LIFESTYLE
:【モデル・高山都さんの最近の暮らしとおしゃれ】 日々を豊かにアップデートする、今のお気に入りをたくさん教えてもらいました!
LIFESTYLE
:5冊目となるエッセイ本が発売早々完売店が続出となった高山都さん。等身大で綴る日常に多くの人が励まされ、泣いたり、笑ったりと、大きな感動を与えています。
最近では夫婦でアトリエを構え、さらに仕事のメリハリがついたとのこと。
新刊でも登場しているこちらの別宅にお邪魔して、今回は都さんのアップデートした暮らしやおしゃれについて伺います。
お話を伺ったのは…
● LIFESTYLE
自宅の他に秘密基地をつくって広がった、夫婦の新しい暮らし
タイムリーなことに友人が借りていたマンションを引き継げることになり、とんとん拍子で入居できたのは7月の頃。自宅はクラフト感あふれる家具が主役ですが、アトリエはインダストリアルな空間で、シンプルなので誰でも過ごしやすい仕事場に仕上がりました。
[KITCHEN]
イメージしたのはヨーロッパのアパルトマンの台所
都さんといえば、やっぱり手料理! ということで、アトリエのキッチンもしっかり充実しています。イメージしたのはパリのアパルトマンにあるような素朴なキッチン。もとから備わっていたという淡いグリーンのタイルがいい味を出しています。
自宅同様、ここでも愛用しているのはル・クルーゼ。シックなカラーが好きなので、黒や白、グリーンがお気に入りです。特に黒は焦がしても目立たないので重宝しています。
[FURNITURE]
アンティークショップで即決したインダストリアルなテーブルと椅子
アトリエの家具の大半は富ケ谷のヴィンテージショップ「Couscous」で購入。
こちらはドイツやオランダのヴィンテージ家具を扱うショップで、達郎くん好みのインダストリアルなデザインがそろっています。今回、椅子はすべて違う色にして、そこにベンチを加えました。これから少しずつ買い足していくつもり。
ちなみに店頭では達郎さんも驚くほど都さんは即決だったとか。新刊で紹介されている「これがいい!」精神はアトリエでも発揮されています。
[ART]
つながりも大切にしたいお気に入りのアートを飾る
ヴィンテージ感の漂うアトリエに、静かに呼吸しているような存在感のヒノキやシイの木のオブジェ。これは高知県に工房を構える作家・高橋成樹さんの作品です。
実際に工房を訪れて、作業する様子を見せてもらってから、夫婦でますますファンになりました。今では家族ぐるみの付き合いです。そこに、友人から新居祝いにもらった花器を置いたり、土佐和紙で作られたhance.farさんの作品を飾ったり、居間は自然に近い空間になりました。
● FASHION
この冬にたくさん着たい「清水買い」のとっておきアウター
高山都さんの装いを見ていると、おしゃれを心底楽しむ様子がいつだって伝わってきます。流行のなかに必ず自分らしいテイストを取り入れて、カジュアルでもシックでも、どんな服装にも茶目っけのある都さんらしさが光る。
今年の冬のおしゃれを伺うと、うれしそうに1枚のアウターを見せてくれました。“清水買い”したというドリス・ヴァン・ノッテンのピンクのブルゾンです。
ピンクのシャツと合わせて、ニットキャップをかぶれば、スポーティながらも都会で楽しめるカジュアルルックの完成。大ぶりなパールのピアスを取り入れて、アウトドア感が出すぎないように気をつけているのも都さんらしいおしゃれのポイントです。
彼の大ファンだったから、最後の彼の仕事(前期で退任)を、リスペクトを込めて買っちゃいました!
こういう部分が、人や物づくりに対して確固たるリスペクトを持つ都さんの素敵なところ。汚れが目立たない色や、コンパクトにまとまる薄手の素材は、まさに旅にうってつけ。
重いアウターは年々着られなくなってきたそうで、この一枚は寒さが残る春のヨーロッパに持っていきたいと教えてくれました。
買い物で奮発すると改めて仕事もがんばれると話すキュートな都さんです。
[ACCESSORY & WATCH]
着こなしを格上げしてくれるアクセサリー & 時計
都さんのファッションのスタメンとなっているのが、シルバーのアクセサリーたち。ゴールドをつけることもあるけれど、昔から凜としたシルバーのバングルやリングが好きだという都さん。
そんなアクセサリーに合わせて左手に光るのが「ロレックス」のエアキングです。32mmのボーイズサイズは、きれいめな装いにもうまくなじんでくれるそう。
少し伸びたボブの髪にハマる「ripmon」のパールピアスも、都さんの横顔を上品に彩っていました。
[CASHMERESTOLE]
毎年アップデートする定番カシミアのストール
都さんが毎年アップデートするアイテムのひとつに、カシミアの大判ストールがあります。
30歳を過ぎて軽くて暖かな肌触りの虜になり、「ジョンストンズ」や「ジョシュアエリス」のトラッドなチェックを少しずつ集めているそう。ユニセックスで使えるデザインだから、夫婦でシェアできるのもうれしいところ。
最近は、秋冬春の3シーズンにわたって使えるグレーのストールがいかに重宝するかを実感しているそうです。
[JAPANESE CLOTHING]
冬のイベントにも取り入れたい和装の楽しみ
今年の冬は洋服も着物も同じくらい着たいです。どちらにも使えるコートをオーダーメイドしたので、それをはおって出かけるのが楽しみ。
そうサラリと言えるほど、普段の生活に和装がすっかり浸透した都さん。
41歳で始めた着物道は、今やひとりで着付けて映画館などに出かけられるほど上達。ちょっとしたルールはあるものの、洋服みたいに体型や年齢にとらわれないで楽しめるのが着物の醍醐味だそう。
普段はワンピースやジャケットで出かけるパーティも着物という選択肢が増えました。
新著『高山都、もの語りひとりごと、ふたりごと』
高山都さんの記事をほかにもチェックする!
photograph:Tatsuro Yasui hair & make-up:TOMIE text:Tokiko Nitta
リンネル2025年2月号
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アトリエがほしいと夫婦で話し始めたのは2023年の末くらいから。自宅撮影が多いので、そのたびに荷物を片付けるのが大変になってきて。物を減らしたい人間じゃないけど、さすがに部屋が埋め尽くされすぎだな、と思って。それは達郎くんも同じで、オンオフの境目を少しつくろうか、となりました。