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:ナチュラルメイクのやり方|40代・50代や初心者でもできる! 人気プチプラコスメで作る自分に似合う肌と眉のつくりかた
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ナチュラルメイクのやり方をヘア&メイクのYUTA.さんが解説。40代・50代、初心者におすすめな自分に似合うメイクの仕上げかたは?人気プチプラコスメブランドのアイテムを使った、最新ベースメイクと眉メイクは必見!
自分に似合うナチュラルメイクのやり方を人気ヘア&メイクが徹底解説!

美容セミナー講師のほか、一般向けのオンライン講座も開講。初の著書『今の自分に合うメイクの正解』(日本実業出版社)が好評発売中。
これまで女優やモデルなど、2万人以上のヘアメイクを担当してきたYUTA.さん。自身のインスタグラムのメッセージには一般の方からメイクにまつわる悩みや相談が頻繁に届いていたそう。「雑誌やSNSを参考にしても、うまくできなかったり、自分に自信が持てていない方が多いように感じました。そんな方たちが変われる最初の一歩を踏み出せるように導きだしたのが、書籍で紹介しているメソッドです」
YUTA.さんが大切にしているのは、難しいテクニックをマスターすることでも、はやりを知ることでもありません。メイクをする前の自分と向き合うこと。
「自分を知らなければ、似合うメイクは見つかりません。今に目を背けず客観視して、何が必要なのかを知ることから始めましょう」(YUTA.さん、以下同)
まずはチェック! 顔分析と自撮り
自分に似合うナチュラルメイクを知るうえで、外見と内面を見つめ直すために必要なのが、悩みやいいところを書き出し、自撮りをすること。
「案外、悩みはスラスラ出てくるけれど、自分のよいところを見つけるのが苦手な方も。年齢とともに自撮りをするのも、悩みを直視することになるので避けたいですよね。でも写真に写る自分が人から見られている今の姿。そこに目を背けず向き合っていくと、メイクの改善点が見つけられるようになります。ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください」
01 悩みを書き出す


ブラウス¥22,000/ロワズィール(ロワズィール)
まずはなかなか人に相談できない悩みの種を書き出して客観的にその原因を探っていきます。「シミが目立つ」「痩せない」など思いつくままに、顔と体の悩みを50個、そのあと長所を50個ノートに記入しましょう。悩みを書くことで内側の本音と向き合い、いいところを整理することで自分を客観的に見つめる視点が生まれます。
02 スマホで自撮りして今の状態を確認する



普段のメイクをした状態で、鎖骨の下くらいから頭の上まで入るように、カメラを少し離して撮影します。リラックスして肩の力を抜いてカメラを向けて。撮るのは、正面で1枚、眉の位置を確認するため目を閉じた状態で1枚、左右の横顔の合計4枚。このとき、人から見た状態と同じで撮影したいので、スマートフォンは左右反転にならないように設定しましょう。
03 撮った写真を見ながら改善点を書き出す


写真を見ながら書き出した50個の悩みから一つ一つ矢印を引き、改善点を考えます。たとえば、シミがそんなに目立っていなければ何もしなくてOK。やっぱり気になるなら、コンシーラーを足してみようなど、原因と改善点が整理できるように。
美容クリニックに行くというような、今すぐ実行できない方法は避けて。手もとのものでできることに絞り、実践と自撮りをくり返していくと、次第に自分に似合うものがわかってきます。
ナチュラルメイクのポイントは「肌」と「眉」!
「印象を左右する肌と眉に集中。70%の仕上がりをめざして」

