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【映画『キノ・ライカ 小さな町の映画館』】 共同経営者のミカ・ラッティさんが語る、アキ・カウリスマキ監督とフィンランド・カルッキラ 【映画『キノ・ライカ 小さな町の映画館』】 共同経営者のミカ・ラッティさんが語る、アキ・カウリスマキ監督とフィンランド・カルッキラ

オープンから3年。現在のキノ・ライカは?

劇中に登場するアキ監督。© 43eParallele

映画はキノ・ライカが完成したところで終わりますが、オープンから3年経った現在の姿は?

「バーは初めからありましたが、テラスをオープンしてひさしを作ったり、キャビネットという別の部屋を用意して、そこにイベントで使えるような場所を作ったり。最初はとにかくひとつひとつやっていくので精一杯でしたが、今は少し余裕が出てきたので、コンサートの企画を毎月のようにしたり、いろいろな企画ができるようになってきています。

地元のお客さんはもちろん、世界中の人が来てくれるようになりました。日本からもたくさん来ていただいて、本当に素晴らしいことだと思います。あとは犬! うちの映画館は“世界で一番犬に優しい映画館”と謳っているのですが、犬と一緒に映画を楽しんでいる方もいます」

劇中には、アキ監督の盟友、ジム・ジャームッシュ監督も登場。© 43eParallele

キノ・ライカでの仕事が大好きだと語るミカさん。

「カルッキラで映画館をやることがとても大事なことだと思っています。特に人々がここに来て、楽しく豊かに過ごしてくれることがとても大事ですし、私はそのためにできることを最大限にやろうと思ってやっています。こうして日本の方々からインタビューを受けること自体、予想もしていなかったとても大きな広がりです。アキのファンの方、あるいはそうでない人もカルッキラのキノ・ライカに来てくれて、やっていてとても楽しいです」

カルッキラ在住の日本人の篠原敏武さん(左)が歌う音楽も印象的。アキ監督のプロデュースで3枚のCDを出している。© 43eParallele

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