日々の掃除をラクにするコツは、「掃除しやすい環境をつくる」こと。先回りのひと手間で、汚れがたまらない家をつくりましょう。
習慣化することで、自分がラクになります
掃除の手間を減らすための工夫をいくつも取り入れているマキさん。そのひとつが、「掃除しやすい環境をつくる」ことです。「いざ掃除をしよう! と思ったときに、床やキッチンカウンターにものがあると、まずそれらをどける作業から始めないとならない。それだけでハードルが上がりますよね。ものがなければ、拭き掃除も掃除機をかけるのもラクだし、見た目にもすっきり。掃除やメンテナンスの手間を省きたいので、うちではソファやローテーブルも置いていません」
水アカやぬめりがたまりやすい水回りは、コップやボトル類をすべて〝浮かせて収納〞することで、あらかじめ汚れがつくのを防止。これも日々の掃除の負担を軽くするためのポイントです。掃除しやすい環境が整ったら、次は「ささっと掃除」を意識して。キッチンの油はねはその都度拭き取る、排水口の汚れをティッシュで取り除く……などのプラスアルファで、大がかりな掃除をしなくてすむようになります。
「大切なのは、汚れがつく前に“先回り”すること。キッチンカウンターを拭くのも、ティッシュで排水口のごみを取るのも、1分もかかりませんよね。わずかな手間でラクになるんだと体感できれば、ちょっとだけがんばってみようかな、と思えるはず。何も考えなくても“料理+30秒の拭き掃除”をワンセットで行えるまで習慣化すると、掃除は苦じゃなくなりますよ」
ほこりが気になるテレビボード掃除をラクにするコツ
テレビボードにマイクロファイバーのクロスを入れておき、ほこりが気になったときにさっとひと拭き。
ルンバやスティック掃除機が使いやすいフロアの工夫
床にものを置かず、家具も足付きを選ぶことで、ルンバもスティック掃除機も奥まで入りやすくなります。
心地よい研究会の5人と作った「暮らしが整う家道具」の紹介動画はこちら
「心地よい暮らし研究会」と、暮らしが整う家道具、つくりました。
photograph:Keiko Ichihara text:Hanae Kudo web edit:Liniere.jp
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マキシンプルライフ研究家・時産アドバイザー
夫と二人の娘と暮らすワーキングマザー。SNSやブログ、YouTube「エコナセイカツ」を通じて心地よく生きるための家事のコツを発信。より良い暮らしについて考える「心地いい暮らし研究会」メンバー。近著に『これからの人生を豊かにする 時産』(文藝春秋)。著書は14冊、累計発行部数29万部。
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