CULTURE
:【30代女性の味方になってくれる女子マンガ2選】フェミニズムや妊娠出産など、この世代ならではの悩みに応えるおすすめはコレ!
CULTURE
:たくさんあってどこから読んでいいかわからない「女子マンガ」。ライター、マンガ研究者のトミヤマユキコさんに、30代女性が読んでおくといい作品をピックアップしてもらいました。
お話を伺ったのは……

ライター/マンガ研究者
「いろいろな経験をしてきたからこそ、
登場人物にたくさん共感できるはず」
―人生のステージが目まぐるしく変わり、答えに悩むことが多いこの年代に読んでほしいのは、女性が生きていくことについて考えるきっかけになる作品。
「『フェミニズム』は、男性に怒ることだと誤解されがちですが、両性の平等の実現、
あるいは女性や男性といった枠に収まらない人の生き方を理解する上でとても大事な考え方です。
フェミニズムが後退すると、女性が厄介な目に遭ったり、我慢を強いられたりすることもあります。
瀧波ユカリ先生の『わたしたちは無痛恋愛がしたい』を読むと、
今の恋愛やその他におけるつらさは、自分のせいではなく、世の中のシステムがそうなっているから、と視野を広げてくれます。
30代で、私の人生なんなの! と思ったときに読むと、答えが見つかるかも。
水凪トリ先生の『しあわせは食べて寝て待て』 は、妊娠出産ではなく、
病気であまり働けなくなるアラフォーの女性が主人公。みんなのようには働けないけど、不幸かといえばそうではない。
体を労ることの大切さ、自分にとってちょうどいい着地点を見つけるような話を読んでおくと、40代に入って体がいうことを聞かなくなったときの備えにもなります。
私は早めに読んでおきたかったと思った作品です」
\30代におすすめの女子マンガ/
『わたしたちは無痛恋愛がしたい~伴垢女子と星屑男子とフェミおじさん~ 1』瀧波ユカリ

『しあわせは食べて寝て待て 1』水凪トリ

「突然のキャリア変更とどう向き合うか。老後を先取りしたような暮らしや、薬膳ネタも充実。読んでおくと役に立つ情報が満載」既刊5巻。¥792(秋田書店)
こちらもチェック!
text:Mayumi Akagi
リンネル2025年6月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
おすすめ記事 RELATED ARTICLES
Recommend
SNAPRanking
DAILY
/
WEEKLY



































