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2LDK 63㎡ 都内ヴィンテージマンションに3人暮らし。趣あるインテリアと余白を大切にした空間づくり(素敵なおうち訪問:長野宏美さん宅前編) 2LDK 63㎡ 都内ヴィンテージマンションに3人暮らし。趣あるインテリアと余白を大切にした空間づくり(素敵なおうち訪問:長野宏美さん宅前編)

連載 #素敵なおうち訪問

アーチが特徴の広々としたキッチン

ヴィンテージマンションの入り口にアーチがあるキッチン
取材で地方に行った際、道の駅などで買った珍しい野菜などを帰宅後に料理することも楽しみの一つ

リビングに隣接するキッチンは、アーチ状の入り口が特徴的なデザイン。

「家族ができたら料理をする頻度も増えると思い、モチベーションが上がるような広いキッチンがあるお家に住めたらいいなと思っていました。部屋選びの際にも、このキッチンの存在は大きな決め手になりました」

ヴィンテージマンションのキッチン

タイルや木扉など、もともとのキッチンの雰囲気を生かしつつ、黒の家電などで落ち着いた空間に。広いだけではなく、たくさん収納があるところも使い勝手◎なポイントだそう。

そして、長野さんが一日のなかでも大切にしているお茶の時間。シンク上の一等地に、お気に入りの茶器たちがきれいに収納されています。

ヴィンテージマンションのキッチン

余白を大切にした空間づくり

編集者・長野宏美さんのヴィンテージマンションのインテリア

まるでアートギャラリーのような住まいですが、「生活感のない空間の方がいい、とは思っていません」と話す長野さん。何より大切にしているのは「余白」を残すこと。

「ちょうど最近、夫とも『余白って大事だよね』と話していたんです。雑誌などで素敵なお宅を見ると、広い空間に少しずつものが置いてあって、その余白がいいなと。ただ都内の賃貸マンションだと空間が限られるので、ついついものを詰め込みがちになるんですが、本当は収納から出したいものがあっても、そこはぐっと我慢。たとえば、以前はレコード棚の上にたくさんの植物を置いていたんですが、少しごちゃついてる気がして、場所を変えてみたらしっくりきました。お気に入りのものを並べたい気持ちと空間の心地よさ、そのバランスをいつも大切にしたいと思っています」

編集者・長野宏美さんのヴィンテージマンションのインテリア
レコード棚のタイル部分には植物をたくさん置いていましたが、現在は照明だけ

また、昔から必要になるまで買わない、本当に気に入ったものだけを迎えるということを大切にしている長野さん。

「大きな買い物をするときこそ、『これだ!』と思えるものに出合えるまで買わないようにしています。一人暮らしを始めた20代前半の頃から、“とりあえず”買うことをしないようにしてきました。欲しいデザイナーズ家具やヴィンテージ家具があるなら、買えるまで我慢します。そうやって一つずつお気に入りを揃えていくことで、自然と部屋の雰囲気にも統一感が出て、自分や家族にとって心地よい空間ができあがっていく気がします」

長く大切にされてきたおうちの中で、大好きなものに囲まれながら、余白を大切に暮らしている長野さん。もの選びの基準や空間づくりには、心地よい住まいをつくるヒントがたくさん詰まっていました。

次回は、夫婦で手がけたこだわりの賃貸DIYとその工夫について教えていただきます。

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photograph:Tsubottle edit & text:Riho Abe illustration(間取り):Kayo Yamaguchi
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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