CULTURE
:「自分の意見を持ち、発信する姿はかっこいい」/齋藤飛鳥さんインタビュー
CULTURE
:英国の音楽やカルチャーに惹かれ、ロンドンの街を訪れたことをきっかけに、アートへの関心も深まったという齋藤飛鳥さん。国立新美術館で開催中の「テート美術館―YBA&BEYOND 世界を変えた90s英国アート」を通して、表現することの意味と、あらためて向き合ったと話します。
20代のうちに、
自分の意思でなにかを生み出したい
憧れていたロンドンの街を、プライベートで初めて訪れたときのことを、齋藤飛鳥さんはよく覚えているそう。
「イギリス英語のアクセントや、少し皮肉が効いた音楽が好きで。オアシスやブラー、ピンク・フロイドもよく聴いていました。そこから、この国をもっと知りたいと思うようになったんです。実際に行ってみると、街の居心地がよくて。すごく温かいというわけでもないけど、冷たすぎるわけでもない。みんな優しいけれど、一人ひとりが自分を生きている感じがして、それがかっこよかったです」
そんなロンドンで、偶然立ち寄ったのが、近現代アートが集まる美術館「テート・モダン」でした。
「インパクトのある作品が多くて、アートに明るくない私でも感じ取れるものがありました。もともと美術館は好きで、旅先でも時間があれば、足を運ぶことが多いです。どのジャンルであっても、吸収できるものは何かしらあると思うので」

その経験と重なるように、現在アンバサダーを務めているのが、東京・六本木の国立新美術館で開催中の「テート美術館―YBA&BEYOND 世界を変えた90s英国アート」。
1980年代後半から2000年代初頭にかけてのイギリスでは、社会の不安や変化の中で既存の美術の枠組みを問い直し、独創的な作品を発表する若いアーティストが次々に登場しました。本展は、そうした「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と、同時代の作家の作品を6つの章から読み解くというものです。
「どの作品も制作の意図がはっきりしていて、圧倒される強さがありました。若い人たちが、自分の住む国や社会について真剣に考えて意見を持っていること自体が素敵だと思うんです。それを表現することには、批判や反発への怖さもあるはず。でも、恐れずに強い意志を持って発信する姿はかっこいいし、私たちもそうあるべきなのかな、と感じました」

既存の価値観に問いを投げかけたい——そんな思いは、自身の中にもあるという。
「思っていても言わずに、建前でやり過ごす……という感覚が身についているなかで、あえて声を上げるのは難しいこと。でも、私はこうして人前に立つお仕事をしているので、何かしらの形で表現することはできるし、それを見てくれる人もいる。今回の展覧会には、そういう意味でも刺激を受けました」
同世代のアーティストの作品と向き合う中で、自分の意見を発信することの大切さもあらためて実感したそう。
「いただいたお仕事には責任を持って向き合っていますし、今の活動にも満足しています。でも、もしプラスアルファでやりたいことがあるとしたら、自分の意思で何かを生み出すこと。文章なのか、絵なのかは分からないけれど、20代のうちに形にできたら、自分の人生の記録にもなる気がして。何ができるのか、今は探っているところです。乃木坂46を卒業して一人で活動している今は、どう見られるかも含めて、すべて自分に返ってくる。『これをしたらイメージを裏切るかな』『あまり私らしくないかな』と決めつけず、いろいろなことに挑戦していきたいと思っています」

齋藤さんへのQ&A
最近のマイブームは?
なるべく食事から栄養を摂りたいと思っているので、納豆や魚など、体にいいと言われているものは毎日食べるようにしています。納豆はいろいろな食べ方を試しているところで、私はちょっと酸味を足すのが好み。福神漬けやしらすを乗せるとおつまみみたいでおいしいし、りんご酢をかけるのもおすすめです。
齋藤さんが考える“心地よい暮らし”とは?
忙しすぎるのもよくないし、反対に余裕がありすぎるのもよくないと考えているので、きちんと自分でバランスを見極めて、仕事と生活の二軸のバランスを保つことが大事かなと思います。お仕事では、どの現場でも“みんなが心地よく過ごせるように”ということは心掛けています。私自身は、おいしいご飯と少しのお酒、お風呂と睡眠があれば、それだけで満たされます。

Profile
齋藤飛鳥
1998年生まれ、東京都出身。2011年、「乃木坂46」のオーディションに合格、第1期生最年少メンバーとしてグループに加入。2023年5月のグループ卒業後は俳優やモデルとして活躍。最近の主な出演作にドラマ「テミスの不確かな法廷」「恋は闇」「ライオンの隠れ家」、映画『クスノキの番人』『【推しの子】-The Final Act-』など。2025年、第48回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。
作品情報
『テート美術館 - YBA&BEYOND 世界を変えた90s 英国アート』
テート美術館のコレクションを中心に、1980年代後半から2000年代初頭にかけて英国で活躍し、国際的な評価を得た作家たちを紹介。58組のアーティストによる約100点の作品を通して、この時代のクリエイティブな熱狂が世界のアートシーンにどのような影響を与えたのかを検証する。
会期:2月11日(水・祝)~5月11日(月)
開館時間:10:00~18:00 ※金・土曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで休館日:火曜日(5月5日は開館)
会場:国立新美術館
※6月3日(水)~9月6日(日)京都市京セラ美術館に巡回
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photograph:Isao Hashinoki styling:Takashi Yamamoto(style³) hair & make-up:Maiko Inomata(TRON) text:Hanae Kudo
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