自分が好きだと思う場所やインテリアが、家の中にある喜び。そんな理想=アイデアを実現している素敵なあの人の、愛着の湧く空間とは――。
整理収納コンサルタント・本多さおりさんの愛着のある住まいづくり
PROFILE
暮らしをシンプルに楽しむための整理収納を提案。 著書に『もっともっと知りたい無印良品の収納』(KADOKAWA)など。2児の母。
仕事スペースを設けて
自分に戻れる場所を確保
新居ができるまで実家に身を寄せていて、自宅のダイニングテーブルを仕事用デスクとして置かせてもらっています。PC台は豊橋木工のスラントアップという商品。子どもの勉強用に作られたそうですがノートPCにもぴったりです。机上や右手の引き出しは無印良品のものを愛用中。仮住まいでも、この空間は作業がしやすく、お気に入りの場所になりました。
モデル・浜島直子さんの愛着のある住まいづくり
PROFILE
ポジティブなキャラクターとセンスのよいライフスタイルが支持され、女性 、テレビ、ラジオなどで活躍。instagram:@hamaji_0912
一時置き場を見直したら
いつもすっきり
ACMEにセミオーダーでお願いしたシェルフを寝室に設置。上段は脱いですぐクローゼットにしまいたくない洋服をささっと畳んで置いたり、下段にはごちゃごちゃしがちな部屋着などをフタ付きのカゴへポンと入れています。ものの一時置き場を設けたことで、散らかり度合いが軽減され、ストレスフリーになりました。
インテリアスタイリスト・大谷優依さんの愛着のある住まいづくり
PROFILE
『リンネル』をはじめとした女性誌を中心に、ナチュラルなインテリアや雑貨の空間スタイリングを手がける。instagram:@otaniyui
インテリアのルールは、
好きな場所に好きなように置く
愛着のある空間を作るには「好きなものを好きなように置く」が一番かなと。たとえばたくさんアートを飾りたいなら、素敵に飾れなくても、高級じゃなくても、好きならOKと思っています。写真はスタイリングを担当したLIFE LABEL IDEEの「HOUSE CANVAS」の家。家は自由であることのワクワク感を表現してみました。
アフタヌーンティー・坂下真希子さんの愛着のある住まいづくり
PROFILE
ウェブサイト「外の音、内の香」で連載。著書に『パンによく合うかんたんサラダ弁当』 (立東舎)。インスタグラム @donuts1010 も人気。
透明ケースに入れ替えて
すっきり、使いやすいキッチン
たくさんある調味料や乾物は透明な容器に移し替え、システムキッチンの引き出しの中に収納。神奈川のマンションでは100円均一ショップ「セリア」で購入したケース、週末を過ごす山梨の家では「IKEA」のケースに統一して入れています。上から見えるので何が入っているのか一目瞭然。作業がはかどります。
『リンネル』編集長・西山千香子の愛着のある住まいづくり
PROFILE
『リンネル』と『大人のおしゃれ手帖』の編集長を兼務。住む人の心地よさを追求した「カーサリンネル」プロジェクトにも参画。
人が集う、理想の
広い土間空間を実現
アイデアを出し、このたび竣工した「カーサリンネル」。コンセプトのひとつである“人が集える家”を体現しているのが玄関の広い土間。来た人がお茶を飲んだり、子どもたちが遊んだり、小さな週末ショップを開いてみたり。家がより楽しくなる理想の空間だなと感じています。
「ten」店主・山本沙枝さんの愛着のある住まいづくり
PROFILE
アパレルで長く働いたあと、2019年2月に清澄白河の隅田川沿いにセレクトショップ「ten」をオープン。www.10-tokyo.com
リビングの真ん中の
床の間のような空間
もともとパートナーがリノベーションした家なのですが、ここだけは私の好みばかりを並べた空間に。ワントーンの室内に、ブルーの花器を置いたり、ブックフェアで購入した画集を切って飾ったり。床の間的で気に入っています。
スタイリスト・玄長なおこさんの愛着のある住まいづくり
PROFILE
北海道出身。夫と娘の3人暮らし。『リンネル』ほか、さまざまな雑誌でスタイリングを担当。等身大で自然体のコーディネートで人気。instagram:@naokogencho
食卓の素敵さもキープ
子どもと使えるお皿選び
5歳の娘が、皿洗いや給仕を率先してやってくれるのですが、扱いにいつもヒヤヒヤ。そんな中、グレーとイエローのトーンがかわいいスタディオクリップの食器は、インテリアにもなじみ、軽くて重宝。国産の美濃焼というのもうれしい。
料理ユニット井上豪希さん、桃子さんの愛着のある住まいづくり
PROFILE
豪希さん(料理・プロデュース担当)と桃子さん(企画担当)でてとてと食堂を主宰。株式会社TETOTETOとして企業のブランディング、商品開発も行う。
大きなリビング奥の
くつろぎソファスペース
多いときは年間100日も自宅に人を招くことがありますが、私たちも一緒に楽しんでしまうので「疲れる」という感覚は特にないんです。そんな中、午前中や、夫婦二人でゆっくり過ごせる時間があるときのくつろぎの場所は、リビングの一番奥。光のさし込むソファに座るのが落ち着きます。まだ肌寒いこの時期は、昔なつかしいアラジンの石油ストーブを焚きながら、猫の“ハナビ”と一緒に座って映画を観たり。私がくしゃくしゃにハナビを触るので、毎度嫌がられたりも(笑)。(桃子さん)
web edit:Masako Serizawa
リンネル2020年4月号より
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