(右・モデル)タンクトップ¥9,240/ロワズィール(ロワズィール)、サロペット パンツ¥25,300/コンジェ ペイエ アデュー トリステス(コンジェ ペイエ アデュー トリステス)、その他/スタイリスト私物
「アイカラーやリップなど、カラーメイクに意識が向きがちですが、まずは髪、肌、眉の3つを整えていきます。実は人の印象を左右するのはこの3点。自然なトーンの肌やツヤのある髪に整えておくと、健康的で清潔感あふれる印象に。さらにバランスのよい眉を描いて、写真を見比べながら少しずつ整えていくと自然と〝シャレた〞印象に変わっていきます」
普段、メイクをするときに気になるのが、年齢とともに増えるたるみやクマのお悩み。ナチュラルメイクでいると、鏡を見たときの自分の疲れ顔に驚くことも。
「ナチュラルメイクは何もしないのではなく、何もしていないように見せること。悩みを少しずつカバーしながら、朝のメイクは70%の仕上がりをめざしてみましょう。肌は悩みを完全に消すのではなく、トーンを整える程度に、眉は自然な形を活かすように。残りの30%で少しの抜け感と自分らしさを大切にすること。眉や目は完璧なシンメトリーに整えるのではなく、自然な形を活かすことで抜け感が演出できます。仕上がり70%を意識して、メイクに手をかけすぎないくらいのほうが実はその人らしさが出せるのです」
朝のメイクは自分と向き合える貴重な時間。“ながらメイク”は避けましょう。数ミリ単位で印象が変わるメイクは、実は集中力が必要で何かをしながら行うと、ほかに意識が向いてしまい“あれ?”となりがち。自然光が入る場所に座ってお尻の穴をキュッと締め、頰を引き上げて。深呼吸して“今日の自分をイメージ”。これだけでメイクが特別な時間に変わります。

☑ポーチからコスメを取り出して使う順に並べる
コスメがごちゃごちゃした状態では気持ちよくメイクすることができません。まずはポーチから使うものを取り出して。使っていく順に並べることで、メイクに集中することができます。

☑パジャマのままはNG!着替えて、前髪を留めてから
メイクは服装や予定に合わせてバランスをとることも重要。パジャマからその日の服に着替え、前髪やサイドの髪はあとがつきにくいヘアクリップで留めておくとメイクしやすくなります。

ナチュラルメイクのやり方
下地+ファンデーション
いつものベースメイクで顔がのっぺり見えたり、自然に見えないというときは、塗り方を見直してみましょう。顔はパーツによって質感や凹凸が異なるので、5点置きして顔全体に同じ量を塗ると色ムラができて、立体感がなくなってしまう場合も。肌にのせる前の“準備”と“塗る量の調節”が大切。この2点を意識するだけで自然な仕上がりに!
STEP
1
手の甲に下地を出して指の腹でなじませる

下地は厚塗りにならないよう最初に手の甲に適量出します(リキッドファンデーションも同様)。指の腹2、3本を使い、溶かすように混ぜ、その指の腹についた下地を反対側の手の指の腹になじませます。
STEP
2
“トントトトンッ”と軽やかに薄く外側に向かって広げていく

両手の指の腹をトントトトンッと、軽やかに外側に向かってベールを薄くかけるような感覚で顔全体に少しずつ塗り広げます。頰のシミや小鼻の赤みなど、気になる部分は最後にもう一度重ねてカバーして。
STEP
3
スポンジをやさしく押し当てて下地の密着感を高める

スポンジを水もしくはミスト化粧水で濡らし、手の甲で量を調節したら、カバーしたい部分から顔の中心に向かって軽くタッピング。こすらず、肌にそっと置くようなイメージで。これで密着感が高まります。
STEP
4
自然な肌に仕上げるコツはファンデの量を変えること
お尻の穴をキュッと締めながらやさしくタッピング !


ファンデーションは“美肌ゾーン”と呼ばれる頰の少し高いところは厚めに、顔の中心やフェイスライン、生え際あたりは少量でOK。薄くピタッと密着し、自然な立体感とツヤのある肌が完成します。
使用コスメ・アイテム
ナチュラルメイクのやり方
コンシーラー
年齢とともに気になるのが“目の下のたるみやクマ”のお悩み。とはいえ、たるみやクマを完璧に隠そうとするとヨレてしまったり、厚塗り感が出てしまうこともあるので要注意。自然にカバーしたいときは、コンシーラーで光と影のバランスを操ることを意識しましょう。
STEP
1
影ができている部分にコンシーラーを点づけ

