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:「友だちができない」「孤独で寂しい」「職場で疎外感がある」 友だち関係に悩む人に、人見知り漫画家わたなべぽんさんがアドバイス
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「人見知りや人付き合いが下手なのは、別に恥ずかしいことじゃない。無理せず自分らしく人と付き合えればOK」と話すのは、自身も人見知りだというエッセイ漫画家・わたなべぽんさん。
今回は、「友だちができない」「友だちが少ない」などそんな悩みを抱えるあなたに、ぽんさんからのお悩み別アドバイスをお届けします。
お話を聞いた
わたなべぽんさんProfile
漫画家。累計34万部のヒットとなった『スリム美人の生活習慣を真似したら1年間で30キロ痩せました』シリーズ、『ダメな自分を認めたら部屋がキレイになりました』シリーズなど著書多数。
お悩み1:心を許せる友だちがいない
A. 友人の概念を変えて楽しいことを見つける
私も、昔は“親友”という言葉を信じていました。
でも、大人になってそれぞれの生活もあり、なんでも話せる親友なんて重すぎます。
また、悩み事やグチを話したり、暇つぶしに付き合ってもらう相手ではなく、趣味や推し活など、ひとつでも楽しいことを共有できる人と出会えたら友だちになる、と考え方を変えては?


同じ場所に所属する人と親しくなることが多い大人の付き合い。でも、それ以外で楽しいと思える人と友だちになれるなら素敵なこと。
©わたなべぽん/KADOKAWA
お悩み2:友だちが少ない
「人付き合いが苦手で友人と呼べるのは二人だけ。友達が少ない自分はダメなヤツ?と引け目を感じます」
A.友だちは数の多さじゃない。
今いる友人を大切に
友だちが多い人のほうがいい、というのは思い込みなので、ダメなヤツと思う必要は全然ありません。
大人になれば、仕事や家族のことなど自分の生活に忙しくなり、友だちが占める割合も少なくなるのが当たり前。接していて心穏やかになる友人がいるなら十分すばらしいこと。今いる友人を大切にするのが自分らしいのかもしれません。

お悩み3:いつでもひとりで行動している
「誰かに気を使うのがいやで、どこかに出かけるときもだいだいひとりです。慣れていますが、たまに寂しいです」
A. ひとりで行動できるなら問題なし。
友人とはほどよい距離感で
ひとりで行動できるのはとてもいいこと。どこに行くのも一緒の友人、なんてすぐうまくいかなくなると思います。
恋愛と一緒で、友情も自立した人同士の間でこそうまくいくともいえます。
自分の趣味はひとりで楽しめばいいし、たまに友人と食事やお茶をして楽しく話すくらいのスタンスがちょうどいい人付き合いかもしれません。


気づかないうちに「友だちを選べる立場じゃない」と自分を卑下していたことに気づいたぽんさん。新しいドアを開く第一歩になった。
©わたなべぽん/KADOKAWA
お悩み4:新しい友だちができない
「古くからの友だちは結婚したり子どもが生まれたりして、だんだん疎遠になってしまいました。大人になってからの友だちってどうつくるの?」
A.同じ趣味から広がる友人なら楽しく付き合える
私は、数年前にあこがれだったジャズボーカルを習い始めました。教室の生徒さんは同じ趣味を共有していることもあり、だんだん仲よくなって世界が広がった感じがあります。
自分が楽しいと思えることを一生懸命にやって、それで仲間が増えるというのが理想。なにかチャレンジしたいことはないか、考えてみては?

お悩み5:職場で疎外感を感じる
「会社の同僚とは話題もテンションも合わずに、会話に入っていけません。みんながわいわいやっているときは、疎外感を感じます」
A.職場で仲よくならなくてもOKと割り切ること
まず、会社は仕事をしに行く場所なのであって、友だちづくりの場ではないと自分で線を引いては?
みんなに会話には入らないけれど、仕事はちゃんとやる人、というポジションをめざしてはどうでしょう。
ワイワイする輪に入らなくても、必要な業務のときや同僚と1対1になったときに話ができれば、悪くは思われないはず。

人付き合いにおすすめのわたなべぽんさんのコミックエッセイ
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composition & text:Ema Tanaka illustration:Pon Watanabe
リンネル2025年7月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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「地元の友だちはいますが、転勤で離れた土地で暮らしています。会社の人とは雑談する程度で、休日に遊ぶ友だちもいません。自分には親友がいないと思い、寂しく感じます」