FASHION
:スタイリスト玄長なおこさんの着るSDGs Vol.5「残暑もさわやか“紙”の服」
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:地球環境のために、私たちができること。おしゃれを楽しみながらSDGsに貢献できるものを、人気スタイリストの玄長なおこさんがご紹介します!
Vol.5
「残暑もさわやか“紙”の服」
「夏といえばリネンのイメージが強いと思いますが、昔から日本に馴染みのある“和紙”も実は夏に最適な素材。天然素材でありながら、UVカット、消臭、優れた通気性、吸水・速乾・軽量など多くの機能を持っています。もちろん紙は地球環境に優しいサステナブル素材。
日本が誇る和紙は、繊維としての機能性が高い上に生分解性が高く、土の上におけば2〜3か月で微生物に完全に分解されて栄養になります。またなかには間伐材を使用した和紙の布も。間伐は森林や地域の環境を守るためにも大切なので、もっと活用されてほしいですね」(玄長さん・以下同)。
というわけで今回は、紙素材を使った2つのアイテムをピックアップしました。
玄長さんおすすめ①
UNDERSON UNDERSONのシャツ


「エシカルブランド、nee meeとのコラボアイテム。透け感があるシャツは、ノースリーブにさらっとはおるのにもおすすめ。ノースリーブやキャミが苦手な人は、こんな上品な透け感のシャツがあると便利ですよね。長袖ですが紙素材ならではの涼しさで、日除けや冷房対策としても夏から大活躍します。やさしい色合いで、ゆったりしたシルエットで着心地も◎」
二酸化炭素を吸収する速度が低下した成長しきった樹木は、建材等に加工されます。その加工の際に余った部分をパルプ化し、抽出したセルロースで作られた和紙がUNDERSON UNDERSONが活用するWASHIFABRIC®の原料に。
玄長さんおすすめ②
WHITE MAILSのカフタンドレス


「動きやすく、着心地にこだわったシルエットが特徴。これってすごく大切なことで、着やすくてストレスがないということは、長く愛用するためにも大事なポイントだと思っています。また環境に優しい素材を使うことはもちろん、余り生地を削減するパターンを採用しているところは、今のフードロス問題と同じですよね。これからのものづくりには大切な『つくる責任』の視点をきちんと取り入れているブランドだと思います」
先染め織物の産地である兵庫県・西脇で生産。旧式の低速織機で時間をかけて織り上げています。よい意味で和紙らしさが表れすぎないように着心地や肌触りを重視しており、玄長さんも最初「和紙を使っていると気づかなかった」と言うほど柔らか。

text:Miho Arima
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