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サウナにはどんな効果がある? 「サウナで心も体も変わります」 清水みさとさん×サウナ文化研究家・こばやしあやなさん対談vol.1 サウナにはどんな効果がある? 「サウナで心も体も変わります」 清水みさとさん×サウナ文化研究家・こばやしあやなさん対談vol.1

連載 #清水みさとの食いしんぼう寄り道サウナ

自分と向き合うことで、体調管理も

こばやし:フィンランドで、週4回以上サウナに入っている人は週1回の人と比べて、心血管の疾患や脳卒中などになる確率が約60%下がるというデータがあって。もちろんサウナだけが理由ではないと思いますが、サウナを自分の生活に組みこむことで、心身のコンディションが変わるという証だと思うんです。
また同じく、運動した方がもちろん体にはいいんだけど、運動をまったくしない人がサウナに入るか入らないかなら、入る方がいいという研究もあります。運動習慣ってそんなに簡単に変えられないじゃないですか。

 

清水:頑張らなくても体にいいなら、サウナに入りたいですよね。私はサウナとお風呂だけは、罪悪感がないものだと思っていて。食べるのも好きですが、食べすぎると太っちゃうし、運動もやりすぎるとよくないじゃないですか。
でもサウナとお風呂は悪いことがひとつもない。気持ちがいいし、人にも迷惑かけない(笑)。

 

こばやし:客観的に見ると、みさとちゃんってもうサウナ中毒じゃないですか(笑)。でもサウナだから悪い目で見られないよね。

 

清水:そうそう。いいことしかないと思います。全部やりすぎってよくないのに、サウナだけはいい(笑)。

 

こばやし:サウナの入りすぎがいいか悪いかわからないけどね(笑)。

清水:普段、汗をかく機会って減っているじゃないですか。すべての場所が心地よすぎて、汗をかかなくてもいい快適な状況ができていると思うんです。でも、サウナはちゃんと極限に持っていってくれる。そういうことが人間には必要ですよね。

 

こばやし:こんなに暑い環境にいても、水風呂に入っても平気だということを、自分の体が知ることができる。フィンランドではこれを「レジリエンス」というのですが、恐怖や極限の環境に対する自分の心身の対応力のことで、こういうことも大丈夫なんだと知っていると、すごく寒いところで着替えることも水風呂よりマシだと考えると平気になるし、体もそれに適応している感じがありますね。

 

清水:大事ですよね。自分の限界を広げた方が、全部楽になる。

 

こばやし:それからサウナに恒常的に入っていたら、自分の体に向き合う時間が長いので、いつもと違う微妙な異変にも気がつきやすくなるというのもありますね。汗ひとつとっても、塩辛さが変わります。

 

清水:本当にそう! 私は前日にしょっぱいものを食べると、しょっぱい汗が出ます。ときどき汗をなめて判定しています(笑)。

 

こばやし:私は自宅のサウナがベースで、同じようなコンディションで毎日入っているけれど、10分いられる日と早く出たくなる日がある。体調で違いがあるんでしょうね。

 

清水:あと、温めて冷やすというのが健康のために必要だと思うから、水風呂は必須! もし無理ならシャワーでもいいですよね。

 

こばやし:私は人間の体ってうどんみたいだと思っていて。茹でた後に水にさらすと、コシが出るみたいに。

 

清水:私もそれ思っていました(笑)!

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連載 #清水みさとの食いしんぼう寄り道サウナ

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