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【パンどろぼう展 開催中!】 子どもから大人まで愛されるパンどろぼうの世界に没入! ワクワク感あふれる展示、見どころ、グッズをチェック 【パンどろぼう展 開催中!】 子どもから大人まで愛されるパンどろぼうの世界に没入! ワクワク感あふれる展示、見どころ、グッズをチェック

2023年に「MOE絵本屋さん大賞」を受賞するなど、子どもから大人まで幅広い世代に愛される「パンどろぼう」シリーズ。その世界を堪能できる展覧会が、松屋銀座にて9月4日まで開催中です。作者であるイラストレーター・絵本作家の柴田ケイコさんのインタビューと、展覧会の様子をリポートします。

目次
【パンどろぼう展 開催中!】 子どもから大人まで愛されるパンどろぼうの世界に没入! ワクワク感あふれる展示、見どころ、グッズをチェック
  1. 作者の柴田さんが語る、パンどろぼうの魅力って?
  2. 気になる展示の内容は?
  3. 絵本の世界に入り込めるフォトスポットも
  4. ここだけで買えるオリジナルグッズ
  5. 開催情報

作者の柴田さんが語る、パンどろぼうの魅力って?

柴田さんによる直筆のパンの付箋。会場で探してみて

絵本好きにはおなじみの、お茶目で憎めない大どろぼうが、世界一のおいしいパンを探し求めて事件を巻き起こす「パンどろぼう」シリーズ。これまでに『パンどろぼう』『パンどろぼう vs にせパンどろぼう』『パンどろぼうとなぞのフランスパン』『パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち』『パンどろぼうとほっかほっカー』(すべてKADOKAWA)が刊行され、『パンどろぼうとほっかほっカー』は全国の絵本屋さんが選ぶ「今年もっともおすすめしたい絵本 MOE絵本屋さん大賞2023」第1位に選ばれるなど、子どもから大人まで愛されています。

本展で販売されているぬいぐるみ(¥2,750)を手に持つ、柴田ケイコさん

「パンどろぼうは、もともと名刺に使っていたパンをかぶっているしろくまくんのイラストを、編集者の方が気に入ってくれたのがきっかけで生まれたキャラクター。1作目が2020年に刊行され、最初はお子さんに喜んでもらえていましたが、だんだん大人の方にも広がってきていると実感します。

パンどろぼうが大人の方にも刺さる理由は、キャラクターが完璧ではないところ。ちょっとシュールで間抜けで、お茶目。いろいろな表情が出てくるところも魅力的なのではないかと思います。パンどろぼうの成長やひたむきにパンを愛する姿、ちょっとドジで間抜けなところなどは、私たち人間にもあるので、どこか共感できる部分を探して、楽しんでいただけたらいいなと思います。

絵本のなかでは毎回、パンどろぼうのドジな部分が出てきますが、その表情や、背景を描くのが好きなので、色合いなども見ていただけたらうれしいです」と柴田さん。

ストーリーは料理しているときや車を運転しているときなど、日常の生活のなかでふとしたときに思い浮かび、スマホに記録しているという柴田さん。9月に発売される最新刊『パンどろぼうとりんごかめん』は、荒らされてしまった果物を作るコッコ農園を舞台に、新しいキャラクターが登場し、パンどろぼうが奮闘するストーリーになっているそう。

「ストーリーを考えるのが一番時間がかかります。そこからラフスケッチといって、どういう構図で描こうか考えて下絵を描くので、一冊完成するまでに半年以上かかります。

好きな絵本作家は長新太さん。特に『ぼくのくれよん』は大人になった今でもたまに見るほど、世界観や色合い、文字も素晴らしいなと思います。それからウィリアム・スタイグの『歯いしゃのチュー先生』など、動物を擬人化する作家さんの描く表情が好きですね。動物の表情は、結構参考にさせてもらっています。

子どもたちが小さい頃から読み聞かせをよくしていましたが、リズム感があって読みやすい文章を書ける作家さんの絵本は、すごくいいなと思います」

次のページ気になる展示の内容は?

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