たっぷり作り置いてもおいしい煮込み料理は、冬の毎日の食卓をラクにしてくれます。料理研究家の若山曜子さんに、さまざまな楽しみ方のできるおすすめレシピを教えてもらいました。今回は、コトコト煮込んだ牛肉の旨みがしみわたる「牛肉の赤ワイン煮」のレシピです。
牛肉の赤ワイン煮のレシピ
じっくり煮込んだ牛すね肉は、とろけるようなごちそうに
●材料(4人分)
牛すね肉…700g
A
塩…7g
こしょう…少々
薄力粉…大さじ2
玉ねぎ…1 個
にんじん…2本
マッシュルーム…6 個
にんにく…1かけ
ベーコン…20g
赤ワイン…1 本(720mL)
プルーン(種抜き)…2個
トマト水煮缶…100g
しょうゆ…小さじ1
塩、こしょう、シナモンパウダー…各少々
油…少々
●作り方
1.牛肉は4cm角に切って、時間があれば赤ワインに漬けて一晩おく。赤ワインはとっておく。
2.玉ねぎ、にんにく、ベーコンは薄切りに、にんじんは乱切りにする。マッシュルームは石づきをとり、半分に切る。
3.1の汁気を切り、Aを振ってよくもむ。薄力粉をまぶし、油を熱したフライパンで、強火で表面を焼きつけ、鍋に入れる。
4.3のフライパンに玉ねぎ、にんにく、ベーコンを加えて中火で炒め、玉ねぎがしんなりしたらマッシュルームを加えてさらに炒める。にんじんを加えてさっと炒め、3の鍋に加える。
5.4のフライパンに1の赤ワインの半量を入れ、強火にかけてフライパンの中身をこそげとるようにして3の鍋に加える。残りの赤ワインとプルーンを加えて火にかけ、沸騰したら弱火にし、水煮トマトを加えたら、水をひたひたに加え、ふたをして1時間ほど煮る。肉がやわらかくなったらしょうゆ、塩、こしょう、シナモンパウダーで味を調える。
●ポイント
火が通りにくい牛すねや豚バラなどのかたまり肉、骨付きの鶏肉などもやわらかく仕上がるのが、煮込み料理の醍醐味。仕込んでおけば、温め直しても味がなじんでおいしい!
このレシピを教えてくれたのは
若山曜子さん
漢方薬剤師・末次真緒さんに教わる、潤いを取り戻す秋の養生スープ
cooking: Yoko Wakayama photograph: Fukuo Miyuki styling: Yuko Magata text: Kaori Akiyama web edit & text : Liniere.jp
リンネル2018年3月号より
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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