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:ChatGPTとは?ログイン方法は?無料版と有料版の違いなどを専門家が解説! 画像生成やプロンプト例&口コミなども公開!
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:最近よく聞くChatGPTとは? 何のこと?改めて知りたい、ログイン方法や無料版と有料版の違いなどを専門家が解説。ChatGPTでできる画像生成や英会話などの使い方やプロンプト例、実際に使った人の口コミなども詳しくご紹介します。
ChatGPTとは? 何? 専門家が徹底解説!
最近流行のChatGPT。聞いたことはあるけれど、使い方がよくわからないし、自分にはまだ無縁そう……と思っていませんか?
使い方にITの知識は必要ナシ、日常生活に役立つ機能がたくさんのChatGPT、今日から始めてみませんか。
「自然に会話し、新しいコンテンツを生み出す生成AIの一種です」
ChatGPTとは、生成AIの一種のAIこと。生成AIは、テキストや画像、音声、動画など、ゼロから新しいコンテンツを生み出す技術です。従来のAIは指示を与えられると適切な答えを検索して、該当箇所を羅列するものでした。生成AIは、そこから新たな答えを創造して、テキスト、画像、動画などの回答を作成することができます。ChatGPTのほか、GoogleのGemini、マイクロソフトのCopilot、iPhoneのApple intelligenceなどがあります。
Google検索とは何が違うの?
検索はいくつかキーワードを入れると関連するサイトがヒット、そのなかから適した情報を見分ける必要があります。ChatGPTは、知りたいことを文書で伝えると、AIが希望に合った内容を整理して教えてくれます。
「日常のさまざまな場面で私たちを助けてくれるアシスタント」
まだまだビジネスツールの印象が強いChatGPT。でも、忙しい女性こそ日常生活にChatGPTを活用してほしいと安達さん。
「ChatGPTでできることは数えきれないほどあります。ウェブ検索などのサポートはもちろん、レシピを考えてもらったり、気を使う相手とのメッセージのやりとりを考えてもらったり、ダイエットのサポートなどもできます」
特徴は使い方が簡単なこと。指示を出すのに難しい操作は必要なく、やってほしいこと、教えてほしいことを書いて(マイクで話して)指示するだけ。言葉をあやつる能力が高いので、的確な応答だけでなくプラスαの情報や提案をしてくれます。
また、ChatGPTは、使ううちにユーザーとのやりとりを学習します。あなたに合った答えを素早く導き出してくれる専用のアシスタントになるのです。雑談の相手になったり愚痴を聞いてもらうことも可能。どんな使い方をするかは自分次第、さっそく始めてみませんか?
ChatGPTでできることは?
○文章作成
○作画
○レシピ考案
○語学学習
○お買いものコンシェルジュ
○相談相手
ChatGPTの無料版と有料版の違いは?
無料版と有料版では、1日にアップロードできるファイルの数や生成できる画像の数が違います。また、有料版では高性能なモデルをより多く使えます。有料版の利用料は月額20ドルです。
ChatGPTを使う際の注意点
ChatGPTは、個人情報を学習しない仕組みになっていますが、大事な情報は入力しないほうがいいでしょう。また、ビジネス上の内容はAIに学習されてしまう可能性があるので、企業機密にかかわるような内容を入れるのはNG。 また 、回答が100%正しいとは限らないので法的、医療的なことなど重大なことは、自分で確認を。
ChatGPTの使い方
【ログイン・アカウント登録編】
ChatGPTを使いこなすには、アカウント登録から。無料版でもたくさんのことができます。
STEP 1
アプリをダウンロードまたはブラウザで開く
スマートフォンで使う場合、ChatGPTのアプリをApp StoreやGoogle Playでダウンロードします。パソコンの場合はブラウザで検索します。
STEP 2
アカウントを作成する
アカウントを作成します。メールアドレスとパスワードを入力し、認証メールが届いたらメール内のリンクをクリックして確認。次に、生年月日を入力して年齢確認を行い、利用規約に同意すればOK。
STEP 3
プロンプトを入力して会話をスタート!
