CULTURE
:【10代~20代の味方になってくれる女子マンガ】人間関係や個性に悩む世代のあなたにおすすめなのはコレ!
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:たくさんあってどこから読んでいいかわからない「女子マンガ」。ライター、マンガ研究者のトミヤマユキコさんに、読んでおくといい作品をピックアップしてもらいました。
今回は、人間関係や個性に悩む10~20代におすすめのものをチェック!
お話を伺ったのは……

ライター/マンガ研究者
「対人関係や個性に悩む時期は、
視野を広げてくれる作品に触れてみて」
―現代の少女マンガは、主人公や学校の描写がかなりリアルなため、つい比べてしまって自分が不幸だと思ったり、劣っていると感じたりする読者も少なくないというトミヤマさん。
「大昔の少女マンガは、どこか現実離れしていて、自分とは関係がない話だと割り切って読める話が多かったですが、今は解像度が上がってより身近に感じられるようになりました。
それだけに、自分と結び付けて、どうせまた美男美女の話でしょ、とひねくれた感情も生まれやすい。
その点、『圏外プリンセス』は、少女マンガマジックでいきなりきれいになったり、好きな子とくっついたりしない。見た目が圏外の主人公が対等な恋愛をめざして成長していく様子をギャグを交えながら、等身大の恋愛のすばらしさを教えてくれます。
中学校や高校の図書館で多く借りられているという『性別「モナリザ」の君へ。』 は、人間がなりたい性別を選べる世界を舞台にしたアイデンティティの話。
若い人たちが男らしい・女らしいとはどういうことなのか悩んでいたり、LGBTQのことを知っていかなくてはいけないときにすっと渡したい一冊です。
自分の性別が決めきれない登場人物に寄り添いながら読めますし、マンガとしてもおもしろいです」
\10~20代におすすめの女子マンガ2選/
『圏外プリンセス 1』あいだ夏波
憧れではない、対等の恋愛とは
オタクの中学3年生、目黒美人が恋をきっかけに変わろうとがんばる話。「いわゆる“ブサイク女子”マンガ。きれいになっていく過程で、都合よく変わりすぎないところがリアル。美人が成長していく様は、大人の恋愛にも十分応用が可能です」電子版のみ。全7巻。¥543(集英社)
『性別「モナリザ」の君へ。1』𠮷村旋(つむじ)

©Tsumuji Yoshimura SQUARE ENIX
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text:Mayumi Akagi
リンネル2025年6月号より
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