肌色に合うコンシーラーをクマの境目(影ができている一番深い部分)にちょんと点づけします。このとき広範囲にのせないこと。
STEP
2
点づけした部分をさっとなじませる

ブラシで点づけしたコンシーラーをすっと軽くなじませます。目立つ影を埋めるのみでOK。全体に塗り広げないこと。
STEP
3
目の下に光を加えて顔全体を明るく見せる

ペンタイプのハイライトコンシーラーを使い、たるみの影の一番濃い部分だけに細く短い線を1本引きます。その後、ぼかすようにしてなじませて。
使用コスメ・アイテム
ナチュラルメイクのやり方
フェイスパウダー
仕上げのフェイスパウダーは肌のベタつきを抑えて、仕上がりを美しくキープしてくれる頼れるアイテム。その一方、つけ方を間違えてしまうと、パウダーが肌の凹凸に入り込み、シワが目立ってしまいます。顔全体に塗り込むのではなく、部分的にふわりとのせましょう。
STEP
1
皮脂が多く出やすいエリアのみのせる


Tゾーンや小鼻の横、あご先などテカリが気になる部分にパウダーをのせます。狙った部分にだけのせられるように、小さめのブラシにとってササッとつけるとGOOD。
(画像右)細部をピンポイントに。エンジェリッチブラシ フェイス&チーク ¥1,210/ロージーローザ(ロージーローザ)
STEP
2
ミストスプレーで自然なツヤ肌に

仕上げにスプレーを吹きかけて、粉浮きを防いでツヤを与えると効果的。パウダーが肌にピタッと密着して、より崩れにくくなります。
使用コスメ・アイテム
ナチュラルメイクのやり方
眉毛・アイブロウ
起点となる眉頭の位置を決めてから描き始めると、顔全体のバランスがよくなります。さらに、眉は1本の線で強く描かずに、ちょっと崩すくらいを意識して。眉マスカラ、アイブロウペンシル、アイブロウパウダーを重ねて質感をミックスすると、立体感のある垢抜け眉に。
STEP
1
顔のバランスに影響する眉頭の起点を確認

眉頭の目安は、人差し指1.5~2本弱。小鼻のつけ根から垂直に上がったところに眉頭をとると顔全体が好バランスに。
STEP
2
眉を明るくしてやわらかな毛流れに


眉頭は薄くして抜け感を出すため、起点からではなく、黒目の上から毛流れに逆らうように眉マスカラをのせます。
STEP
3
毛を1本1本描き足して眉に深みを与える

足りないところに影をつけるように、ペンシルアイブロウを黒目の上からちょんちょんと置いていきます。
STEP
4
赤系のパウダーで血色感をプラスする

アイブロウパウダーの赤系のカラーを眉の中央にのみポンポンとのせます。これだけで血色感が加わり、明るい表情に。
使用コスメ・アイテム
メイク後に再び自撮りして見比べてみよう!BEFORE&AFTER


(左)BEFORE(右)AFTER
“よかった点”と“改善できる点”を書き出し、前回と比べて、“どちらが好き”かを自分自身に問いかけみます。次回はメモをもとに少し手法を変えてみて。いいと感じた部分が増えると、瞬時に頭で判断できるようになり“シャレたバランス感覚”が身についていきます。
ナチュラルメイク
仕上がり


自撮りをすることが自分を見つめる一番の近道。改善点さえわかれば、毎日やっていたことを少しずつ変えていけばいいだけなんです。徐々に自分の軸となるものが見つかって、メイクの正解がわかるようになります。

ただテクニックを知るだけでは似合うメイクにはならないことを実感。自撮りをして自分を見つめ直すことも新鮮で、お尻の穴を引き締めながら、姿勢よくメイクをすると、普段より顔が引き上がる気がして驚きでした!
あわせて読みたい「ナチュラルメイク」の記事はこちら!
hair&make-up:YUTA. photograph:Emiko Tennichi styling:Kana Sato Model:Hiromi Sakai text:Chie Sakuma webedit&text:Rio Suzuki
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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洋服に着替えてコスメを整理したら、いよいよ実践。朝の20分だけ、メイクに集中して気持ちよく1日をスタートさせましょう。