CULTURE

imaseさん「〈凡才〉なりのやり方で〈盆栽〉のように親しまれる音楽を」/アルバム『凡才』インタビュー imaseさん「〈凡才〉なりのやり方で〈盆栽〉のように親しまれる音楽を」/アルバム『凡才』インタビュー

暮らしにとけこみやすい楽曲がそろうアルバム

━━とても非凡な音楽センスを感じる作品に仕上がっていると思います。そんなアルバムの冒頭を飾るタイトル曲「BONSAI」には、どんな思いを表現されたのでしょうか?

今まで自分のことや経験を楽曲にしたことはあまりなかったのですが、この曲では、今までを振り返りつつ、自分がどんな環境でどのように音楽を作っているのかを綴りました。初期に制作した「Have a nice day」に近い、あえて作りこんだりせずに部屋でひとりで作っている雰囲気を大切にしました。

━━逆に「Rainy Driver」は、ゴージャスというか、広がりのあるサウンド展開ですね。

この曲は、今どきな雰囲気の仕上がりというか。今の自分が好きで作りたい音を表現したという感じですね。とてもノリのいい 90年代の英国ダンス・ミュージックの要素を取り入れつつ、ボーカルにもこれまでにはない色を加えて展開を楽しんでいただける楽曲になったと思います。

━━「Happy Order?」は、カラフルでポップなナンバーになりましたね。

この曲は完全にJ-POPを意識しています。ミレニアム(2000年)前後のアイドル・ポップスのイメージで歌詞にも茶目っ気や遊び心を加えて、2000年当時のような雰囲気をイメージして制作しました。

━━そのほかの楽曲も、遊び心がたくさんちりばめられている作品になりました。初のアルバム制作を通じて、何か得るものはありましたか?

このアルバムを通じて、多様なアプローチで楽曲を作ることができたなと感じています。CM やドラマのタイアップ曲では、自分の頭のなかにはなかったイメージを音楽にすることができました。また、今回のアルバムのために書き下ろした楽曲は、初期には絶対に思いつかなかったアイデアに挑戦できたりと、このアルバムの制作を通して自分の表現の幅が広がったなと強く思いますね。

━━リスナーには、アルバムを通してどういう景色を感じてもらいたいですか?

今回のアルバムは、暮らしのなかにとけこみやすい曲が多いのかなと思います。ぜひ、生活している日常のなかで流していただけたら嬉しいです。

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