CULTURE
:永作博美さん・中沢元紀さんインタビュー/同郷だからこそ出せる、親子の空気感
CULTURE
:
子育てを卒業した50歳の主人公が、新たな一歩を踏み出す火曜ドラマ「時すでにおスシ!?」。主人公・みなとを演じる永作博美さんと、息子の渚を演じる中沢元紀さんには、“茨城県出身”という共通点が。
どこか似た空気感を漂わせるおふたりに、作品への思いを伺いました。
「似せようとしなくても、
どこか似ている」ふたり
——放送中の火曜ラマ「時すでにおスシ!?」で永作博美さんが演じているのは、子育てを卒業し、第二の人生に踏み出そうとする50歳の主人公・待山みなと。そのひとり息子で、幼い頃からの夢である新幹線の運転士を目指し、社会人生活を始めたばかりの待山渚を中沢元紀さんが演じています。おふたりが最初に台本を読んだときの印象は?
永作博美(以下、永作)息子は自分の道を行き、母は自分の人生を歩まざるを得なくなって。でも、お互いにちゃんと相手を思いやっている。あたたかいドラマが始まるんだなと思いましたね。
中沢元紀(以下、中沢)本当にあたたかくて、どの世代の方にも刺さるような作品ですよね。永作さんと親子役を演じられるというのもうれしかったです。現場では本当に「お母さん」という感じで。「ああ、お母さんにもこれ言われてたな」みたいな(笑)。
永作 親子ならではの会話ですよね。
中沢 静かに怒る感じが、僕の母にもどこか似ていて。それだけで関係性ができる気がしています。

永作 私が勝手に思っているだけかもしれないですけど、中沢くんと私、雰囲気やテンポが似ている気がするんですよね。
中沢 します、します。
永作 本当!?よかった(笑) ふたりとも茨城県出身だからかな? 生まれた場所で、ある程度性格が決まるのかもしれない。特に話さず、ただ部屋にふたりでいても、落ち着いていてそんなに違和感がないんです。茨城の人って、あまり主張せず、黙々と自分のやるべきことをやっている人が多くないですか?
中沢 確かにそうかもしれません。
永作 だから他県の人からは、ちょっと冷たいとか、コミュニケーション下手みたいに言われることもあるんですけどね。でも決してそんなことはなくて、本当は優しいんですけどね。そういう感覚も、このふたりならわかり合える気がします。親子役を演じるときは、相手のお芝居を見て、「どこか似せられるところはないかな」と考えることが多いんですけど、中沢くんの場合は似せる必要はないかな、と。
中沢 うれしいです。
永作 そのままでも、長く一緒に過ごしてきたような空気感になるから、大丈夫かなって。しかもお父さん役のジャルジャルの後藤淳平さんと、ちょっとふたりに似てるんですよね。何この絶妙なキャスティング! と思って(笑)。
中沢 そうなんです。お父さん、笑顔が似てますよね。

——子どもが巣立った後の人生をどう生きるか…という、今作のテーマについては、どんなことを感じましたか?
永作 私自身もこれからそのタイミングが来るんだろうな…と想像はできますけど、どうなるかはまだ分からないですね。でもどちらかというと、女の人のほうが、意外と羽を伸ばしていませんか? 「これから何をやろうかな」と、新しいことにも躊躇せずに飛び込んでいる人が多いイメージがあります。
中沢 うちの母は、「自分よりも子どもが先」というタイプだったので、これからは好きなことをしてほしい。息子として、その手伝いもしていきたいですね。実家にいた頃は母に頼ってばかりでしたけど、最近になってようやく、ごはんに連れて行こうかな、とか考えるようになりました。
永作 私が子育てを卒業したら、たぶん、ひとり旅に行くと思います。いろんな場所に行って、まだ見たことのないものを見てみたい。“食”が好きなので、食にまつわる何かを始めるかもしれません。