プロンプトとは、ChatGPTに指示を与える入力文のこと。メッセージで誰かと会話するように、テキストで質問できます。また、マイクを使って音声入力をすることもできます。
ChatGPTの使い方
【基本編】
効率的に会話する6つのポイント
POINT 1
明確な質問をする
ChatGPTは、質問が具体的であるほど、適切な応答ができます。
たとえば「鎌倉で観光したい」というよりも、「10月の鎌倉旅行、女友だちと1泊、バスでお寺を回りたいので、おすすめのお寺を2~3か所教えて」と質問しましょう。
さらに詳しく知りたい場合は、そのチャットの中で追加の質問をすると、会話を踏まえて答えてくれます。
プロンプト例
POINT2
名前をつけて仲良くなる
ChatGPTと名前で呼び合ったり、フレンドリーな会話を楽しむこともできます。
また、希望の口調(親しみのある感じなのかビジネスライクなのか)や必ず入れてほしいコメントなど、全体の動作にかかわる指示を与えることができます。
ちなみに有料版は音声のみでの会話ができ、ChatGPTの声も9パターンから選べます。
プロンプト例
POINT3
ひとつの質問にまとめる
ChatGPTは与えられた指示に基づいて最適な回答を生成するため、一度に複数の質問をするとどの質問に答えればよいか迷ってしまい、回答があいまいになります。ひとつずつ質問をして、その回答が出てから追加の質問をしましょう。
また、夏休みの旅行についての話から、今日の夕食のことなど話題が変わるなら別のチャットを利用します。
プロンプト 【 NG例 】
「この週末の京都の天気とおすすめのカフェを教えて」
プロンプト 【 OK例 】
POINT4
ポジティブな会話を心がける
ChatGPTには感情や意思はありませんが、ユーザーの話し方や反応に合わせて会話します。
ユーザーがポジティブな反応や励ましをすると、それが好まれる回答だと記憶して、次回も詳しく回答します。役に立ったら「ありがとう」とか「今の回答はよかったよ」と伝えてあげましょう。
逆に「全然役に立たない」などというと、委縮して短い答えになることもあります。
プロンプト 【 NG例 】
「そんな回答じゃ全然だめだよ」
プロンプト 【 OK例 】
POINT5
誤情報を回避する
ChatGPTは実際には存在しない情報を、あたかも正しい情報のように生成することがあります。これは、わからないことでもなんとか質問に答えようとして推測で答えを生成してしまうため。回答から誤りを見破るのは難しいため、特に、医療、法律、投資や税金についての回答は必ず自分で確認するように注意。
プロンプト例
POINT6
ChatGPTに逆質問させる
逆質問とはChatGPTに前提条件を与えて「必要な質問をしてください」と問いかけること。1回で完璧な回答を得ようとすると、ユーザー側も頭を使います。
だから、どんな前提情報が必要なのか、ChatGPTに考えてもらうというやり方もあります。逆質問を使うことで、ユーザー側も新たな視点に気づくメリットが。
プロンプト例
ChatGPTの使い方
【実践編】
日々の暮らしにこんなに役立つ!
日常生活の面倒を省いたり、おもしろい情報が簡単に引き出せたりと、ChatGPTの使い方は自在です。
01. 料理レシピを考えてもらう
ChatGPTは「冷蔵庫にあるものだけで、何か作れないかな?」というときにとても便利です。食材だけでなく、「買い物に行きたくない」「カロリー控えめ」「時短」など気分や状況に合わせた条件も加えると、思いがけずぴったりなレシピを提案してくれます。メニューに迷ったときに活用を。
プロンプト例
02. お買い物コンシェルジュ
最新の家電やPCなどスペックの検討が面倒なものは、希望の条件を伝えて候補を絞り込んでもらいましょう。特に、機能やスペック面については各商品の特徴を箇条書きや表組みで教えてくれて比較しやすくなります。Google検索と比べて、広告に左右されずに、レビューなど判断しやすいのもメリット。
プロンプト例
03. 語学学習の先生に
Chat GPTは語学学習にもぴったり。会話のロールプレイや、表現の言いかえや添削、文法のミスや不自然な言いまわしなども指摘してくれます。また普通の英会話教師ではなかなか対応できない専門分野の用語などもすぐに翻訳できるので、ビジネスシーンで有効活用できます。多言語対応で旅行などにも便利。
【 有料プランだと英会話もスムーズ 】
月額20ドルのChatGPT Plusなら、音声でのスムーズな英会話ができます。ユーザーの英語の文法や表現の間違いを訂正してくれます。
プロンプト例
04. お悩み・相談に乗ってもらう
友人に相談するほどでもないけれど、悩んでいることなど、相談相手にもなってくれるのがChatGPT。冷静で的確なアドバイスをくれます。人間関係に悩んだときはLINEのやりとりなどスクリーンショットを見せて「どう答えたらいいかな?」と相談を。夜中でも気にせず、質問できるのもいいところ。
