CULTURE

OKAMOTO'Sインタビュー 僕たちのリアルをそのまま噓偽りなく 出すことが一番強度として高い OKAMOTO'Sインタビュー 僕たちのリアルをそのまま噓偽りなく 出すことが一番強度として高い

2年8か月ぶりのオリジナルアルバムをリリースするOKAMOTO'S。時代の転換期を経て、鳴らされる彼らのロックとは。

目次
OKAMOTO'Sインタビュー 僕たちのリアルをそのまま噓偽りなく 出すことが一番強度として高い
  1. 最新作インタビュー
  2. ニューアルバム『KNOWHERE』
  3. お話を伺ったのは……OKAMOTO’Sさん

10年ずっと好きで続けてきた音楽を、ありのままに。

ーーOKAMOTO'Sの新譜がいよいよ発売します。どんな作品になったでしょうか。

オカモトコウキ( G.) 「今までアルバムでリリースにこんな間が空いたことはありませんでした。10周年でアルバムのリリースと武道館ライブがあって、それでひと区切りついたイメージで『次の10年』を意識して2年かけてじっくり作った大作です」

オカモトショウ(Vo.)「こういう状況になることは想定外でしたけど、僕らにとって大事な一歩になると思っていました。出来上がったものは、今まで得意としてきた音楽とこれから挑戦していく音楽も含めて、新しい自分たちを提示することがちゃんとできたんじゃないかなっていう手応えがあって、音楽的にもすごく満足のいくアルバムになりました」

ーー印象的な曲はありますか。

コウキ「先行曲の『Sprite』ですね。この曲を作ったのはコロナが蔓延してきてるときでした。これからどうなるんだろうと悩んでる人が多い中で何を言うべきなんだろうと模索していました。僕らは10年間、本当に音楽が好きでずっとそればっかりやってきた。好きなことをして過ごす時間は嫌なことを忘れて夢中になれる。夢中になれることを見つけて、それを深めていくことで、僕らもOKAMOTO'Sを10年間続けられたので、それが一番大事じゃないかみたいなことを、僕らの音楽で伝えられたらと」

ショウ「僕は『Young Japanese』です。この曲はコロナ禍に作った曲です。僕らって、音楽が好きでバンドやってるバンドで、何かを発信するために音楽を使ってるわけでは全然なくて、今は音楽が好きだっていう僕たちのリアルをそのまま噓偽りなく出すことが一番強度として高いなと思っています。それがストレートに出ている曲で、アルバムタイトルも途中までこの曲から取ろうと思っていたくらいなんです」

ーー密度の濃い全17曲からなるアルバムは「音楽が好きだ」という純度の高く、おなじみの曲の多さは彼らの曲が私達の日常のそばにあることを感じさせます。普段、自宅で曲を作るのがライフワークというお二人ですが「僕、玄米好き。プチプチしてるところが」(ショウ)、「家で、味噌や梅シロップなど醗酵食品を手作りしてます」(コウキ)とロッカーらしからぬ(!?)秘められたお家時間もこっそり教えてくれました。音楽も暮らしも地続き、自然体から生まれた彼らの音楽を、楽しみにしましょう。

ニューアルバム

『KNOWHERE』
OKAMOTO’S
¥3,630/Sony Music Labels/9.29 on sale

2年8か月ぶりのリリースとなるオリジナルアルバムは、話題のアニメソング「Welcome My Friend」や新曲10曲を含む全17曲のボリューム満点な一枚。早くもデビュー11年目に突入し、メンバー全員が30歳を迎えてますます深みが増す彼らのグルーヴィーなロックをお見逃しなく。

お話を伺ったのは……OKAMOTO’Sさん

PROFILE
オカモトズ/オカモトショウ(Vo.)、オカモトコウキ(G.)、ハマ・オカモト(Ba.)、オカモトレイジ(Dr.)からなる日本のロックバンド。

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text:Asami Asai web edit & text:Masako Serizawa
※写真・文章の無断転載はご遠慮ください

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