——食といえば、中沢さんはリンネル.jpで「中沢元紀の板前さん入門」という和食を学ぶ連載をしていて、ドラマ内でみなとさんが教わる「三枚おろし」にも挑戦しているんです。
永作 見ました! アジの三枚おろし、とっても上手ですよね。
中沢 これなら大江戸先生(ドラマ内で松山ケンイチさんが演じる鮨アカデミー講師)にも褒められそうですか?
永作 褒められますよ。仕上がりがきれいだし、ちゃんと身が残ってますもんね。魚はもともとさばけるの?
中沢 このときが初めてです。アジがさばければ、大抵の魚はできるようになる、と教わりました。
永作 やっぱりそうなんだね。ドラマで三枚おろしをしたときも、「なんでアジなんだろうね」と話してたんだけど、きっとサイズ的に練習するのにちょうどいいんでしょうね。
中沢 鮨アカデミーの生徒役のみなさんは、撮影前からお鮨を握ったり、魚をさばいたりする練習をしているんですよね。話を聞いていいなあと思っていました。
永作 料理が好きならやっぱりやりたいよね。お鮨を握る練習は年末からしていて、一時期は自宅でもシャリのサイズのおにぎりをいっぱい作っていました(笑)。

——最後に、これからのドラマの見どころをお願いします。
永作 渚は家を出てひとり立ちして、たくさんの新しいことに向かっていくけれど、そこには困難もあれば、喜びも悲しみも楽しみも全部があって。そのなかで親子の関係がどうなっていくのか、楽しみですね。
中沢 渚としては、母のせっかくの第二の人生をじゃましたくないし、心配もかけたくない。でもまだ22歳なので、壁にぶつかったときに自分で解決する力もそれほどなくて。それを乗り越えて成長していけるのか、見守ってもらえたらうれしいです。
永作 きっと皆さんに、間違いなく感動してもらえると思います。

ドラマ情報

「時すでにおスシ!?」
子育てを卒業し、50歳で自分の時間と向き合うことになった主人公・待山みなと(永作博美)。「誰かのため」に全力で走り続けてきたみなとが、ひょんなことで足を踏み入れたのは、3カ月で鮨職人になれるという“鮨アカデミー”。様々な出会いによってみなとは「自分のため」に生きる一歩を踏み出していく。
火曜ドラマ「時すでにおスシ!?」
出演:永作博美 松山ケンイチ ファーストサマーウイカ 中沢元紀 山時聡真 佐野史郎 ほか
TBS系・毎週火曜22:00~ 放送中
Profile
1970年、茨城県生まれ。1994年、ドラマ「陽のあたる場所」で俳優デビュー。2011年、映画『八日目の蟬』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞。近作にドラマ「舞いあがれ!」「バニラな毎日」、映画『ほどなく、お別れです』など。公開待機作に映画『あきらめません!』がある。
2000年生まれ、茨城県出身。2022年、俳優デビュー。NHK連続テレビ小説「あんぱん」で注目を集める。主な出演作に、ドラマ「最後の鑑定人」「ストロボ・エッジ」「ゲームチェンジ」「下剋上球児」「ひだまりが聴こえる」など。
インタビュー記事に関する読みもの
中沢さん: ローファー¥132,000/クロケット&ジョーンズ(フレーム 青山)
photograph:Emiko Tennichi styling:Junko Okamoto(永作さん)、Tomoko Tanaka(中沢さん) hair & make-up:Yukie Shigemi(gem) (永作さん)、Naoko Matsumoto(中沢さん) text:Hanae Kudo
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
おすすめ記事 RELATED ARTICLES
Recommend
SNAPRanking
DAILY
/
WEEKLY












![【愛用歴25年以上!内田彩仍さんとドモホルンリンクルの素敵な関係】うるおいとエイジングケア※[基本4点]で肌力を鍛える!](https://liniere.jp/wp/wp-content/uploads/2026/03/S__21012484.jpg)


























