喫茶 & デザインショップ。小浜出身デザイナーの故・城谷耕生さんが主宰する「スタジオシロタニ」が地域の皆さんと作ったお店なのだとか。

「空き家を活用するプロジェクトとして、まずは自分たちでお店にすることに。できるだけお金をかけず、例えばアルミサッシを木製サッシに戻すなど、戻せるところは元に戻し、長い時間をかけて気持ちのいい空間を作ることを心がけました。

自分たちのセレクトした器や集めていたものを販売したり、育てたハーブなどを使って地元のお菓子屋さんに作ってもらったお菓子をカフェで提供しています」と、現在運営をする山崎超崇さん。

器のほか、国内外の工芸家の作品、世界各地で集めた珍しいデザイン雑貨などが並びます。

  • 「作られた背景や作る人、機能性を吟味しながら、新旧も問わず、世界中のいいものを並べています」

    • 山崎さん、伊藤さん
白磁の器は、城谷さんがデザインした地元の波佐見焼の窯元と一緒に作ったもの。ここでしか買えないものもたくさん。

\ 小関さんが購入したのはこちら! /

小関さんは、城谷さんのパートナーでもある、陶芸家のオク・ウンヒさんの作品をチョイス。¥5,500

海と小浜の温泉街を一望できる2階のカフェ。リサイクルショップや閉館したホテルなどで一つひとつ、この場所に合うかどうか吟味しながら選んだというソファやテーブルのある、とても居心地のいい空間。ショップで販売している白磁の器に入れた、小浜の菓子店「R CINQ FAMILLE」のデザートを堪能できます。

小浜の塩 クリームブリュレ と、ローズマリーとオレガノのハーブティー。季節のデザートセット ¥1,100
刈水庵 かりみずあん
長崎県雲仙市小浜町北本町1011
0957-74-2010
11:00~17:00
不定休
http://www.karimizuan.com
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おすすめスポット #04
カレーライフ

醤油もろみのキーマカレーと、小浜名物「エタリ(カタクチイワシ)の塩辛」の旨みを加えたグリーンカレー。カレー2種 ¥1,400、オーツミルクチャイ ¥600

2018年、小浜温泉にオープンしたスパイスカレーと自家焙煎コーヒーのお店。店主の尾崎さんは埼玉県から移住。理系の大学院、「刈水庵」の店長を経て、このお店をスタートしたのだそう。

「出汁のおいしさに感動して食を仕事にしたいと思いました。カレーは構成要素が多いので、これを入れるとなんでおいしくなるのかとトライアンドエラーをしていく過程が研究と似ているので、性に合っていたんです。素材を生かすという切り口で、カレーを作るのは結構おもしろいと思って始めたんです」

カレーのメニューは季節ごとに変わりますが、豆をベースに旬の野菜をたっぷり加えたベジカレー、自家製ペーストとココナッツミルクに小浜の名物「エタリ(カタクチイワシ)の塩辛」を旨みに加えたグリーンカレー、雲仙もみじ豚のひき肉にごぼうや豆の食感をプラスし、醤油を絞る前の香り高い「もろみ」を使用したキーマカレーなど3種類。カレーの盛りつけを1種、2種、3種から選ぶことができます。

スパイスカレーといいつつ辛さはほとんどなく、好みでカイエンペッパーをプラスして辛さを調節できるのが特徴。食材の旨みを活かした、子どもからお年寄りまで食べられるカレーになっています。

  • 「スパイスや辛味は最小限、旨みや出汁を活かす味付けがこだわり。素材の味を味わってほしいです」

    • 尾崎さん夫妻

コーヒーも自家焙煎する尾崎さん。イベントでは、コーヒーとお菓子のお店として出店することも。自家製の柑橘ドリンクやオーツミルクを使ったチャイ、有機豆乳と自家製シロップを使った豆乳ラッシーのほか、塩麹ビスケットなど、カレー以外のメニューも魅力的です。

カレーライフ
長崎県雲仙市小浜町北本町905-29
0957-60-4675
11:00〜14:00
不定休
https:// www.currylife323.com
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おすすめスポット #05
yolo.

