たっぷり作り置いてもおいしい煮込み料理は、冬の毎日の食卓をラクにしてくれます。料理研究家の若山曜子さんに、さまざまな楽しみ方のできるおすすめレシピを教えてもらいました。今回は、2日目は違う味でも楽しめる「鶏肉のバスク風煮込み」のレシピです。
鶏肉のバスク風煮込みのレシピ
野菜の濃厚な甘みと鶏肉のうまみをギュッと凝縮
●材料(3~4人分)
鶏骨付きぶつ切り肉…700g
塩…7g(肉の総重量の1%)
粗びき黒こしょう…適量
薄力粉…適量
玉ねぎ…1 個
パプリカ(赤)…1 個
にんにく…2かけ
トマト…中4個(またはトマトピューレ400g)
生ハム…3 ~ 4 枚
白ワイン…100mL
タイム…1 枝
粉唐辛子…小さじ1 ⁄ 2
オリーブオイル…少々
●作り方
1.鶏肉は塩、こしょうをして、薄力粉をはたく。玉ねぎは薄切りに、パプリカは細切りに、にんにくはみじん切りに、トマトはざく切りにする。
2.フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏肉を入れ、強火で焼きつけ、とり出す。生ハムを適当な大きさに切ってさっと焼く。
3.2のフライパンに玉ねぎ、パプリカ、にんにくを入れ中火で炒め、玉ねぎがしんなりしたら白ワインを入れて沸騰させ、トマト、タイムを加えてふたをして15 分ほど煮る。2の鶏肉と生ハムを加えてふたをしないで10 分ほど煮る。仕上げに粉唐辛子をふり、器に盛って適当な大きさに切ったタイムの枝(適宜・分量外)をのせる。
2日目はこれ! 「チリコンカルネ」
+豆&スパイスでメキシカン風が楽しい
●材料(2人分)
「鶏肉のバスク風煮込み」…半量
金時豆(またはキドニービーンズ・乾燥※)…50g
ベーコン(またはパンチェッタ)…50g
ししとう…6本
赤唐辛子…1本
クミンシード…小さじ1/4
A
シナモン、カレー粉…各小さじ1 ⁄ 2
チリパウダー…小さじ1
ローリエ…1 枚
トマトケチャップ…大さじ1
塩…小さじ2/3
こしょう…少々
オリーブオイル…適量
トルティーヤ、ピザ用チーズ、香菜…各適量
●作り方
1.豆は3倍量の水に浸し、一晩おいて戻す。ベーコンはみじん切りに、ししとうは種を除いてあらみじんにする。唐辛子は半分に割って種をとる。
2.フライパンにオリーブオイルを熱し、ベーコン、クミン、唐辛子、ししとうの順に入れて中火で炒める。
3.バスク煮の鍋に、トマトケチャップ、1の豆、A、ひたひたの水を加え、沸騰したら弱火にし、ふたをしないで煮汁がなくなるまで30 分ほど煮込む。塩、こしょうで味を調える。
4.トルティーヤに3をのせ、好みでチーズ、香菜とともに包んで食べる。
※金時豆は、水煮100gでも代用可
このレシピを教えてくれたのは
若山曜子さん
cooking: Yoko Wakayama photograph: Fukuo Miyuki styling: Yuko Magata text: Kaori Akiyama web edit & text : Liniere.jp
リンネル2018年3月号より
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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