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:「人付き合いでどっと疲れる」「作り笑いしてしまう」 人見知り漫画家わたなべぽんさんに聞く、人間関係がラクになるヒント
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子どものころから人見知りだったというエッセイ漫画家・わたなべぽんさんが、「人付き合いで疲れてしまう……」というあなたに、やさしいアドバイスをお届けします。がんばりすぎてしまう人にこそ読んでほしい、少しラクに人付き合いできるヒントがいっぱい。
お話を聞いた
わたなべぽんさんProfile
漫画家。累計34万部のヒットとなった『スリム美人の生活習慣を真似したら1年間で30キロ痩せました』シリーズ、『ダメな自分を認めたら部屋がキレイになりました』シリーズなど著書多数。
お悩み1:相手に言われたことをいつまでも引きずってしまう
A. 気にしてしょんぼりせず、
スルーするスキルを身につけよう
いやなことを言ってくる人はいますよね。
でも、それをずーっと考えていても、ムダなんです。私はいじわるをされてもいつも通りに応対したり、次に会ったときにむしろ大声で自分からあいさつするようにしています。
自分を責めるよりも、うまく距離をとるスキルを身につけることが先決です。


いつの間にか友だちにダメ出しされるパターンになり、それが辛くて距離をとってきたぽんさん。でもきっかけは自分なのかも?
©わたなべぽん/KADOKAWA
お悩み2:作り笑いをしてしまう
「特に初対面のときは、きらわれたくないのもあって、いつもつくり笑いしてしまいます。かえって悪印象をもたれることもあって、どうしたらいいか悩みます」
A. 笑顔をつくるよりも話を聞く姿勢が大切
私もつくり笑いをして、ヘラヘラしているなどと指摘されたことがありました。
今は、無理に笑わなくてもコミュニケーションが取れることがわかったので、本当に楽しいときだけ笑っています。笑顔をみせることではなく、ちゃんと人の話を聞くほうがコミュニケーションとしては大切。そのほうが自分も楽しく過ごせるはず。

お悩み3:友だちに、なんだかいつも説教されている気がして、疲れます
「友人Aは、リーダータイプでちゃきちゃきした性格。二人で会話していると、なんだかいつも私が叱られる展開になって疲れます」
A. 自虐にならず、素のままの自分で接してみては?
私もそういうことがありました。
でも、考えてみると会話のすき間を埋めようと、自虐やダメな話を自分から持ち出していたことに気づきました。自虐や悩み事を話のネタにしているのはよくあるパターン。
いったんできてしまった関係は変わりづらいかもしれないけれど、素のままの自分を心がければ、相手も変わるかも?


アドバイスされそうになったら、さりげなく話題を変えて楽しい話にもっていく。そんな工夫で今までの関係も改善されるかも。
©わたなべぽん/KADOKAWA
お悩み4:友だちにマウントをとられる
「友人C子と話すといつもさりげなく自慢話になっていて、マウントをとられた気分です」
A. 相手の心境を考えてさらっと受け流す
マウントされてムッとすると思いますが、言い返さずに『へーすごいね』と、さらっと相づちを打っておくのが賢明かも」。
あまりしつこかったり、悪意を感じるときは距離を置いたほうがいいと思いますが、そのときも「彼女はマウントをとらずにはいられない心境なのかも……」と考えればそれほど腹も立たなくなるはず。

お悩み5:楽しいときにしゃべりすぎて後悔
「女子会や飲み会のあと、楽しいときほど帰ってから、『あれ余計なこと言ってなかったか?』『●●さん怒ってないかな』と心配になってしまいます」
A. 楽しい時間だったのなら気にしないでもOK
私もお酒を飲んで帰ってきたあとなど、ひとり反省会をしています(笑)。
でも、楽しい席だったならだいたいこちらが心配しすぎているだけです。
もし気になる場合は「今日はありがとう、無事に帰りました。楽しすぎてたくさんしゃべっちゃった」など、さりげなくフォローのメッセージを入れておくのがおすすめ。

人付き合いにおすすめのわたなべぽんさんのコミックエッセイ
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composition & text:Ema Tanaka illustration:Pon Watanabe
リンネル2025年7月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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「苦手な人に言われた、ちょっとした言葉がすごく気になって、いつまでも引きずって考えてしまいます。そんな自分を変えたいです」