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吉田 羊さん「リンネルは頼もしい友達」【リンネル創刊15周年リレーインタビュー vol.6】 吉田 羊さん「リンネルは頼もしい友達」【リンネル創刊15周年リレーインタビュー vol.6】

年齢を重ねることへの焦りは、励みにも。
自分の現在地を確認しながら、走り続けていきます

「年齢を重ねることへの焦りは、励みにも。自分の現在地を確認しながら、走り続けていきます」と話す吉田羊さん。
ニット¥33,000、シャツスカート¥30,800/ともにハイク(ボウルズ)、デニム¥49,500 リバー(ワングラムチャン)、ピアス¥49,500/テッドミューリング(ヤエカ ホーム ストア)、メガネ¥74,800/アーレム(グローブスペックス エージェント)

末っ子→真ん中のお姉ちゃんくらいには進化できたかな?

― 2010年の創刊から15年。この歳月は、羊さんにとっても俳優として飛躍した歳月だったと思います。まるで天に昇る龍を思わせるような、鮮やかなご活躍でした。

 

本当ですか? でも確かに、世の中への出方は急激でしたよね。

私の存在を広く認知していただけるようになったのは2014年のテレビドラマ「HERO」への出演がきっかけですが、そこからまだ11年しかたっていないんです。

周りからは「えっ、もう20年くらいたってるんじゃないの?」と驚かれるんですが。

 

― 確かに。驚きました。

 

フフフ。自分の感覚としては、度が先に立ってしまったなという思いがあるんです。実力が伴わないまま先行してしまった知名度に、この11年、追いつこう追いつこうと必死で走り続けて、今もまだ、追いかけ続けている最中だというような。

 

― でも、お会いすると、初めてお会いしたときから変わらない羊さんを実感します。環境に左右されないでいられる秘訣は、何なのでしょう。

 

やはり、自分はまだ何者でもないという気持ちが、ずっと根底にあるからでしょうね。

だから、決していい気にはなれないし、常に自分の現在地を確かめながら歩いている……そんな思いが今も胸にあります。

 

― そんな中でも、ご自身の中で変化を感じている部分もあるのでは?

 

うーん、たとえるなら、末っ子から真ん中のお姉ちゃんくらいにはなれたかな? とは思います(笑)。

会社勤めの経験がなく世間知らずで、社会人としてはずっと甘えっぱなしだったところから、2019年に事務所を独立し、自分で覚悟を持って仕事をすることを意識するようになったなと。

人生の責任を取るのは自分なんだという、ごく当たり前のことを実感するのと同時に、これまでいかに周囲の人々に助けていただいてきたのかということを、あらためて思い知らされました。

 

― それで、よりブレなくなったと。

 

そうですね。自分の判断を信じるということは、昔から変わっていないと思いますし、いつどのような選択をしてどんな結果が出たとしても、それを正解にしていくは、結局自分自身でしかない。

つまり、人生の答えは、外にはないってことですよね。外にあるのはヒントだけで、答えは私の中にしかない。それを大事にしているし、ここ数年で特に明確になってきたところでもあります。

 

― 年齢を重ねたことで確かになるものは、強いですね。

もちろん、若い頃に比べたらできないことも増えてきたので、この先は、今まで以上にがんばらないとあっという間にダメになっていくだろうなとも思います。

焦りを感じることもありますが、でも、それがまた励みにもなったりする。そうやって一生、自分の現在地を確認しながら生きていくんじゃないでしょうか。

 

― 演じる役柄もそうですが、羊さんは年齢に抗う感じがないですね。美容面に関しては、抗いたいことはいろいろありますよ(笑)。

 

でも、抗いすぎず、年相応でありたいとも思っています。なぜなら、その年でしか表現できないお芝居があると思うので。優先すべきは健康。

年相応の役をいただくためにも、しっかり自己管理をして健康を保つことが、今の私のプライオリティです。

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