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【開運パワースポット 関西・奈良】 薬師寺:yujiさん・仁田さんの福めぐり第7回 【開運パワースポット 関西・奈良】 薬師寺:yujiさん・仁田さんの福めぐり第7回

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連載 #いま行くべき開運パワースポット yujiさん・仁田さんの福めぐり

みなぎる龍神エネルギーがご開帳

まさに辰年にふさわしい、鎌倉時代から続く龍王社祭が始まりました。荘厳な金堂や国宝の東塔と比べて、境内の南側にひっそりと鎮座するのが「龍王社」。祭神は天武天皇の子、大津皇子です。

 

大津皇子の供養と、稲作に必要な降雨を願う龍神信仰が結びつき、千年続く祭礼として毎年行われています。必ず季節の花のオニユリと蓮を供えるのがしきたりで、その理由は今も解明されていないとのこと。

 

仁田 「オニユリの花言葉は賢者。恐れや不安を勇気に変える強さの象徴なので、龍神さまに願いを請う祭祀にふさわしい気がします」

龍王社の扉が開くのは1年に1回だけ(しかも祭祀の40分ほど!)。1年の間に社殿で蓄えられたパワーが一気に空へ解放されて龍神さまに合図を送る、そんな不思議な感覚でした。

お供物の中央には、かぼちゃをくり抜いて輪切りのなすびを串刺したものがありました。こちらは雷様の「でんでん太鼓」を表しているそう。まさに天空の龍神さまにぴったりのお供物!

高次 「昔から稲作を営む人にとって雨は命綱。御祈祷で雨を降らさなければ寺院の沽券にも関わりました。だからこそ、こちらも必死。この御祈祷で雨が降らなければ、このご祈祷……というように僧侶は必死に祈っていたんです」

 

仁田 「農家さんには死活問題ですもんね。地元の人の代わりに龍神さまへ取り次いで、恵みの雨を呼ぶのが薬師寺の存在だったんですね」

 

高次 「はい、まさに龍王社祭は五穀豊穣のための儀式。豊かさを招くためのものなんです」

 

天気のことを龍王社で祈ることで、今まで多くの雨天に変化がありました。境内で催される野外コンサートの際も大雨がスーッと晴れたり、面白い出来事が多いそう。

次のページ天界のケアラー、薬師如来さま

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