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【映画『コール・ミー・ダンサー』インタビュー】 親子でぜひ観たい、インド人ダンサー、マニーシュ・チャウハンさんが夢を追いかけ続ける姿 【映画『コール・ミー・ダンサー』インタビュー】 親子でぜひ観たい、インド人ダンサー、マニーシュ・チャウハンさんが夢を追いかけ続ける姿

人生を変えた、師匠との出会い

コールミーダンサー

バレエと同時に、マニーシュさんにとって大きな出会いとなったのはイェフダ先生との出会い。マニーシュさんは身体能力の高さによって、クラシックバレエの基礎を短期間で習得します。

「先生はもはや家族です。僕の家族全員とも仲がよく、現在81歳ですが教鞭を執り続けたいと話しています。僕の家族が“一緒に暮らせば全部面倒を見る”と言ってくれているのですが、ベッドから立ち上がれなくなるまで教えたいと言っています。ちょっと頑固なところもある方なので(笑)。でも本当に、スタジオで音楽を聴いてバレエを教えるのが大好きなんですよね。彼との出会いで、僕の人生は変わりました。インドの人たちにバレエというものが存在していて、バレエを踊る人になれるという夢を持つことを教えてくれたんです」

コールミーダンサー

生徒たちから怖がられていたイェフダさんも、マニーシュさんとの出会いによって、どんどん変化していったそう。

「イェフダさんはココナッツみたいな人だと、いつも思っているんです。外側は硬くて内側は柔らかい。タフに見える人は、柔らかい側面を持っている人が多いんじゃないかなと思うんです。レッスンは厳しく、体も大きいので、最初は他の生徒たちもみんな怖がっていましたが、彼は本当に知識の宝庫なんですよね。経験値も高く、僕らに教えてくれようとしていて、それと同時にすごく実用的な考え方をするし、理解をしようともしてくれます。

インドのカルチャーについてもだんだん知ってくださって、お祭りに参加したり、インド料理も大好きで、僕にオーダーすることも多いんです。インドのカラフルさを愛しているし、クルタのようなインドの服も身につける。ゆっくりとインドに染まっていってくださっているんです」

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