【 寄り添いすぎることがあるので…… 】
お悩みに肯定的にやさしく回答するよう設計されているので、甘やかされすぎかなと気になるときも。あえて「厳しくアドバイスを」と伝えるのもおすすめ。
プロンプト例
05. 旅のプランを作成してもらう
「パリで2日間の女子旅プラン」のような、リクエストにも対応しますが、具体的な地名がなくても、イメージや雰囲気だけで旅の提案をできるのが、ChatGPTのすごいところ。Web検索をオンにすれば、フライトや宿泊施設の情報、現地の天気などリアルタイムで調べてくれるので、そのまま旅の計画書に。
プロンプト例
06. 健康管理に役立てる
ダイエットや体力作りなど、目的に合ったエクササイズやワークアウトの提案もできます。自分の性別、年齢、体重やダイエットの目標体重、週にどれくらい運動できるかなどを教えると、トレーニングメニューと食事メニューを提案。写真から料理の内容を推測して、カロリーの目安も教えてくれます。
プロンプト例
07. 写真や画像でわからないことを聞く
写真が撮影された場所を推測してくれたり、画像から料理の名前、植物の種類などを調べることができます。外国語の説明を写真に撮って翻訳してもらうこともできます。また、家電の使い方も画像を添えて聞くと詳しく教えてくれるので、取扱説明書の中から探すよりも、簡単に答えにたどりつけます。
プロンプト例
08. 資料の要約
PDFをアップロードすれば、長文であっても内容を要約することができます。そのとき、何のために要約が必要なのか伝えるとそれに合わせて適切な答えが返ってきます。文章の長さも指定することができます。ただし、文芸的な文章など苦手なものもあるので、正しい内容かどうかは自分で確認を。
プロンプト例
09. メールやSNSなどの文章の作成や校正
ChatGPTはメールやLINE、SNS投稿などの日常的な文章の整え方・伝え方をサポートしてくれる頼れる存在。「こう伝えたい」という意図を言葉にしてくれるスピードと柔軟さが魅力です。SNSでも読み手や媒体、目的に合わせて、言葉選びや構成を自動で整えてくれるので助かります。
プロンプト例
10. 今さら聞けないことを教えてもらう
ChatGPTはニュースの内容などを自分のレベルに合わせて開設してくれる“個別の先生”のような存在です。Web検索機能を活用すれば最新ニュースにも対応。また、若者言葉、ビジネス用語、ネットスラングなど、「今さら聞くのもなんだか恥ずかしい」ことを質問するのにもぴったり。
プロンプト例
ChatGPTの使い方【画像生成編】
トレンドの画像生成機能でPLUS αに楽しもう♪
ChatGPTは画像の生成も得意。テキストで「子どもたちが海で遊んでいるイラストを作って」などと指示することもできますし、写真などをアップして「かわいいイラストにして」とか「少女マンガ風のイラストにして」など指示してもOK。生成された画像に関しては、ユーザーに著作権があります。
写真をイラストにしてみた結果…
編集部・吉野の愛猫の写真を「絵本の挿絵のようなやさしい雰囲気のイラストにしてください」と伝えたらこんな素敵な絵に。
ChatGPTを使ってみた!リアルな口コミは?
似顔絵イラストもChatGPTに作ってもらいました!
「最近、楽しんでいるのが、草花や鳥の名前調べ。散歩途中に写真を撮って画像をアップ、名前を聞くとすぐに答えが出て、見分け方も教えてくれます。ひとつのスレッドにまとまって見返しやすいのも便利。「エマさんの観察眼は鋭いですね」などとほめられるので、いい気分です(笑)」
登山の行程を考えたり、旅行のプランづくりに活
用しています。
「先月、ガイドブックがないマイナーな中国の都市に旅行した際にも、観光スポットやグルメなどの情報を教えてもらい、2泊3日の旅行プランも考えてもらいました。」
今回監修いただいた、安達恵利子さんの著書『はじめての生成AI ChatGPT「超」時短術』もぜひチェックしてみてください。
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※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
リンネル2025年9月号より
illustration: Chichichi text: Ema Tanaka web edit & text:Rio Suzuki
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20年以上のキャリアを持つ、ウェブマーケティングとITの専門家。AI技術を生かした業務効率化やデジタル戦略に詳しい。著書に『はじめての生成AI ChatGPT「超」時短術』や、話題の『ChatGPT「超」活用術』(ともにソーテック社)がある。