LIFESTYLE
:【大阪関西万博 このパビリオンは必見!】 旅感を満喫できるマレーシアパビリオンに行こう!
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:日に日に盛り上がりを見せる大阪・関西万博。万博は、世界各国のことをより深く知る絶好のチャンス!
今回は、数あるパビリオンの中から、その国の魅力をしっかり伝えてくれる、学びと体験が詰まったマレーシアパビリオンを紹介します。
夢洲駅を降りてすぐの東ゲートにはさっそくミャクミャクの姿が!
マレーシアパビリオンへは、夢洲駅からすぐのところにある「東ゲート」から向かいます。ゲートを入ると、おなじみのミャクミャクが正座姿でかわいらしく迎えてくれて、思わずにっこり。
マレーシアパビリオンのテーマは「調和の未来を紡ぐ」。
建物は、竹を使用した東南アジアらしいデザイン
万博会場でもひときわ目を引く、マレーシアパビリオン。建築家・隈研吾さんが手がけた外観は、約5,000本の竹をリボンのように編み上げたデザイン。風に揺れる布のようにしなやかな曲線を描いています。昼はやさしい光を透かし、夜は伝統織物「ソンケット」のように輝きます。
マレーシアの食文化をまるごと体験!
まずマレーシアパビリオンに入って目を奪われるのが、現地の屋台を再現した食の展示。本当にマレーシアに来たような気分になるほどリアル! 各地方を代表する料理が、本物の屋台さながらに並べられていてテンションが上がります。
青いお米が特徴的な、東海岸の定番の料理「Nashi Kerabu」(ナシケラブ)」。ナシケラブとはお米(=ナシ)のサラダ(=ケラブ)のことで、お米の青は、バタフライピーで着色されています。
ラクサ、サテー、ナシゴレン、ミーゴレン、など様々なエリアの伝統食が精巧に作られた食品サンプルで見られます。お米の一粒一粒やカレーの色、チキンの香ばしく焼けた様子まで精巧に再現されていて、スパイスの香りがしてきそう! 料理名や由来、よく使うスパイス、食べる場面を伝えるミニ解説パネルが添えられているので旅の予習・復習にもぴったりですよ。
職人技を目の前で― マレーシア人によるロティ焼き実演ライブ!
必見なのが、ロティの実演コーナー。現地から来日した職人さんが両手で薄い生地を持ち上げ、空中でくるりと回すたびに、見ている人から歓声が。鉄板にのせるとジュッと音がして、香ばしい匂いが広がり、食欲をそそります。
極薄の生地が重なってつくりだ出す、外はパリッ、中はふんわりのロティの食感はは、カレーやテ・タレという甘いミルクティーと合わせていただきます。食の楽しさを改めて感じさせてくれる体験です。
ロティチャナイ
人気No.1のロティと2種のカレーのセット、ロティチャナイ 1,814円。
交易の歴史を感じる―「進歩の道」で知るマレーシアの誕生と文化の交差点
交易の十字路として発展してきたマレーシア。香辛料や布、陶器を通じて文化が交わり、多民族国家の礎を築いてきました。
「Passage of Progress―進歩の道」と名付けられたゾーンでは、その歴史を写真で紹介。自然との共生、植民地時代を経て独立へ至る力強い物語に出会えます。文化が重なり合う豊かさを知ることで、今の暮らしに新しい視点が生まれます。
未来をのぞく窓 ― デジタル体験! マレーシアのサステナブルな暮らし
未来エリアでは、自然を守りながら発展するマレーシアの姿を紹介。
再生可能エネルギーや都市と自然をつなぐグリーンデザイン、教育や医療の革新が映像やデジタル体験を通じて広がります。遠い国の未来は、私たちの日常とつながっていることを実感。暮らしを豊かにするヒントが散りばめられています。
巨大スクリーンでは、マレーシアの少女リナが、未来の自分に導かれテクノロジーと自然が共存する調和のととれた未来の世界を探検する物語「時の織物」が上映されています。
自然を編むアート ― 巨大なマレーシアのかご編み展示に癒やされる
順路を進んでいくと、竹やラタンを編み上げた伝統工芸・かご編みの巨大アート「調和の樹」に出会えます。
人が入れるほどのスケール感や、美しい編み目に思わず立ち止まってしまうほど。かご編みは、複数の民族が集まってひとつになっているマレーシアの象徴とも言われており、自然素材の温もりと職人の手仕事が融合し、伝統と未来をつなぐシンボルとなっています。
おみやげにはマレーシアのおいしいものや美しい手仕事を
展示を十分に楽しんだら、最後はぜひお買い物を!
ここでしか手に入らないものや、気軽にマレーシアの味を楽しめる食品などアイテムも充実。
⚫︎手軽でおいしい! マレーシア食品
(左上)ALOR ドリアンウエハース 800円
ドリアンの爽やかな甘さとさくさくの軽さが美味
(右上)MyKuali ホワイトカレーヌードル 400円
ペナンの屋台が発祥。ココナツミルクと魚介風味のやみつき麺
(右下)Brahim's チキンルンダン 700円
鶏肉をココナツミルクとレモングラスやガランルなどのスパイスで煮込んだ濃厚おかず
(左下)popsmalaya マンゴーアイスバー 700円
100%のマンゴー果汁をしゃりしゃりのアイスでいただけば誰もがニッコリ
⚫︎日常にとりいれたくなるペナンバッグ
(左)Sサイズ 4,600円 (右)Lサイズ 6,600円
ラタン、竹、パンダンリーフなど自然素材を使ったボルネオの先住民族ペナン族の伝統かご編みバッグ。軽くて丈夫で、東南アジアらしい手仕事の美しさが光ります。
⚫︎人気急上昇! マレー熊のぬいぐるみ
世界でいちばん小さな熊、マレーグマ。黒い毛に胸元の太陽のようなオレンジ色の模様がチャームポイント。おみやげに大人気です。
いかがだったでしょうか?
マレーシアはそもそも複数の民族が共存して成り立っている多民族国家(マレー系・中華系・インド系・先住民族など)。それゆえに、異国の文化や人々に対する考え方も、多様性を全体としたものが身についていて、初対面でも親しみやすくフレンドリー。子どもからシニアまで楽しめるスポットもたくさんあるので、今回の万博をきっかけに、ぜひマレーシアを旅してみてください。
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photograph:Akito Yuasa text:リンネル編集部
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