手前からオリジナルチーズケーキ¥530、抹茶チーズケーキ¥580、コーヒー¥550

小浜で移転オープンしたばかりの、濃厚なチーズケーキとバナナブレッドを楽しめるカフェ。店主の林田さんは小浜出身。小学生の頃からチーズケーキを作っているという、生粋のチーズケーキ好きです。

オリジナルのほか、アールグレイやオレオ、ホワイトチョコなど、14種類あるフレーバーのなかから、常時3種類の季節のチーズケーキを楽しめます。11月から1月まではスイートポテトも。すぐ売り切れてしまうため、予約必須です。

一番人気の島原半島のレモンを使った「レモンスカッシュ」と、店主おすすめの「バナナブレッド」。レモンスカッシュ¥550、バナナブレッド¥480
  • 「たくさん食べてほしいので、カットは分厚めに。チーズケーキはねっとりとしていて、食べ応えがあります」

    • 林田さん
yolo.
長崎県雲仙市小浜町北本町14-12 1F
12:00〜18:00(土・日曜11:00〜)
水・木曜定休
Instagram@____yolo._
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おすすめスポット #06
locanda del campo

棚田や畑が広がる千々石に立つ、三角屋根がかわいい一軒家のイタリアン。「locanda del campo」とはイタリア語で畑の旅籠という意味。名前の通り、ゆったりとした時間が流れます。

イタリア・トスカーナ地方の町シエナのレストランで働くシェフ同士として出会ったという、オーナーの宇治拓磨さん、望さんご夫妻。望さんの地元であるこの場所で、2022年にオープンしました。

「シエナの街はレンガ色が特徴。この辺りの赤土を使い、シエナをイメージしたカラーを外観やカウンターにも取り入れています。島原半島は食材が豊か。生産者との距離も近く、そのときにある野菜を取りいれているので、メニューはおまかせのコースのみ。地元の在来種野菜は『タネト』さんから仕入れることもあります」と拓磨さん。

  • 「地元の食材を使うのはもちろん、地産地消の先を担えれば。ゆっくり休んでいくような感じで過ごしてもらえたらうれしいです」

    • 宇治さん夫妻
この日のメインは、在来種野菜の黒田五寸にんじんのコンフィを添えた島原半島の仔牛ロース。
お酒が好きな小関さんは、「僕らの米で造った日本酒」(¥600)もオーダー。望さんの実家で作る米を使い、ラベルは娘さんが描いたもの。売上の50%を雲仙市を通して、能登半島地震の寄付に。
島原半島の猪を使ったラグーソース。パスタ「パッパルデッレ」は、平飼い卵を使った手作り。
ドルチェはシチリアのお菓子「カンノーロ」。リコッタクリームではなく、さつまいも「紅はるか」を使用。金柑と日本酒のソルベを添えて。

地元の豊かな食材を使い、丁寧に作られた独創的な料理はどれも絶品!

「繊細ですごくおいしい。食材を無駄にせず、隅々まで使い切る料理に感動。それぞれの料理にストーリーを感じられました」と小関さん。イタリア語を学んでいた小関さんは、宇治さん夫妻と話も弾んでいました。

locanda del campo ロカンダ デル カンポ
長崎県雲仙市千々石町己333
0957-47-6270 要予約
11:30~13:30、17:30~18:30 ※ランチ¥5,500〜、ディナー¥7,700〜
日曜のディナーと月曜定休
https://locanda-del-campo.com

長崎県・雲仙を旅した小関さん。今回の旅を振り返ります。

「雲仙は長崎市内と比べて畑が多く、空港から雲仙に向かう道中で景色がどんどん変わっていったのが印象的でした。道中にはおしゃれなお店やカフェもあって、もっともっと知りたいです。

今回、長崎に来たのは初めてだったので、その景色を残したいと買ったばかりのカメラを持ってきました。現像に出すまでどんな感じかわからないので、仕上がりが楽しみ。帰ってからもしばらく旅の余韻を楽しめそうです」

こちらもチェック!

model:Yuta Koseki  photograph:Miho Kakuta styling:Satoshi Yoshimoto hair & make-up:Chika Horikawa text:Mayumi Akagi

リンネル2025年6月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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